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歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2024.07.27
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カテゴリ:素晴らしいこと

♪ いつしらに幻となり消えてゆく憧憬という美しきもの






 昨日は佐布里池のカヌー体験の日。初体験の孫と一緒に楽しんできた。
 先ずはパドルの使い方を教わる。両手を差し出して右側のブレードがタテになるように持つ。角度が90度違っている左側は、手首を返して漕ぐというもの。

 日中は高温になる予報だったが、開始前の9時ごろは薄曇りでカンカン照りからは免れそうだった。しかし、ボートに乗っている間に晴れてきて、ゴムボートの表面は触ると熱いくらいに。



 水面を真近に滑っていく感じは涼し気で気持ちが良いが、日差しが容赦なくてけっこう暑い。たったの1時間だったが日焼けを覚悟した。



 この日は何故か、飛行機雲が青空に平行な白線縞模様を描いていた。新たにやって来る飛行機が白線の間を同じ方向に飛んでいく。交差していくものがない、こんな空は初めてだ。 



 孫は運動神経がいいのでコツをつかむのも早い。しかし、パドルがけっこう重い。小学生も大人と同じものを使うので大変だ。
 私は2度目なので要領は分かっている。それでも左右の力のバランスが取れない。二人で漕げばなお更くねくねとなって真っすぐに進まない。回転してしまったりする。

 1人で漕がせてみたり、二人で歩調を合わせて漕いで見たり・・。次回はぜひ一人乗りに乘せてやりたい。



 平日とあって参加者は少なく、二人乗りが6艇に一人乗りが2艇ほど。暑い中で順番待ちがなかったのは幸いだった。

 パドルを左右交互に持ち上げる時、水も一緒についてくる。それが足の上に落ちるので、ズボンがびしょ濡れになった。
 小次郎も一緒に連れて来た。5歳になってかなり落ち着いてきている。しかし、私の顔を見ると大はしゃぎで飛びついてくる。佐布里池でカヌーから戻った時もそうだった。
 カミさんにはあっさりした対応ないのに・・、私は特別らしい。

 犬はどこへでも連れていけるのでいいが、車の中は毛だらけ。いかにも家族の一員らしい顔で大人しくしている。



 
 “カヌーと犬” といえばカヌーイスト野田知佑さんを思い出す。
 カヌー犬「ガク」と一緒に世界の川を下っていたカヌーイストの第一人者。「ガク」は14年にわたってカヌーに乗っていたが、1997年にフィラリアに罹って死んでしまったとか。

 椎名誠は彼を師と仰ぎ親交を深めていたし、C・W・ニコルも親友のひとり。類は友を呼ぶ。
 数多くの著書を執筆し、カヌーや川遊びを世に広め、環境問題に一石を投じ、日本のアウトドア業界を牽引されてきた。彼に影響されたのはカヌーイストだけでなく、さまざまな分野の人に影響を与えているでしょう。

 2022年3月27日、低血糖性脳症のため徳島県の病院で逝去している。84歳だった。



BE-PALより

 月刊誌「BE-PAL」に連載していた「のんびりいこうぜ」は多くの読者を惹きつけ、カヌーイストからは、神様のような存在と崇められていた。男の憧れ、柵や束縛のない自由な生き方への賛美。

真似てはならぬ魅惑的な世界」伊那市長・白鳥孝氏が、伊那市に住んでいた頃の野田さんを偲んで書いている。


初代カヌー犬・ネコと亀山湖で

野田知佑(のだ・ともすけ)
 1938年1月2日生まれ。熊本県出身。早稲田大学第一文学部英文学科卒業。国内外の川をカヌーで旅してきたカヌーイストであり、川遊びカヌーを提唱した日本のツーリングカヌーの先駆者。主な著書に『北極海へ』、『ユーコン漂流』、『カヌー犬・ガク』などがある。1982年に『日本の川を旅する』で日本ノンフィクション賞(新人賞)を受賞。1998年に毎日スポーツ人賞文化賞を受賞。モンベルブックスから『ナイル川を下ってみないか』、『ユーコン漂流』、『日本の川を旅する』を出版。  
*1984年の秋から1年半の生活を季節のうつろいとともに綴ったエッセイ。





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最終更新日  2024.07.27 06:38:57
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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