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カテゴリ:八房之記憶
企画書に追われている話はもう書いた。では、今も続いている執筆に飽きてきた僕は、離れにCDがおいてあるのを思い出し、かしをかえるつもりでしばしの間CD捜索へと繰り出した。
それが間違いの元だった。 何かネタに困っては、救いの離れへと訪れていたのだが、なんでだろう。いままで気づかなかったのか、それとも何かを探しているときにでてきたものなのか、書きかけの脚本と、僕が脚本を書き始めるたびにいつも読んでいる指南書、そして彼女の残した首輪、脚本を書くときにいつも持ち歩いていたバッグ…がすべてその場に置いてあった。パズルにしてはあまりにも優しすぎる。 何故…とか、そういう問題ではない。 書けということなのか。 書かないとならないのか。 地獄の門が開き始めた。 正直、今回の作品は、前回同様おもしろい。面白い話だけに、自分で書ききれるのか?いや書ききれると断言できる自分が怖い。そしてそれを書くために確実に生活が犠牲になるであろうことも怖い。「熊野幻想」は、三ヶ月くらいかけて書かれた。 今回も同じくらいかかるだろう。 三ヶ月。 もしかするともう少し長くかかるかもしれない。 四ヶ月。 イヤなことにクランクインは7月を予定していた。 六ヶ月はかけられる。 今度こそ遺言が仕上がってしまう。 それはそれでよしとすべきか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/10/25 10:26:31 PM
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