♪ 草木悉皆求水救護乾坤乾干心身混濁
8月に入って暑さ疲れが出てくるころでしょうか。暑さは衰える気配もない。相変わらずの猛暑日が、カレンダーに赤と危険な色を数珠させている。
日本列島は、焼けただれた龍が瀕死の状態で横たわっているようにしか見えない。
西からチベット高気圧が張り出し、太平洋高気圧と重なり合っている。発熱した龍の下半身に冬布団を二枚重ねしたような状態という感じ。
日本付近の上空1500メートルで21℃以上の暖気が流れ込む。
晴れてフェーン現象の影響などが加わると、地上で40℃くらいまで気温が上がる可能性がある。
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フェーン現象には「ウェットフェーン」と「ドライフェーン」2種類あるようだ。
風上側のふもとの気温が25℃とする。湿った空気が上昇するときは100mあたり0.6℃気温が低くなる(上昇し水滴に変わる際に熱 “潜熱” が放出される)ため、2000mの山を上昇すると、頂上付近の気温は13℃となる。山を上昇する際、湿った空気は水滴に変わって雨となり、頂上付近の空気は乾いた空気となる。
そして、乾いた空気が下降するときは、100mあたり1℃気温が高くなるため、2000mの山を下降すると、風下側のふもとの気温は33℃となる。この結果、風下側のふもとの気温は、風上側のふもとより8℃も高くなる。
風上側で上昇気流がみられず、風下側の下降気流のみによってふもとの気温が上がる。空気が下降するときに気温が上がるのは、気圧が上がることで空気が圧縮され、熱が集まるから(断熱圧縮という)。
図では、頂上付近の気温が10℃とすると、乾いた空気が2000mの山を下降し、風下側のふもとの気温は30℃となる。
「ウェットフェーン」は、北陸地方を中心とした日本海側で起こりやすい。天気図のパターンは、低気圧が日本海に進む時です。低気圧に向かって吹く南よりの風が山を越え、日本海側でウェットフェーンが起こりやすくなる。
「ドライフェーン」は、日本海側だけでなく、太平洋側にもフェーン現象をもたらす。太平洋高気圧が西に張り出しを強め、本州付近で北西の風が吹くと、太平洋側でドライフェーンが起こりやすくなる。夏の記録的な暑さは、ドライフェーンが関係していることが多い。
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シャツの色によって熱の影響がずいぶん違うようだ。
ポロシャツを日向に並べたサーモグラフィー実験。
画像の下半分は、約5分後の表面温度(提供:国立環境研究所)
白 → 黄 → 灰 → 赤 の順に温度が上がりにくい。
赤が意外に熱を吸収しにくいんだねぇ。かといって、この暑い時期に真っ赤なシャツを着るのは、よっぽどの根性が要る。
反対に涼しそうだと思って着る紺色は、かなり不利だというのが盲点だ。
軽ければいいが・・ 日傘は図のように外側が白かグレー、内側が紺や黒のものを選ぶと良いようだ。
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砂漠のキャラバン隊の気分で、傘マークが付いているのを見るとホッとする。蜃気楼でなければいいが・・。
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最終更新日
2024.08.03 14:33:34
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プロフィール
sunkyu
日本の四季と日本語の美しさ、面白さ、不可思議さ、多様性はとても奥が深い。日々感じたことを「風におよぎ 水にあそぶ」の心持ちで短歌と共に綴っています。 本業は染色作家
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サイド自由欄
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
「アーカイブ」
◎ Ⅰ 短歌
◎ Ⅱ 知っていて損はない話 健康と生活編
◎ Ⅲ 興味深いこと
◎ Ⅳ 興味深いこと パート2
◎ Ⅴ 自然界 地球 異常気象など
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