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カテゴリ:八房之記憶
昨夜。5時からはじまったクラブイベントのセッティングに、すでに通常の四倍量の頭痛薬をアルコールで流し込んだ僕は、手の振るえと低下した判断力をともなった挙動不審の男と化す。
回るカメラ。音が振動となってお腹を揺らす。 何かを思いついてもすぐに消える。 こぼれたお酒を拭く気力もない。 誰かに話しかけられるが憶えちゃいない。 レンタカーのかぎが回らない。 フラッシュバックだ。 足がふらついている。 もう帰りたい。君に会いたい。でもだれに?-判らない。 帰りの車で、眠気と疲れと戦いながらアクセルを踏む。 遠くから稲妻が近づいてきている。光の中に龍の姿をみつける。 噛まれるか、それとも幸運の証なのか。次第に大きくなっていくその稲妻を前に、僕はそんなことばかり考えている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/10/23 10:45:22 AM
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