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カテゴリ:八房之記憶
昨日いじけた車をなんとか飼いならして、会議に間に合うようにと少し早く出た今日。
愛車は、すこぶる機嫌がよく、僕は鼻歌混じりにハンドルを右や左に回す。 しかし、何本メカの交差点に差し掛かった途端、彼女は突然またご機嫌をそこね、僕は交通量の多い町の真ん中で足止めを喰らう。 まぁ、なんの因果というべきか。 ただでさえ目立つ車だ。しかも、エンストした車にいつまでも乗っているわけも行かず、とりあえず車外に出て、追突事故が起こらないように、後続車両をじっと見据える。 後ろからきた連中は、金髪の男が突然現れたものだから、一体何事かと思っただろう。 しかしそんなことは知らない。 僕は取引先に、会議には出れない旨を通達し、あとは、車のうしろによりかかって、ぼんやりを決め込んだ。 「もうだめなのかもしれないなぁ」 そんなことを思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/10/15 12:21:38 AM
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