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テーマ:政治について(20231)
カテゴリ:カネミ油症のこと
国内最大の食品公害とされるカネミ油症の患者の認定基準が、昨年12月、同居家族の間で患者認定が別れることがないように拡大され、各地で申請の受け付けが始まっている。 昨夏、成立した被害者救済法に基づく措置だが、なお救済されない患者は多い。 1968年、ダイオキシン類が混入したカネミ倉庫(北九州市)製の米ぬか油を食べた人に健康被害がみつかり、西日本一帯で、約1万4千人が被害を届け出た。 昨年3月末段階で1966人が患者に認定されている。 これまでの認定基準では、認定患者と同居し、同じ食事をして症状が出ても、ダイオキシン類の血中の値が基準値を下回れば、患者と認定されないという問題があった。 拡大で、こうした被害者は認定患者として救済される。 だが例えば、週末に実家でカネミ油を使った料理を食べた被害者は、同居の事実がないため対象外。 また、大量に油を購入して隣近所で分け合った場合などは、家族内に認定患者がいなければ救済されない。 『同じように食べて苦しんでいて、なぜ、認定と未認定に分かれなければならないのでしょうか』。 患者らは今でも、被害を訴える集会などで、口々に語る。 今回の拡大にとどまらず、患者がカネミ油を食べた時の生活環境や、訴える症状に、もっと目をむけるべきだ。 そうした中で、油症被害を後世に伝えようとする動きがある。 福岡工業大学で、昨年11月、「油症学」 フォーラムが初めて行われ、研究者や被害者が、学生らに油症の歴史や現状を説明した。 『2世、3世にも被害は広がっている。そんなカネミ油症を知って下さい』 被害者の一人は、涙を浮かべて語った。 油症学を主催した同大客員研究員の長山淳哉さん(65)は 『二度と同じような被害を出さないように、教訓を語り継ぐことが必要だ』 と、その意義を語る。 今回の基準拡大で、救済への道は確かに広がった。 だが一方で、一定の政治決着をもって政治的、社会的に ≪過去のこと≫となる懸念もある。 法制定を主導した政治家の多くは、先の総選挙で引退、落選してしまった。 だからこそ、言いつづける。 『カネミ油症はおわらない』 と。 被害者の高齢化は進んでいる。 まず国は、現在、どのくらいの被害があるのかを、未認定患者も含め、調査すべきだ。 実態にあった救済を一刻も早く行う必要がある。
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最終更新日
2013年02月21日 12時47分17秒
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