自分の心は
心の奥にとてもとても深い寂しさを隠し持っている人がいて、何十年も、もしかしたら、生まれてからずっと、心の中に寂しさを抱えていて、ある時、その寂しさを埋めてくれるおもちゃが出来て、それ以来、その人は変わってしまった。言ってる事も、行動も、別人。自分の心は自分で満たさないとあんな風になってしまうんだと、愕然とした。関係性が変わり、付き合いが終わった。寂しいけど、仕方ない。島に通っていた頃、フリンばかりしてる女性がいて、フリン相手を探す為に出歩いてるとも言えて、自分で選べなくて、人のものにしか興味はなく、人の真似をして、人の威光を笠に着てマウントとって偉そうにしてた。彼女自身既婚者で子どももいて、当時、既に40歳をかなり過ぎてて、こんなに年を重ねてきてるのに、まだこんな事している人がいるんだと驚いた。私と仲の良かったただの知り合いの男性たちとも身体の関係を持とうとして、その為に私に近づき、実際関係を持った人もいて、自慢しつつ彼女は私には「はるちゃんはぁ〜 そういう事しなくていいのぉ〜」と甘ったるい声で私を牽制し、嫌だなって思ってた。私はフリンには興味ないし。彼女に言わせると彼女は女性としての魅力が無いから男性と関係を持つ事で魅力を引き出そうとしてる、でも私は女性として充分魅力的だから男性と関係を持つ必要はない、という事だった。意味が分からん彼女もとても寂しい人だった。それに自分に自信もなくて、誰か(その時は私)を落としてマウントとって、なんとか自分を成り立たせてた。心の穴と自信のなさをフリンで埋めようとしてた。でも、どれだけフリンしても埋まらなくて、私に暴言吐いたり、酷い事をし続けてた。私が限界に来て、離れた。物凄い反面教師だった。自分の心の穴は自分で埋めないと。外の誰かに埋めてもらおうとしても、埋まらない。沢山沢山、そんな人達を見てきて、心からそう思う。あの島には、そういう人たちが大勢いた。そういう生き方はしたくないから、そっと離れた。友達は一人もいなくなったけど、心に従って良かったと思う。そういう人たちとの関わりを終えたら心が自由になった。で、私はちゃんと自分で自分を満たせているだろうか?彼女たちの事を思い出すと、ふとそんな事を考える。