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HASIRA

HASIRA

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2006/01/04
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カテゴリ:八房之記憶
神さまについて考える。
そしてこの文が生まれる。

「神さまは、灰や塵にひとしいわれらに、恵みの雨を与える。
きまぐれと、殉教者を増やすために。」

よく自称詩人の日記を拝見する。かっこいい言葉で飾られているし、なんか意味があるようにも読める。まぁ文章は誤解と陶酔で出来ているから、別にどうでもいいことだが…活字だと、どんな文でもいい言葉に見える。
でもその詩人たちは、生活のため、お金のため、主義主張を「夢」の位に棚上げして、人生の9割を現実世界で生きて、残りの1割をこの電子世界で生きる。
沢山の言い訳を呟きながら。
16世紀の言葉で「詩人たちは食事の時間が短くなったのをとても嘆いている」というのがあるが、僕は元来詩人とはそういうものだと思っている。
綺麗な言葉を羅列しただけでは詩にはならない。
ましてやぬくぬくとした部屋で「愛」だの「死」だの語るに至っては、滑稽としか思えない。


昨日酒の席で「自分に自信がない」人の話が出た。
「結局それって、自分の大きさが全然判ってないんだよね。
自分がどんなに小さいか判っていたら、そんな言葉吐かないもの」と僕。
場内は苦笑い。説明をしたら、やっとご理解戴けたというが顛末があった。


僕は自分の存在が小さくて無力であることを何度も教え込む。
だから、自分が「こんな程度」であることを知っている。
だから、僕は自分に自信がある。
自分がいままでやってきたこと。何百本も物語を書いてきた事実。何百本も映像作品を作っている事実。それは評価されていい。
でも、それ以外は「こんな程度」。
自分が「こんな程度」だから、外部から何にも期待しない。
もちろん神さまにも期待しない。

「神さまは、灰や塵にひとしいわれらに、恵みの雨を与える。
きまぐれと、殉教者を増やすために。」

僕は神さまが、所詮神さまでしかない事実を知っている。





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Last updated  2006/01/04 10:05:47 PM
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