BURRN!誌的採点アルバムレビュー
火曜の朝は
ポール・コゾフの
『チューズテイモーニング』な、ろじゃーすです
最近購入したアルバムをB!誌の100点満点式評価でやってみたいと思います。
ではさっそく
フィリップ・セイス
『ピースマシーン』
ヴォーカルも兼るカナダのギタリスト。極太弦を感情的に時に繊細にかきならす有望新人。ジミヘンやレイヴォーンなどを彷彿とさせる『魂』が聴ける。ライヴがかなり凄そう。ブルーズロック好きは必聴。ヴォーカルにまだ向上の余地があるので、次作で更なる期待が持てる。85点
アヴェンジドセブンフォールド
『シティ・オブ・イーヴル』
アメリカ期待の新人メタルバンド。色んな要素を詰め込んでいるもいまいち散漫で冗長な気が…すごい勢いで押しまくる前半はよいが後半は正直ダレる。もう少し的をしぼってコンパクトにまとめれば+5点はあった。G&Rの再来のキャッチだが音はまったく似てない80点
ウルフマザー
『狼牙誕生』
「うわぁぁあぉ」と東村山音頭の一丁目を彷彿とさせるシャウトで幕を開ける、70年代クラシック・ロックをガレージ風に味付けした豪州のバンドの1st。ハードロック好きに限らず幅広くロック好きにお薦めできる。リフもかっこいいしヴォーカルも個性的で良い(オジーを若くしてもっと勢いつけた感じ)84点
トリヴィアム
『クルセイド』
山口県生まれのヴォーカルを抱するアメリカのバンド。このヴォーカルがいい!『メタルジャスティス』時のジェイムスに似てる。メタリカより正統派メタル的でメロディアス。これだけ歌えるとこの先の展開が楽しみ。3.5.10などのかっこいい曲が、印象に残るリフがもっとあれば尚良い85点
ポーキュパインツリー
『デッドウイング』
13作目で日本デビューとなった英国プログレバンド。これはすごい。緩急の劇的な展開が素晴らしい。1.2.5はメタル的でもあり、3.6.などはあまりの美しいメロディに涙が出そうになる。結構歌モノでもある。プログレ好きはもちろん、メタル好き、またはトッドラングレンなんかが好きな人にも響くはず。ドラムのリズムがいいんだこれが。94点
アンサー
『ライズ』
70年代の熱き、良き、まさに本物のロックだ。とにかくヴォーカルがいい!アルバムでは直線的に突っ走ってるがシングルのカップリングの曲なんかはギターがいい味だしてるんですよ。ミドルテンポの曲もダレないしホント巧い。それでいて変に落ち着いてない若さの勢いがある。ルースターが手堅く感じて面白みに欠ける人なんかは「コレだよ!コレ!」と興奮必至!2ndは更にすごい事になりそうだから点数控えめ92点
デレック・トラックス・バンド
『ソングラインズ』
エリック・クラプトンのアルバムに参加、来日公演でも大いに観客を魅了した天才スライドギタリスト率いるバンドの3rd。テクニックはもちろんだが、特筆したいのはその音色。ギターは音色です。ため息が出る美しさ。BGMとして部屋で流してても思わず手が止まり聴き惚れてしまう。インストが大半を占めるがギターが歌っているのであまりそんな印象がない。またヴォーカル(デレックじゃないよ)も渋くていい味だしてるんですよ。でもレコード会社さん、『デレク』でいいじゃん。呼びにくいし書きづらいよ。発音に忠実なのか?94点
長くなりましたので続きはまた次回