♪ 頑迷の爺(じじい)がまたも始めおる独り相撲の背中の黒子
今朝の富士山
「緑地帯とちびっこ広場」が市の職員の駐車場になるという件で、市会議員にメールを打ってあった。2度送ったのに読んでくれていないようなので、直接電話をしたら、「いろいろなメールが来るので迷惑メールに入っているのかもしれない」と、読んでいないことを告げられた。今やメールは役に立たないものと知る。
私が誰だかすぐには分からず、去年、家に来ていただいたことを言ってもピンとこない。いろいろ説明してようやく思い出してくれた。あれこれやり取りして、市役所に確認してみますということになった。
しばらくしてTELがあり、すでに周知の事実として動いているという。詳しいことが知りたければ「朝倉駅推進室」へ行って自分で確かめ、意見が有ったらそちらに言ってくださいとのこと。
「請願」という手つづきには議員の紹介が必要だが、「私は遠慮させてほしい」という。理由を聞くと「脊柱管狭窄症」で入院・手術するので、6月14日からの定例本会議は欠席することになっているとか。痛み止めでなんとか持っている状況らしく、恐縮してしまった。
しょうがないので、今年度の区長(駐在員)に「相談があるのだけれど」電話してみた。すると、この件は平成30年に済んでいる話で「今更知らないといわれてもどうしようもない」というようなことが返って来た。本人も駐在員になった段階で説明を受けているらしい。
それはそれとして、個人的にはどう思うかを聞いても何も意見など持っておらず、関心はなさそう。右へ倣えのスタンスで、自分から何かしようという意識はないようだ。「市の土地なのでどうぞ自由にやってください」というのが、これまでの大方の意見のようだった。
結局、「意見や要望があるなら自分で直接『朝倉駅推進室』に行って、話をすればいいじゃないですか」ということで電話は切れた。
そもそも駐在員って何なんだ?
*駐在員
第2条 駐在員は、次の事務を行うものとする。
(1) 当該区域住民と市との連絡に関すること。
(2) 市の事務の協力に関すること。
(3) 当該区域における防災活動に関すること。
(4) 当該区域におけるコミュニティ活動の支援に関すること。
市と住民の仲立ちをする立場にあるわけで、この1、に該当するものには「市民の意見を市に伝える」という重要な役目があるはず。単に上意下達をしていればいいといものではないと思うも、聞く耳を持たないのでは・・。
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2018年(平成30年)3月に「朝倉駅周辺整備基本構想」が発表されている。
当初から職員の駐車場を想定していたのじゃないかと思えてくる。駅前に新庁舎を持ってくるという段階で、他に場所がないのは想定していたはずだ。
コロナ禍で計画が遅れ、ロシア・ウクライナ戦争で予算の見直しを迫られ、2024年(令和6年)2月にようやく「知多市新庁舎整備基本計画」を策定。2024年(令和6年)9月を目途に実施設計を完了し、2025年(令和7年)4月の建設工事着手に向け、事業を進めているところ。
来客用の駐車場は、庁舎正面と立体駐車場で十分に確保できている。
この段階で議会で質疑・応答があり、職員の駐車場確保が問題になっている。去年3月に確認してもらったところ、「緑地帯を職員の駐車場にする計画はない」という返事で喜んでいた。しかし、それは決定していないという意味であって、年度が変わって直ぐに決定したのだろう。
そして、駐在員に正式に「知多市新庁舎整備基本計画」が伝えられたのだろ。担当者から住民への説明会が必要ですかと聞かれ、「それは必要ないです」と断ったことが分かっている。この事を問題にしているのは、対象エリア周辺の住人だけで、それ以外の人たちはまったく関知していないということらしい。
確かに緑地帯といっても170mほどしかなく、ちびっこ広場と旧ゲートボール場を合わせても230mほどのもの。誰かに影響が及ぶわけでもなく、ましてや公共の埋め立て地であって直接的な関係性は薄い。
この際、職員は出来る限り公共交通機関を利用することとして、駐車場スペースを減らしてもらい、木をたくさん植えてもらうという希望を出すくらいしかないようだ。具体的にはどうするか。個人の意見など通るはずもなく、かといって署名運動も関心のない人ばかりでは無理だろう。
とりあえず「朝倉駅推進室」へ行って、内容を詳しく聞いてこようと思う。
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