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カテゴリ:出来事
いずこの世にも、 他人の行動ばかりが目について、 批判・指摘する人は多い。 あの運転手はズルばかりする、 とか、 いい仕事ばかりもらっている、 とか。 こんな出来事。 真冬の勤務終了後、 車庫で洗車中に、 先輩の運転手が、 ちょうどhappyと隣り合わせに。 私はいつものようにエンジンを切り、 洗車をしていました。 そこへ先輩がやってきて、 先輩「happy君はちゃんとエンジンを切るんだね。」 happy「仕事中はなかなかアイドリングストップできませんから、せめて洗車の時くらいはと思って・・・」 先輩「ん、なかなかそれができないんだよね。他の運転手にもときどき注意はしてるんだけど、なかなか守れないんだよね・・・」 (この先輩は、happyも尊敬する運転手の一人で、以前は別のタクシー会社で、運行管理者もしたことがある方です。) 先輩の話が続きます。 先輩「今は、どこのタクシー会社も売り上げが減り、経営がたいへんな時代になった。運転手も経費節減に協力しないとね。洗車中のアイドリングストップは常識なんだが・・・」 happyは、 「そうですね・・・」 と言いながら、 頭の中は でした。 その先輩は確かに、 おっしゃる通り、 タクシーのエンジンは切っていたのですが、 話の間中、雑巾を洗う流し場の、 湯沸し器のお湯を出しっぱなし にしながら、 延々と演説を宣うのでありました。 他人の行動に、 何か疑問や悪い点を見つけたら、 他人を指摘する前に、 一度、自分の行動を振り返って見る方がいいと思います。 誰もが、他人から注意を受けると、 「そんなに完璧にはできないよ」 と、反発する気持ちが出るものです。 ならば、 他人の行動を鏡として、 良い行動は真似をし、 悪い行動は、自己の戒(いまし)めとする方が、 結果的に自分の成長につながると思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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