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2024.03.12
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カテゴリ:残念なこと

♪ 亡くなって初めて知りし人となり空に鳥山明の花火


 3月1日に68歳で急逝した鳥山明。1955年〈昭和30年〉4月5日生まれのまだ若い彼の突然の訃報には驚いた。海外にファンの多いことにも驚いたし、海外のマスコミも取り大きく上げるほどの反響にも驚いた。
 ここに日記として記しておく。


鳥山明さん (昭和56年12月17日撮影)

 1980年から『週刊少年ジャンプ』に連載が始まった『Dr.スランプ』。タイトルに“アラレちゃん”と追加され、1981年4月より『Dr.スランプ アラレちゃん』として放送開始。
 連載1年目は、睡眠は3日に1回、最高記録となる6日連続徹夜、ペン入れの記憶がない回があるなどと多忙を極めた。

 ドラゴンボールは1984年(昭和59年)、同社の漫画週刊誌「週刊少年ジャンプ」で連載が始まり、1996年(平成7年)まで約11年連載された。単行本は全42巻(完全版は全34巻)。同誌が平成6年末、最高発行部数653万部という漫画雑誌の金字塔を打ち立てた翌7年の新年3・4合併号でも連載されていた。


 米紙「ニューヨーク・タイムズ」(電子版)はこの日、「ドラゴンボールの生みの親、アキラ・トリヤマ氏が68歳で死去」との見出しで、「彼の人気漫画は数多くのテレビ、映画、ビデオゲーム作品に影響を与え、国境を越えて多くのファンを魅了した」と速報した。


ニューヨークでのイベントにて(2002年)Wikipediaより

 ロサンゼルス・タイムズ電子版は「彼の作品によりマンガとアニメは世界に広まった」とのタイトルで、功績を長文で紹介した。代表作ドラゴンボールについては「Gokuという格闘家の男の子が成長しながら、異星人の侵略者と戦い、何度も地球を救った」とストーリーに触れながら、「アニメは英語を含め多くの言語に吹き替えられたように、日本以外でも大きな人気を得ている」とした。

 イギリスの国営テレビBBC電子版は、バイデン米大統領の一般教書演説を伝えるトップ記事の隣という破格の扱いで、鳥山さんの訃報を取り上げた。英紙「デイリー・メール」は、鳥山の経歴に加え、死去の報道に対するSNS上での反応を紹介。コメント欄には、追悼のメッセージが続々と寄せられた。

 インドの英字紙「タイムズ・オブ・インディア」は仏通信社AFPの記事を使ってこのニュースを速報。記事のコメント欄に読者は「鳥山明は何百万人もの人々の心の中に存在し続けるだろう」「彼こそ本物のスーパーサイヤ人だ」などと書き込んだ。

 シンガポール紙ストレーツ・タイムズ(電子版)は、ドラゴンボールは全世界で約2億6千万冊が出版され「史上最も売れた漫画シリーズの1つ」と紹介。鳥山さんを「思春期の少年向けの現代コミックやアニメの祖父」と紹介し、「ONE PIECE(ワンピース)」など次世代の作品に与えた影響に触れた。

 インドネシア紙コンパス(電子版)も、ドラゴンポールを「歴史上、最も影響力のある漫画・アニメ作品」と紹介。インド紙インディアン・エクスプレス(電子版)も死去を速報し、「時代を超えたアニメ」を生み出したというファンの声を伝えた。

 中国外務省報道官の毛寧は「著名な漫画家で、彼の作品は中国でもとても人気があった」と評価した上で深い哀悼の意を表明した。

☆ ★ ☆

 1984年11月に連載が始まった『ドラゴンボール』。ああ懐かしい。



 結婚したのが1979年で、その後82年(昭和57年)に長男、86年(昭和61年)に次男が生まれた。大人になってから『週刊少年ジャンプ』は喫茶店で読むくらいで、買ってまで読むようなことはなかった。1986年から1997年までの「テレビアニメシリーズ」は、子どもが見るようになったので、家族揃って観ていた記憶がある。

 絵の上手さ、大胆な表現と展開の面白さにはいつも感心していた。マスコミにはあまり出ない鳥山明なのでどんな人物かも知らず、亡くなってからその人となりを知った。作品と本人とのギャップがあまりにも大きくて、あられちゃんと悟空を生んだ人という実感が湧いてこない。

 脱サラして必死で創作活動していた時代でもあり、普通のサラリーマンとはまったく違う価値観で生きていた。サラリーマンからは危険な生きものと映っていたかもしれない。バブルが弾ける前までは充実した活動をしていたので、テレビをゆっくり観るような状況でもなかった。





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最終更新日  2024.03.12 11:30:10
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