♪ 日本をリスペクトする世となれば自信持つべし魂(たま)誇るべし
もう誰も止められない!2日間の固め打ち。「ショー!タイム」なんて言ってられない、まさにワンマンショーだ。
大リーグ史上初の「50-50」を達成したかと思えば「51-51」までやってのける。その翌日には「52-52」まで積み上げてしまった。
2試合で10打数9安打12打点、ホームラン4本、3盗塁。
化け物、超人、マジンガーZ。漫画でもここまでは書けない、怒涛の進撃。想像を絶する夢幻の世界だ。不振の後、完全に「ZONE」に入ったようだ。
◆ ◆ 前日までの成績 ◆ ◆
中日新聞
このドジャースの本拠地はロサンゼルスにある。同じロスで同時期に、別の日本人が快挙を成し遂げた。
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FXのドラマシリーズ『SHOGUN 将軍』がエミー賞を受賞。エミー賞史上最多の18部門を受賞!作品賞、主演男優、主演女優他 主要部門総なめ制覇! 9月15日(現地時間)
この4日後に大谷が「50-50」を達成。このニュースが話題になっている最中の活躍で、ほぼ同時期の快挙といってもいいでしょう。
本作は、同賞のドラマシリーズ部門にて、主要部門を含む本年度最多25ノミネートを記録。キャスト陣に加え、スタッフ陣も数多くノミネートを果たし、史上最多11名の日本人がノミネート。先日発表された、主に製作・技術に携わった人々に贈られる「クリエイティブ・アーツ・エミー賞(Creative Arts Emmy Awards)」では、7名の日本人を含む、最多14部門を受賞するなど、主要部門の授賞式を前に同賞を席巻。
この時点ですでに史上最多受賞作品となり、本日のエミー賞主要部門の発表で、どこまでその最多受賞記録を伸ばすのか、その行方に世界中が注目をしていた。
その結果、競合作品がひしめく中で【作品賞】を堂々の受賞。本作でプロデューサーを務め、徳川家康にインスパイアされた武将・吉井虎永を重厚に演じた真田広之が、【主演男優賞】を獲得。これは、1980年にドラマ化された『将軍 SHŌGUN』で、主演を務めた三船敏郎が受賞を逃していた賞で、真田が悲願の受賞を成し遂げる形となった。
更には、英国人航海士<按針>通詞であり、虎永のもとで戦乱の世を8強く生き抜いた鞠子役アンナ・サワイが【主演女優賞】。そのほかにも【監督賞】を受賞するなど、主要部門も軒並み制覇し史上最多18部門を受賞と最多受賞記録を更新。まさにSHOGUNが堂々の天下獲りとなった! Disney+(2024年9月17日)より
このドラマを制作するにあたって、真田広之は「本当の時代劇を作る」ことを命題にしていたという。様々な取り決めを設定し、畳のサイズなど、全てに妥協しない徹底的な管理のもとに、800ページにもなるマニュアルを作成。撮影中以外でも土足で畳の上を歩かないなど、立ち居振る舞いから精神性まで、本物を貫き通したという。
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日本の武士の本当の姿を世界に知らしめることができた。
真田広之の妥協しない姿勢と武士道精神。大谷の謙虚で一筋のスポーツマン精神性と、不言実行の努力と実績。
「できるか、できないか」ではなく、「やると決めたら、やる」「そのためにどうするべきか、だけを考える」。それが大谷翔平の生き方だし、真田広之も同じ哲学を持っているに違いない。そしてちゃんと結果を出している。
そんな彼らを、野球ファン映画ファンだけではなく一般の人々もリスペクトする。ここ最近の日本人のイメージは、10年前とは大きく違ってきているように思う。180度ひっくり返っているのかもしれない。
それがインバウンドにも反映しているにちがいない。
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