♪ 立春の次は雨水やコマ落とし乱れ季節の須臾に過ぎゆく
柚子を頂いたので、ゆず風呂も考えたが、ゆずジャム(マーマレード)を作ろうと思った。カミさんが柚子のピールというのもあって、売ってるというのでそれも作ってみるかと・・。
カミさんが卓球の練習に言っている間に、ネットで作り方を観て早々に作ってみた。小さので夏ミカンの皮とは何かと勝手が違う。
半分に切り汁を絞って、種と中袋を取り出し、細かく細きりにして・・。種は粘り気が出るので一緒に煮込むといいとか。皮は3度茹でこぼししてアクと苦みを抜いた。
白砂糖がなく、サトウキビの茶色い砂糖を使ったので色がきたない。
どの程度煮詰めればいいのかが分からない。汁気の加減も分からず途中で水を足したりして・・。まあ適当に、こんなもんで良いかと判断して鍋のまま冷ましておくことに。けっこう時間がかかった。
ピールの方は量が少なくしたので、これまた加減が分からない。それもまあ愛嬌だが、煮詰めて汁気が無くなるまでやっていたら砂糖が焦げそうになって慌てて火を止めた。
鍋から出して、キッチンペーパーの上に並べて冷ます。用事があってそのままにして出かけた。
1時間ほどして戻ってきたら、鍋に入れて冷ましておいたジャムが器に入れてある。「ピールの作りかけだと思って、火にか掛けて水気を取ってやった。」一つ二つつまんで、「おいしいよぉ。」とか言っている。
「これはジャムなんだよ~! 何で、勝手にそんなことするんだ!!」と、腹が立った。
自分はピールなんかよりも「柚子のジャム」が目的だった。翌朝、「山食コウノトリの未来」のカリッとした食パンに、このちょっと苦みのあるジャムを乗せて食べようと、楽しみにしていたのに・・・。何と理不尽なこと。
いつもの様にこっちはかなり怒っているのに、一切謝りもしない。相手の心に何が有るのかなんて想像すらしない。自分が良いと思ってやったことは「すべて善である」と思い込んでいる。今までも散々繰り返されてきたことだ。
ピールの方はグラニュー糖を振りかけて完成させた。が、幾つか食べてみて少し苦みがあって、食べられないことはないが旨いとは言いがたい。失敗したようだ。もともと自分の目的外でもあったので捨ててしまった。
◆ ◆ ◆
こんな時は、富士山でもぼーっと眺めているのが一番だ。朝霧高原辺りに別荘があったらなぁと思う。
河口湖からの眺め
いっそのこと猫にでも化けて、日がな居眠りでもしていたい。
きさらぎ10日だというのに、それにつけても暖かい。14日(水)、15日(木)は桜が咲くころの気温になるらしい。
早々と「春だなぁ」なんて言ってていいの?
場合によっては20℃になるところもあるかもしれない。
この分だと、4月には連日、夏日になるのかも・・。地震対策よりも暑さ対策の方が先決になる。
でも、寒さと違って暑さは対策のしようがない。人はー40℃には慣れることが出来るが、+40℃には耐えられない。
|