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はらっぱ・・・つれづれノート

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2006.06.28
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カテゴリ:子育て支援
宇治で「京都きっずプロジェクト」主催のワークショップ「脱出!弧育て ~今、私たちにできること」に行ってきました。

朝、子どもたちより早く家を出て、満員電車にゆられて3時間の道のり・・・。都会の人たちは通勤も大変だなあ~ なんて、久しぶりの満員電車にくらくらしながら到着しました。

子育て支援の現場でよく交わされる「ひろばに出てこれるお母さんはいいんだけど、でて来れないお母さんが大変なんだよね・・・」という言葉。その部分への支援としての方法として、イギリスではホームビジティングという取り組みがされているようです。

家庭への訪問ということで、専門家が訪問するのだろうというイメージで行ったのですが、「先輩ママが赤ちゃん連れで訪ねていく」ぐらいのイメージだということに、まず目から鱗の状態でした。
訪問=専門家(保健師)の訪問、だと思っていたのですが、全国の中には保健士さんでなくても訪問活動をしている人たちがいるとのこと。世田谷のアミーゴ(産前産後の家事援助活動など)、石川の取り組み(子育て版ケアマネ)、三鷹の取り組み(佐伯さんの活動のことかな?)など

自分の地域だけをみていたら、思いもつかない様ないろいろな活動を、全国では色々な人たちが色々な形でしているのだなあと、改めて思いました。

ホームビジティングの大きな目的は、親の孤立感の軽減。
訪問する人は友達のように接する。
子育てや家事を代わりにやってあげるのではなく、やってみせてあげる(やり方をみせてあげる)。
子育ての肩代わりをする支援ではなく、親の自立を援助する支援だということ。
一つの拠点に専門的なコーディネーターが1~3人いますが、実際に訪問するのは30人ほどのボランティアだということ。
私の中の「家庭訪問」のイメージを大きく変える取り組み方法でした。

イギリスでのホームビジティングの取り組みについての報告を聞いたあと、「自分の地域でやるとしたら何が課題なのか」「どうやったらできるか」ということをグループで話しあいました。
そこででた意見に対する杉山さんの問いかけ(突っ込み)がまたすごく勉強になりました。

「利用する側は無料がいいだろうけど、その財源はどこからもってくるの?」
「子育て支援をする者は、ユーザー側の視点だけではいけない」
「ニーズがあるかどうかわからない、といっても、体験したことのない人に聞いてもそれが必要かどうかはわからない」(まずは体験してもらってから、こういう支援が必要かどうかを聞く)
などなど・・・なるほどなるほど・・・ということがたくさんありました。

他地域の色々な子育て支援の取り組みについて話を聞いたことも、刺激になりました。

子育てに関する情報が、子どもを産んだ家庭に届けられる(郵送かな?)制度があるところ
ファミサポのお試し券が配られるところ
母子手帳の交付を集団交付にして、そこで先輩ママさんとの交流の場をもっているところ
子育て版ケアマネがいるところ
クーポン券のように、自分に必要な子育て支援サービスを選んで使えるところ(バウチャー制度)

すごいなあ~稲美町でもできるアイデアがないかなあ~  ってことばかり考えながら聞いていました。

午後は、京都きっずプロジェクト(kkp)のミーティングに同席させてもらいました。
KKPでは、京都各地の子育て支援のNPOやサークルリーダーさんたちが集まって、「行政とNPOの協働」「虐待予防における行政とNPOの役割を考える」というテーマを元に学習回を重ね、地域の課題を出し合い、解決の方法を探るためにワークショップを開催していくそうです。各地の課題を出し合い、ワークショップに向けての準備をするべく話し合いをされていました。各リーダーさん、みなさん活発に活動されていて、魅力的な方たちでした。

色々な地域の取り組みや課題を聞かせてもらって、稲美町でも参考になりそうなアイデアをいくつかもらって帰ってきました。
・町の子育てに関する予算を調べる
・大学に協力してもらって、フィールドワークをしてもらい、子どもの少ない地域での子育て支援策をどう展開していくか、地域をどう変えていくのか、という研究をする。全国の同じような地域のモデルになるように(大学の権威など使うのもひとつの手)
・コマームでは地域の公民館に週2のペースで出前ひろばをしている(行政からの委託をうけて)

などなど・・・。

稲美町でも使えるアイデアではないかと思って、今後の活動に活かしていきたいと思いました。












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Last updated  2006.06.30 01:57:07
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