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カテゴリ:桃花のこと
6月に発達支援センターで桃の発達検査を受け、今日結果を聞きに行って来ました。
その結果、「広汎性発達障害の否定型発達障害が当てはまりそうですね。」と言われました。 知能指数67。平均を100として80~120が普通のわくだとすると67はちょっと低めです。市の検査では78で、この数字は変化すると言われましたがいずれにしろやはり普通に学校に通うにはいろいろ考えなくてはならないのは確かです。 気になりだしてから2年以上、はっきりしなくて「どうしてだろう?」「どうしてだろう?」と本当にもやもやしたりつらかったりしたけど、はっきりと広汎性発達障害と言ってもらえたことで、逆にすごく落ち着きました。 「心配しすぎ。」「これくらい普通。」と言われるたびに何かわかってもらえてないというような気持ちになっていたような気がします。だからはっきり診断してもらえたことで自分の子育ての感覚がこれで良かったんだと認めてもらえたようで逆にうれしかったです。 赤ちゃんの時から、一生懸命自分なりに関わってやってきたつもりだったけれど言葉も遅くて、成長の全てが遅めで、自分の関わり方が悪いのか、でも自分としては一生懸命やってきたつもりなのにどうして普通のこと同じように成長していかないのか、名前を呼んでも返事をしなかったり、優しく見つめても視線が合わなかったり、幼児になってからも一生懸命桃に話しかけてもわかってもらえなかったり、やっぱり辛かったと今あらためて思います。 蘭を育ててみて、これが子育ての楽しさなんだと思うことがよくあったし今もそうだし、最近は益々同じ年齢の子達との差が出てきていると思います。 外で遊んでいても2歳下の子達と同じレベルで喧嘩をしたり、同級生の友達とうまく関わって遊べていなかったりします。 どうして私の子が?という思いは正直消えません。 生まれたときから歌を歌ったり、絵本を読み聞かせたりいろいろやって普通に成長していく、私を追い越して私が出来なかったこともこの子なら出来るんじゃないかと楽しみにしていたのに、どうしてかわからないです。 スピリチュアル的に言えばこれも私の学びなのかもしれませんが、どうして私の子が障害があるのかとやっぱり思わずにはいられません。 そして軽度発達障害という、見た目は一見普通なために、親でありながらもやっぱりどうして普通の子と同じように出来ないのかと腹が立つしイライラするのです。 食事しながら1歳、2歳児のようにぼろぼろこぼしたり、口の中に手を入れてグルグル回してみたり、未だに食後の片付けは大変です。 幼稚園でも砂を食べることがあったり、きちんと順番に座れないし、先生が絵本を読んでいるときに集中できずにフラフラ外に出てみたり・・・。 自分自身がその年頃の頃でさえも理解できなかったことをする桃。 怒ってもどうしようもないしむしろ悪循環だとわかっていても、自分が疲れているときにはやっぱり怒ってしまいます。 そんなに気にしなくていいのかなと思ったりもするのですが、普通に小学校に通うとなるとやっぱり何も対処しないわけにはいかないでしょう。 仕事を辞めたことを未だに後悔しているけれど、いずれ小学校に入るときには辞めないといけなかったのかなと思ったりします。 集団登校の時間は7時45分だけど仕事してたら7時過ぎには出勤しないといけなかったし、それでも普通の子どものお母さんは子どもに鍵を渡して最後自分で電気も消してTVも消して冬は暖房を切って登校させて仕事しているけど、桃にはとうていそんなことができないでしょう。 そもそも仕事を辞めたのは自分の子どもを自分でじっくりと見たい、育てたいと思ったからだけど、仕事しているときの自分が仕事をしていることで育児のストレスからどれだけ守られていたのか今実感しています。 その時は別に育児のストレスを仕事で解消できているなんて思いもせず、むしろ両立のしんどさばかりを感じていたけれど、私は子どもから離れて仕事をしている時間が自分の時間になっていたんですね。 子育てをしっかりやって40、50歳になったときにその経験を生かして何か世の中の役に立てたらいいなとも思って仕事を辞めたけれど、別の意味でいい経験をしているのかも。だって核家族の専業主婦がこんなにストレス溜まるものだと仕事をしていたら絶対にわからなかっただろうから。 うちはまだ朝も旦那と子どもが顔を合わせるし夜も一緒にお風呂に入ってご飯も食べてって出来るけれど、これが夜中まで旦那が帰ってこないとなったら育児の全てが自分にのしかかってくるし、それはやっぱりものすごーくしんどいことだとつくずく思います。 そして微妙な感じの子どもを育てるこのしんどさ。 私は自分で自分が頑張ってるとアピールしたい訳じゃないけれど、でもどう考えても普通の子どもを育てる2倍の労力を使っているような気がします。 最近は益々しんどいです。 とりあえずはっきり診断してもらえたので、他の人に話すときも「障害があるような気がする。」じゃなく「発達障害。」とはっきり言えて、そうすると気の毒がってくれる人には申し訳ないけれど「大丈夫。」とか「気にしすぎ。」とか言われずに済むんだと思うと本当に気が楽になりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年08月26日 00時58分13秒
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