♪ ゆらゆらやチラチラ影を涼し気にすだれが風を光りに乗せる
夜中にアランガ小鳥を捕らえて来たらしい。その痕跡の羽がわずかに残されていた。
本体は見当たらず、食べてしまったのか、逃げられてどこかに隠れて死んでいるのか。ウジが湧いたりするのでそれだけは勘弁してほしいところだが、どこにも見当たらない。
椋鳥の子どもだろうか。夜は行動していなはずなのに、どこでどうやって捕まえてくるのだろう。今までにも何度もあることながら、よく分からない。
♪ リビングに小鳥の羽の散らばりぬアランの真夜は獣の時間
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少し暑さが柔らいた20日。アランのまさかの行動を目撃して驚いた。
この写真のどこにアランが居るでしょうか?
♪ おもほえずネコの不思議に出会いたり
そのうち空を飛ぶかも知れぬ
狭いところに入り込んで寝るつもりだったらしい。
1時間ほどして見に行ったらもう居なかった。さすがに狭いし、多分暑かったのだろう。
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♪ 一枚では足らず二重(ふたえ)のすだれ越
風を頼みの古家の午後
♪ スダレから漏れおる光(かげ)の重なりに
三十一文字の窓辺の読書
♪ 二重なすすだれに暗きリビングに
クーラー嫌いのねこが寝ており
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♪ 買い物ゆもどりし妻の「米がない」令和六年異変の盛夏
♪ ハゲ頭短パン袖なしゴ草履ファミマに通いて発泡酒を買う
♪ 熱風を吹きかけてくる扇風機夕陽に消えゆく中瓶二本
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