雲を見ていたら そこにはクモがいた
10月20日の月曜 夕方 雨がやんで日没が近づいてきた空の雲をみていたら 柿ノ木の横の空にクモの巣があって みたら クモが集団でいた ???雲は雨雲 とくに何もなしクモは巣は一匹づつ あちこちと張っているものだと思っていたが ここは集団営巣地だ???珍しいなあとおもって ネットを調べてみたクモは、同種でも容赦なく襲って餌にしてしまう、冷酷な一匹狼であると一般に信じられている。しかし、共同生活をする「社会性クモ」というのは存在する。一般に卵のうから出てきたばかりの子グモは、お互いに「許容性」があって、共食いはしないという傾向をもつ。3、4回の脱皮を繰り返すまでは、共同網での集団生活をし、その後、共食いを始めて数が減ったり、 バルーニング(糸による飛行) をする場合は、思い思いの方向へと散っていく。 コモリグモは、社会生活こそしないが、その前段階の進化過程(「前社会性」)にあるとする学者もいる。 クモは比較的嗜好の限られない肉食性であって、しかも限られた範囲で餌を待ち伏せする「なわばり 」行動をとるものが多いから、縄張りの競合を避けるためには、逆に積極的に狩りを共同でするという種もいくつか進化してきた。こうなると、敵味方の情報を区別するというコミュニケーションの関係が進化する。 <シート網をはる種> ★ ハグモ科 Mallos Gregalis, メキシコ 体長5ミリほどで、数百匹が木の枝を足場に焼く50平方メートルのシート網を築くメスグモだけが共同で狩りに参加し、ハエが動かなくなったところで、子グモが這い出してきて捕食する。オスは粘着性の糸を出せず、自分で狩りをしない寄生的生活者。 <円網をはる種> ★ コガネグモ科 Eriophora bistriata, 南米 ---------------写真のクモも小金クモ---足場糸、わく糸を共同で使って、互いに接した円網をはる。一頭で捕らえきれない大きな獲物がかかると、複数の個体が共同狩猟し、一緒に捕食する。アリとクモ --- ムシに見る奴隷制と民主主義アリとクモがしばしば人間の一方的な見方で比較される。みんなで力を合わせて働く「働き者」のアリと、他のムシをだまし討ちにする冷酷なクモといった表現である。アリの社会は、ご存知のように高度に分化した役割分化社会である。社会生物学ではこれを「カースト」(階級)の進化という。社会性クモの社会は、知られる限り、カースト分化をしないで相互許容性、共同狩猟、共同保育までを可能にしている、いわば平等主義社会である。カースト社会を「真社会性」とよび、平等主義を「亜社会性」と呼んで、前者がより「高度」な社会進化であるというのが一般的学説 ???クモも進化していくらしい ???はた坊