ふうみんの日記

「日本母乳の会」が発行している【卒乳－おっぱいはいつまで】という本を読みました。

桃は２歳２ヶ月で蘭の妊娠がわかるまでおっぱいをあげていて、妊娠発覚と同時に「１週間の言い聞かせ」後断乳しました。２歳まであげられたし十分だと思っていたのですが、蘭の断乳を仕事復帰前の１歳２ヶ月頃にと考えばがら何となくこの本を読んだところ、「断乳」よりも「卒乳」の方がいいのかなという気がしてきました。

桃も本当は桶谷式のやり方で、しっかり歩けるようになる１歳２，３ヶ月頃に断するつもりでした。しかし１歳２，３ヶ月になっても１歩も歩かず１歳半で夏の終わりに何とか数歩歩けるようになった桃。その秋に断乳しようかと思ったけれど保育園でしょっちゅう風邪をもらってきてそのままずるずる冬を越しそのうち私も断乳する気がなくなって「あげられるうちはあげよう」と思うようになりました。ただおっぱいを飲ませている間は自分の身動きがとれないし、この頃には保育園から帰ってきておっぱいを飲ませているとやりたいことが頭の中で次々に浮かんでグルグル回転し、結構苦痛でもありました。だから蘭の妊娠がわかった時点で、これ以上おっぱいをあげるのは精神的にも身体的にもきつい、と断乳を決めました。

今回蘭は１歳２ヶ月と２週間育休があるので、１歳２ヶ月になったら断乳を、と考えていました。蘭はその頃には歩けていそうだし。

宴会を控えたり、参加してもアルコールが飲めなかったり、おっぱいをあげながらやらなければならないことを考えてそわそわしたり、そうやってストレスを溜めるくらいなら、期間を決めてそれまでは自分の欲求を我慢しておいしいおっぱいをしっかり飲ませ時期が来たらスパッと断乳する方がいいと思ったのです。自分の都合と言えばそれまでですが。

でも今日この本を読んで、断乳してしまうよりも蘭が自然におっぱいから離れていくのを待った方がいいのかもしれないと思い始めました。お酒を飲みたいとか家事をさっさと片付けたいとか自分の都合ばかり考えて、蘭の気持ちのことまであまり考えていなかったことにも気が付きました。１歳２ヶ月で保育園に行くということは１歳で行くよりも知恵が付いてからだから、精神的に受けるショックはより大きい気がするしなおさらおっぱいはあった方がいいのかもしれません。

私の人生の中でもう１年お酒を飲めない期間があってもそれは今だけのたった１年のこと。家事だって少々手を抜いたって死ぬわけじゃないし晩ご飯もいざおなればご飯と味噌汁だけで十分。それでタクマンが文句言うならタクマンに晩ご飯を作ってもらおう。たまにアルコールやケーキが入るおっぱいでも、蘭がまだ欲しいと思ってくれるのなら急にやめてしまうより飲ませてあげた方がいいのならそうしようかと。

どっちみち期間限定でおいしいおっぱいを飲ませようとしたって、今までも何度かお酒飲んじゃってるし、ケーキやお菓子も食べてるし、最近は外食しても結構食べたいもの食べてるし。だったら今のペースでもうちょっと頑張る期間が伸びるだけのこと。正直そのちょっとが結構きついんだけど、蘭が「こんなまずいおっぱいはいらん！」と思えば飲まなくなるのかもしれないし飲んでくれるうちはたとえ細々とでも食事に気を付けて飲んでもらおうかな。


さて今、先週から産休に入った先輩と宇治茶を使った甘味が有名な喫茶店でランチしてきました。蘭が午前中のお昼寝から起きたところで出かけたのですが、約２時間普通のこじんまりした喫茶店で全く愚図ることなくご機嫌さんで、私は蘭をおんぶして親子丼と抹茶ババロアパフェを完食し、先輩と次から次へしゃべり続けてあっという間の２時間でした。

普通の喫茶店なのでトイレにつれていけず、おむつを変えてあげられなかったことがとても申し訳なかったのですが、私の背中でずーっと一人で笑ったりしてて丁度食べ終わる頃に眠くなってきたのか少し泣いておっぱい飲んで、ちょっと眠りずらかったようでまだ泣いて、お店を出て車に乗せたらそのまま静かに寝てしまいました。家に帰ってきて車から降ろし布団に置いたら、一端目は開けたけれどくるっと反転してまた眠りました。

なんて、なんて、お母さん思いなんでしょう！！
気の許せる先輩とゆっくりしゃべって、おいしいものを食べて、子育てしてるのにこんなに幸せでいいのでしょうか？親子丼と抹茶ババロアパフェを食べた後のおっぱいを飲んで静かに寝てしまった蘭。私の背中でどんなことを考えていたのかな。