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カテゴリ:ドラマ・映画(中国)
結局どういう映画だったのか?
というのが自分の中で定まらなくて、昼休みにネットでこの映画を鑑賞した方の 感想を探していました。 いくつかの記事の中に、この《熱烈》にはまって中国、ベトナム、韓国で計26回も 見た方のブログ記事があって、「そんなに?!」と驚いて、とりあえずもう1回 見ることにしました。 昨日、土曜日。 仕事がたまっていて午後から出勤予定だったので午前中にこの《熱烈》を景気づけに見てから 仕事に行こうと思って。 何度も言っていますが、私。王一博のファンというわけではなく、 単なる中国語学習者で中国映画を見る目的はリスニング練習なのです。 1回目に見た時に、随所にお笑いポイントがあり、決勝戦最後の大技は ギャグなのか?真面目なのか?と迷ってしまって入り込めなかったんですよね。 でも見終わって周囲を見たら、泣いているお客さんもいて。 また、主人公の黄渤さんのセリフが聴き取りにくくて「はぁ~。もっと訓練しないと。」 などと反省したりしていたものだからますます映画に入り込めなくて。 それから2回目見た時も同じような状態でした。 と、いうわけで3回目となる今回は「中国語のリスニングは気にせず、入り込もう!」 と決心して鑑賞。 主人公の陳爍くん。 真面目な好青年。ダンスが大好き。 家の借金の返済を手伝いながら日々バイトに明け暮れ、夜は一人でダンスの特訓。 浙江省トップのダンスチームに、フォーメーション要員として(エースダンサーが練習に 出てこないため、彼の代わりに練習に入る交代要員)期限付きでメンバーとなります。 頑張ればいつかは正式メンバーになれるかも?という希望を抱いて。 もうねぇ。彼が人格者すぎて。「好青年」を通り越して こんな仏みたいな奴ほんとにいるんかい(;゚Д゚)?! って感じの完璧人間なのよね~。 とにかく、愚痴や人の悪口など一切口に出さず毎日バイトをしダンスの練習に精を出す。 エースダンサーがチームに戻って来て、コーチからクビを言い渡された時も、 黙って静かに涙を流し、恨み言一つ言わない。 こんなにツッコミどころのない主人公初めて見たかも?と思いました。 が、毎日家の食堂が閉店した後食堂のテーブルを壁に寄せてダンスの特訓をしていた 陳爍くん、チームをクビになった後、ダンスの練習をせず食堂の電気を消す場面があるのよ。 3回目に見た時、「ああ~。こういう場面で陳爍の挫折感を表現しているのね。」とやっと 気が付きました。この場面でちょっと泣きました。 この人が本当の主役?ダンスチームコーチの丁雷さん。 真面目一本やりの陳爍くんと違ってこの人は表情豊かでした。 やはりベテラン俳優さんはすごい。うまい。 ライバル役の凱文。 この人、いい感じの敵役でしたね。 単なる不良ではなく、御曹司の上品な雰囲気を漂わせるルックスがぴったりだと 思いました。 とにかく、この《熱烈》。本当にベタな少年漫画的王道映画でした。 「リスニングの練習をしよう。」などというケチな根性を持って見るべきではなかった。 3回目の鑑賞ではちゃんと泣けましたよ~。 終盤で涙が出てきた時には自分でもびっくりしましたけど。 初日に見た時には女性客しかいなかったんですけど、3回目は男性のお客さんも多かったです。 どこかで取り上げられたのかな?そもそもこの映画は男の子向きなのでは?と思いますけど。 個人的には主人公陳爍を演じる王一博の周りを固めるベテラン俳優さんたちが良かったです。 当たり前だけど、映画って主役だけではないのよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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