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はるさめのひとりごと

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2024.01.15
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カテゴリ:読書
1980年代後半、私が高校一年生の時、朝のホームルームで「三分スピーチ」というのが
あって、生徒が毎朝順番に一人ずつ前に出て何か話をしなくてはいけませんでした。
話の内容は自分の趣味とか創作小説とか面白かった出来事など。

ある朝、Nちゃんという友達が
「私は中国に旅行に行きたい。そして中国四千年の歴史を味わってみたい。」
というような話をしていて「ふ~ん、中国ね…。」と思ったこを今でも覚えています。

また、別のTさんというクラスメイトは歴史オタクで、私に劉邦の奥さんの呂后の
怖~い話を教えてくれたり、一緒に映画「西太后」を見に行ったりしました。

というわけで、私は高校一年生の時から中国に少なからず興味があり、映画《大桥下面》
を見て涙したり、「クイズまるごとHow much」というクイズ番組で「万元戸」という
言葉を知ったり、NHKのドキュメンタリーで改革開放の波に群がる農民たちの様子を
「へぇ~。」と思いながら見たりしていたのです。

というわけで《人世间》の「中」。
内容は1976年から1988年までの約10年間の中国の時代の流れです。

主人公(だと思う。たぶん)の周秉昆とその周囲の人が遭遇する様々な出来事を通して
中国が歩んできた「時代」を詳細に描いています。480ページ(;´д`)長かったよ~

文革が終了して「高考」が復活し若者たちは立身出世のチャンスを求めて大学に行こうとします。
秉昆の兄と姉もそろって北京大学に進学しますが、末っ子の秉昆はシングルマザーの郑娟との
結婚生活を優先させ、文革終了後も工場で働いて給料を得る生活で送っていこうとしています。

そこでお父さんの周志刚!
お父さんは秉昆に姉や兄のように大学に行くよう言い、行く気のない秉昆と激しい言い争いに
なります。

この場面ね。私にも子供が二人いるのでお父さんの気持ちとシンクロしちゃったわ~。
特に中国のこの時代は大学を卒業するだけで幹部になれるじゃないですか。
読みながら「お父さん!秉昆を説得して大学に行かせて!」とお父さんを応援しました。
が、結局秉昆は大学には行かなかったのよね~。残念残念。

A市の底辺の家庭が生活する地区出身で秉昆と同じ工場で働いていた呂川は大学に行き
卒業と同時に幹部候補生となって同じ地区の仲間とは違うエリート人生を歩んでいるのにね。

物語としてはやはりNHKのドキュメント番組風味が強いです。
物語の中に邓丽君(テレサ・テン)というワードが出てきて、この先はニュースとかで結構
自分も知っている中国かも?と思いました。

あとは中国の住宅問題!
この時代の住宅は会社や国から「分配」されるものらしいのですが、この住宅の争奪戦が
結構細かく書いてありましたよ。

秉昆の幼馴染の春燕は姉が二人いる三姉妹。
上のお姉さんとそのご主人が三姉妹のお母さんの住む実家に住んでいるのですが、
お姉さんの夫とお母さんの仲がめちゃくちゃ悪くていつも喧嘩。
実家を出ていく出て行かないの騒動になります。

そこで二番目のお姉さん登場。
「今まではお姉さんが家賃無しで実家に住んで甘い汁を吸っていたんだから今度は私の番ね。」
と実家に乗り込もうとします。

じゃあ、上のお姉さんは実家を出て行ってどこに住むの?

みたいなトラブル(内容をしっかり覚えていないのでちょっと違うかも)

この小説、こういう主人公以外の登場人物の枝葉的なエピソードが非常に多くて、この
春燕三姉妹の住宅騒動のエピソードでは「いや、脇役の春燕の家族の事なんて知らんがな。」
と、心の中で関西弁になってしまいました!

描かれているエピソードはその時代その時代の世相が細かく反映されていて読みごたえは
あります。が、長い。くどい。早く話を進めてくれ!とせっかちの私は思ったのでした。


思わずふせんにこういうメモまでしてしまいましたよ(;^_^A

中巻の最後は、秉昆の妻郑娟が未婚で産んだ息子楠楠の本当の父親が現れて
楠楠を秉昆と郑娟の夫婦から奪おうと策略を巡らせているところで終わっています。
最後らへんでやっと「小説」(私が思うところのね)らしくなってきた!

でももう疲れて下巻を読む気力が無いわ~。
もう百度一下して結末だけ確認しようかな。

ところで、改革開放の波に乗って、幹部が乗る自動車が「上海」から「桑塔纳」になった
という描写があったわ!懐かし~!1999年に中国瀋陽に行った時「桑塔纳」まだめっちゃ
走っていたのを思い出しました(^-^)


今回のしおりは「无敌最俊朗」よ~
《全职高手》の主人公、叶修の別IDね♪





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Last updated  2024.01.16 00:38:35
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