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歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2024.03.15
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カテゴリ:素晴らしいこと

♪ 具象の美、抽象の力綯い交ぜて気韻のにじむ絵に入り込む


 大好きな画家(女性)の2年振りの個展を観に行ってきた。
 着いた時はちょうど外出中で不在だった。すぐ戻るというので絵を拝見しながら待っていると、ほどなく戻って、私の顔を見るなり明るい顔で手を振ってくれた。
 その明るい感じが体調の良さを示していて、「前の時よりも元気でパワーが出るようになったんです」と。最初にいい報告が聞けて嬉しかった。




「宿る」 
漂う、舞う、流れゆく、森をさまよう、呼応、などのタイトルが付いていた。


 確かに以前の絵よりもパワーを感じる。藍色が大胆に置かれ、何かを主張しているよう。私と同じように海よりも森が好きだという彼女は、植物とそれらの作り出している深淵な生命力と、幽冥ななかにひそむパワーを引き出そうとしているのかもしれない。

 前回は理想とか希望のようなものが画面に溢れていたが、今回は重心を低くしてどっしりと構え、気の充実を窺わせる。具象の絶対的な美と抽象の情動とのあわい。描き込まれ色を抑えたことで、自己の内面が静かに滲み出ている。


私が一番心惹かれた絵。

 この絵は彼女も気に入っている内の一枚だという。じっと見ていると、誘われるようにこの絵の中に入っていきたくなる。私は若い時から樹木にこころを寄せていて、「前世は木だったかもしれない」というと、彼女も「自分もそうかもしれない」と、シンクロして・・。

 何か二人には共通点があるようで、話をしていてもすごく落ち着く。“素の自分が、エーテルとなって彼女の周りを漂いながら、森の中に広がっていくような感じ” とでもいおうか。





 彼女の家は少し高台にあって、竹やぶや櫨の木がある自然豊かなところらしい。いろいろな野鳥が来たり、獣まで姿を表すという。狸や鼬はもちろん、ハクビシンまでが顔をだすというからワイルドだ。また、その対極ともいえる “陸生の蛍” も飛び交うというから何とも羨ましい。とても豊かな、絵描きとしては申し分ない環境のなかにいる。 



 普段はあまり口にしないようなことも口から迸るように出てくる。
 ウィークデイということもあって先客が帰った後は、ずっと二人だけだった。ゆっくりとした時間の中に徐々に夕日が射してきて、画廊の中をあかるい雰囲気に変えていった。


エリちゃんのバックショット

 理想的な環境で好きな絵を描いて過ごせるなんて、この上もない幸せじゃないか。他人と比べず、無いものねだりせず、心のままに生きる事こそ人のあるべき最も理想的な姿じゃないでしょうか。

 太極拳がやってみたいというので、まずは体幹を鍛えることから始めるといいよと、プランクやスクワットの効果などを話したりして、お別れと相成った。近ければ何度でも行きたいところだけど、ちょっと遠い。近ければ歩いて行くところだけど、車がないと無理だし・・。

 
右、拡大します






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最終更新日  2024.03.17 07:55:50
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
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