♪ 使うほどかがやきを増す肉体を楽と便利が錆びさせゆく
中4日も空いてしまったウォーキング。強風が吹くのを承知で午後1時半ごろ家を出た。漠然と自然の残っている佐布里池の周辺へ行ってみよう。モミジの寄せ植え盆栽に景色として添える石を拾うのも目的の一つでもあった。本来なら山岳地に行って探すのが筋だろうが、今すぐにほしいので近場で何とかしたい。
山岳地帯でもない知多半島にそういうものが有るのかどうか。海や河原にあるツルツルした石でなく、かといってあまりシャープでもない石がほしい。そんな都合のいい石がそこらにあるはずもないが、ウォーキングも目的なので手に入らなくても構わない。
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山桜系の白い桜がぽつんと一本咲いていたりする。日本には自生するサクラ属が10か11種の野生種があってヤマザクラはその一つ。日本の固有種で、山地に植生する野生のサクラを総称してヤマザクラ(山桜)と呼び、白山桜とも呼ばれる。
ヤマザクラの花は赤味を帯びた新芽の芽吹きと同時に開花し、花色は白色から淡紅色。樹種によっては花色に濃淡があるらしい。花が真っ白ならばオオヤマザクラかもしれない。
吉野に向かう途中の山にたくさん咲いていたあれと同じものか。鳥が運んだ種から生えて育っていったものだろう。
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我が庭に芽を出した桜らしきもの。どんな花が咲くのかが知りたくて鉢に移して育てている。たぶん山桜系のものだろう。だとすると、発芽してから花が咲くまでに早くて5年、長くて10年以上、寒冷地ではさらに遅くなることもあるとか。
すでに3回は鉢を植え替えているので5~6年になる。一昨年は幹を切り戻して、あまり大きくならないようにしてある。若葉を出してはいるが花が咲く気配はない。今後どうなっていくのか楽しみだ。
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ソメイヨシノが咲いているところはまだ少なく、一部で満開の木もあったがほとんどがチラホラというところ。パークロードもまだだった。石を持って帰ることを考えると荷物は少ない方が良いので、スマホは持たずに出たので写真が撮れない。
知らない道に入って行き止まりだったり、まったく違う方向に逸れて行ったり、大回りになったりするも、まあ歩くのが目的なので一向にかまわない。
行き当たりばったりで、脇道に入って行き止まりだったのが数度。
歩いた距離は約15㎞くらいか。
石が見つかりそうなところもない。地質が分かる地図でも調べておかないととても無理だ。鶯の声を聴き、見知らぬ鳥の姿をながめながら歩く。それにしても風が強い。吹きさらしのところへ出ると、押しも出される感じ。竹林がものすごい音を立ててざわめいている。佐布里池もささくれたった波が狂ったように押し寄せている。ただ、気温は高く風さえ当たらなければ、春そのもの。
山の中に庭石の保管場所らしきものが有り、その大石の間に紛れ込んでいる小さな石を物色。そこそこのサイズの石があったが、鉢に添えるにはちょっと大きすぎる。でも、他で見つかりそうもない。半分に割ればなんとか使えるかもしれない。これをちょっと頂いて、持ち帰ることに。
タガネがあるのでなんとかなるだろう。半分でなくとも割ることができれば、小さくいのでも使えるかもしれない。
一応は目的を果たしたものの、石ってけっこう重い。この量でもエコバッグに入れるとずっしりと腕に堪える。石をゲットしてから家まで5km以上ある。別の日に改めて車で取りに来るという手もあるが、ここは脚力強化のチャンス。なんとか持ち帰ってやろうと決めた。
かなり重い。リュックなら楽だが手提げ袋では何とも辛い。片腕に負担がかかるので両手で持って肩に担いでみたりする。重さがどのくらいなのか、鉄アレイの重さを基準に頭で測ってみると4㎏ぐらいか。
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やっとこさ帰り着いて、歩数計を見ると21,000歩ほどあった。いつもより多い上に4㎏の荷物を持って5kmを歩き、けっこう疲れた。登山とか山歩きするのならこんなもんじゃ済まない。いい実体験が出来たというもの。
で、石の重さを測ってみると、4.1㎏と出た。予想通り。人間て、けっこうそういうものに勘が働く。距離でも100m、1kmとかを基準にして大体分かるし、時間だってそうだ。
ぐっすり寝られてトイレにも起きず、5時半にスッキリ目覚めて快調そのもの。どこかに筋肉痛が出るかと思ったがそんなこともなく、いい塩梅だ。
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