♪ カフェテラスにパフェを食べおる午後四時の男すべてに独りの時間
四十雀が置き去りにしていった巣箱の巣(きのう詳しく書いた)、さてどうしましょう。一期一会の唯一無二の、無作為にして必然の造形物。
これはアートと言えば言えなくもない。用の美を訴えた柳宗悦からすれば、四十雀による民芸品とも言えようか。実在論的アートでもある。
あの “ネクタイ締めた” 端正な四十雀が、家の外壁に営巣するのだ。ツバメとはまた違う楽しみがある。
このままどこかに展示して、皆さんに見て知ってもらうのもいいだろう。
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三味線の吉田兄弟のコンサートが大府市である。津軽三味線は大好きなので、是非観に行きたい。それでチケットを買いに会場の「愛三文化会館」まで行って来た。「もちのきホール」は行ったことがないので、場所の確認を兼ねて・・。
三味線二人の演奏なので、かぶりつきが良いに決まっている。バチさばきの迫力も津軽三味線の特徴でもある。特に今回は初の全編生音公演ツアーで、PA無しの演奏会ともなればなおさらだ。
いい具合に最前列が空いていると思いきや、「三味線体験会」というのがあってそれに参加する人のためのキープ席。こっちは7000円だ。そして「チケットぴあ」や他の販売店が、要所の席を確保している。
チケットが、いかにも手作り感いっぱくていい。 発売開始の6日から5日経っているので、選択の良いところは残っていない。やはり人気のあるものは初日に並ぶつもりで行かないとダメだね。知ったのが遅かったのでしょうがない。
それでもなんとか、前から2列目の席をゲットできた(端っこだけど)。
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帰りに、作らないといけないと思って出来ないでいる短歌でも詠もうと、以前行ったことがある喫茶店へ。ちょっと変わった雰囲気の店があって、看板の「HOKI COFFEE TERRACE」のHOKIの意味が分からず、ウォーキングのついでに入ってみたら、「帆季」という名だった。
入ってみるとなかなかいい作りの珈琲店で、空間の取り方、席の配置、インテリアのセンスなど、すべてが良く計算されている。とてもいい。店の前が広い遊歩道になっているシチュエーションも申し分ない。
珈琲はけっこう吟味しているようで、サイホン式で淹れるものらしい。取りあえずブレンドコーヒーを注文。
壁面に2冊づつ本が展示するように置いてあり、ガーデニングや、こだわりの住宅の本だったりが「見て!」とばかりに、表紙を見せてすましている。
この日も平日の午後3時半過ぎとあって空席が目立ったが、休日ともなれば若い女性で一杯になるのだろう。女性の客が多いのはまあどこでも同じだろうが、メニューがいかにも女性向のもので、ターゲットの絞り方も心得ている。
その女性に交じって男性もチラホラ。独りで来ている人が多いようで、その皆さんがパフェを食べている。これはちょっとしたカルチャーショック。独りで来る意味も察しが付く。
私は最近腹が出て来たし、相撲の回しのような腹囲の脂肪も気になっている。もともと甘いものは苦手な方でこうなのだから、甘党の腹の周りはさぞかし・・・。まあ、他人のことをとやかく言うつもりはないが。
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この珈琲店の前の道がこれで、車は通らないし植栽も十分あっていい雰囲気だ。東海市が何十年もかかって整備した駅東の住宅街の外れにある。立地も良い。
夜の営業(ディナータイム)は土・日・祝日のみになっている(平日は18時まで)。営業形態も抜かりなしで、すべてが無駄のない、他のお手本のような店だ。
結局、短歌は下書きのヒント程度のものが、5首分ほどできただけだった。
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