027525 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

最果ての世界

最果ての世界

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

春時

春時

Freepage List

December 9, 2004
XML
テーマ:本日の1冊(3691)
カテゴリ:読書の話。
前に書いた『感染』と、一緒になりますが『予言』も読みました。
どちらもホラーなお話です。アタシ的には面白い物語だと思いました。
『感染』は、設定が面白いなと素直に感心してしまいました。
肉体的に感染するのではない病、それは心に罹るウイスル。
夢から夢へと、ヒトの精神に。何か罪の意識に、後ろめたさに。
それを抱いているヒトへと感染して、死を齎す病。
この世界に、罪の意識を感じないヒトがいるのだろうか。
アタシは、ふと感じました。何か、小さなことでも。
きっと誰しもが抱いている感情のひとつだと思います。
ヒトは生きている上で、何かの犠牲を伴っているからです。
とてもとても些細で小さなものでも、アタシたちの生活の糧になっている。
その意識に囚われた瞬間に、その病は牙を向き。あっという間に飲み込んでしまう。
なんだか、その病そのものが死のイメージに感じます。
アタシたちのすぐ近くに死というものが存在するのだから。
それはアタシの隣にも、いるのかも知れません。
ただ、それに気が付かないだけで。それが、見えないだけで。
それを恐れた時に、獰猛な牙を剥き。襲い掛かって来て、飲み込んでしまう。
そんなことを読んだ後に、ふと感じてしまう物語で。なんだか、不思議な気分でした。

それと、もう1冊。『予言』も読みました。どちらも映画になっているんですよね、確か。
この物語は、とある新聞が見えてしまう物語で。『恐怖新聞』というんですが。
ヒトの過去も未来も保管する世界が、どこかに存在して。それが見えてしまう。
新聞、というカタチを成して。そして、それは恐怖をも伴う。
どうしても避けられない未来を知り、どうすれば良いのか。それは、誰にも解らないと思います。
もし、避けようとして何かを行動すれば。変わった未来の代償は、自らが補うこととなる。
何をするにも、必ず何かを引き換えにしなければならないのかも知れません。
妻を救おうとすれば、子供を失い。子供を助けようとすれば、妻を失い。どちらも助けようとすれば、自らを失う。
そして、また、同じスタート地点へと戻って来る世界。
メビウスの輪のように、必ず同じ場所へと戻って来てしまう。
いつまでもいつまでもそこから進めない。抜け出せない、輪の中にいる自分。
なんだか、すごく、怖いと思いました。アタシは、耐えられないと思います…。

そんな怖いような物語ですが、映画を観たかったなと思います。
ちょっと観れなくて残念ですね。DVDになったら、レンタルしようかな。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  December 10, 2004 01:29:19 AM
コメント(4) | コメントを書く
[読書の話。] カテゴリの最新記事


Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Favorite Blog

ダトニケ熱い小説 ダトミケさん
 ♪さちよの のほほ… さちよ313さん
内海(ウツミ)コー… 知りたい人さん
Eternal Wo… 夜須原癒樹さん

Comments

 乗らない騎手@ ちょっとは木馬隠せw あのー、三 角 木 馬が家にあるってどん…
 チリチリ@ 次は庭で全裸予定w http://kuri.backblack.net/qmkgpb8/ ち○…
 まさーしー@ なんぞコレなんぞぉ!! ぬオォォーーー!! w(゜д゜;w(゜д゜)w…
 まさーしー@ なんぞコレなんぞぉ!! ぬオォォーーー!! w(゜д゜;w(゜д゜)w…
 ダル伊藤@ ズ ル ム ケ自慢の奴涙目w 包.茎の方がピストンしてる時に、皮がこ…

© Rakuten Group, Inc.
X