「ハイ　観て来ましたよ～　例の映画！」

「ジェネラルなんとかかぁ？」

「イイエ　それはまた今度　近いうちに」

「ほんなら何よ？　例の　ってまさかっ！」

「そっ　その『まさか！』ですわ」

「なぁ～～んや　アンタも結局　ミ～ハ～＆ニワカなんや！」

「イヤ　そんなミ～ハ～的動機じゃなくて」

「ちゃうのん？」

「実はウチから一番近くて行きやすかった某映画館がこの４月末

　閉館するって聞いたんで　この際何か観に行こかと・・・」

「それも　ミ～ハ～ちゃ～ミ～ハ～やん」

「まぁね　そうかも知れんけど　何か寂しい気になってね」



「フゥ～ン　不景気の波はそんな田舎にも来たのねェ」

「田舎言うな！田舎て！　閑静なエエとこやねんからっ！」

「で？　例の・・・ってことは」

「そう　『おくりびと』ですわ　この際観とこかっと」

「ププッ　やっぱりか　ほんで？泣いたん？アンタ？」

「それがねぇ　あの『篤姫』観て毎回泣いてたこの私がねぇ」

「ボロボロ泣いたと・・・眼が真っ赤になったか？」

「全然　泣けまへんねんコレが」

「何で？　悲しいってか感動モンとちゃうのん？

　そう言う評判やったんちゃうん？」

「あの映画では泣けんかった　他のお客さんは結構泣いてたし

　中にはハナ　ズルズル言わせてる人もおったけど　針寸的には

　ドコで泣くねんコレ　って感じやった」

「アンタ　ホンマはごっつう～冷たい人やしな」

「コラコラ～　人聞きの悪い　いやマジで泣けへんかった

　モックン本木の演技が『くさい』ねん　中途半端やってん

　ストーリーも説明不足を感じたしね」

「ほぉ～　偉そうに」

「唯一　感動した場面が有ったんは事実やけどな」

「泣けへんのに感動？　どんな場面なん？」

「広末のパンツ見えたトコ」



「アホかッ！　アンタはそんなんしか興味無いのかっ！」　

「いやぁ～～　あれは良かったわぁ～　ホンマに

　あれでアカデミー賞もろたんちゃうかなぁ～」

「ンなわけ無いやろ！　このスケベ親父がっ！」

「とにかく　一度　ご覧になってみてはどうでしょ？

　貴方も　きっと感動しますよ～」

「もぉ～エエわ！」



次回はコレ↓の感想文を書く予定です　まだ観てないけど(笑)

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