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歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2024.04.21
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♪ 飼い猫となにわいばらと高倉健われの心にピンナップあり


 先に売れた土地に加えて、とうとうもう一つの宅地も売れたようだ。お隣の幼稚園児が虫を探したりしていた貴重な “草の生える土地” がすべて無くなってしまう。



 およそ自然界の「生きもの」というものから離れてしまっている現代人。若者たちに限らず、その前の世代あたりから社会構造の変化に伴って、どんどん自然を遠ざけて来た。知識優先、経済優先、そして、日々の生活において実体験すらスルーして生きている。
 観念的なものに寄りかかり、知ったかぶりの無関心を装い、何の疑問も持たず “常識的な毎日” を生きている。

 “世に迎合して生きていくことが一番楽だし、逆らったってなにも良いことは無い” と、選択の余地のないことを達観するほかはない。それが一般常識というものだろう。たとえそれらに疑問を持って異を唱えたところで、多勢に無勢で矛を収めるしかないのが現実というものでしょう。

 私のように常に問題意識をもっていて、疑問符が先立っているような者にとっては、そういう社会が生きにくくて仕方がない。しかし、そうは言っても何をするわけでもなく、ただ世の流れに逆らっているだけの似非知識人。単なる馬鹿なのでしょう。





 高倉健が好きで、彼のナイーブな感性と謙虚なところ、人にやさしい面などを思い描いて、自分でもそんな風に生きてきた気がする。それが本心からなのか、あるいは虚栄心からなのかよく分からない。大方は本心だろうと思っているが、“良い恰好しい” であることも否めない。

 完全中立自主防衛。男一匹はぐれ河馬。平素は水に身を隠し、週に2回の陸歩き。困りし人に手を貸して、犬の顎など撫でまわす。猫には甘く朝、昼、晩、上へ下へのおもてなし。好かれて嬉し悲しかな。

ほぼ満開の「浪花茨(ナニワイバラ)」



 真っ白な無垢そのもののこの花は、われの理想とするところ。オリジンの姿のままに潔く、病気に強く虫さえも、寄せ付けないのが好ましい。清々しくも飾りなく、硬くて強い棘を持ち、安易に人を寄せ付けぬ。我にも似たるところあり、高倉健も重ねつつほれぼれ眺めいるばかり。





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最終更新日  2024.04.21 11:01:57
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
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