10月30日、新潟県内での乗下車活動の後、表記のバスに乗った。
ときライナーは新潟県内高速バスのブランド名である。新潟は古くから
短距離県内高速バスが盛んなところであるが、近年各路線とも減便傾向な
事は少し寂しい。
新潟ー十日町線は1990年代に新潟交通と越後交通の共同運行で開業し、
5往復の運行があったようだが、減便が進み現在は2往復である。
越後交通十日町営業所にとって、貴重な県都への直通高速バスの運行と
思っていたが、現在はアイケイアライアンスに路線譲渡された。
アイケイアライアンスは東京への高速バスやコミュニティバスを運行する
泉観光バスのグループ会社である。
新潟駅発17:25発の便に乗車した。新潟駅を2名乗車で発車する。
本数が少ないこのような路線は乗客が少ないと早合点したが、
万代シテイ1・古町7・市役所3・がんセンター4・県庁5・女池インター2と
乗車があり、合計が24名乗車であった。高速道路に入った停留所でも
乗車可能であるが、乗車客はいなかった。新潟県内の鉄道は速達性なら
新幹線があるし、普通列車も線形がいいので速度が高く、競争力がある。
高速バスのユーザーは駅から離れた地区での集客が主だ。
高速道路に入ると降車が始まり、鳥原2・巻潟東9・栄6・長岡北1と
降りていくが、ここまでの停留所は本数が多い長岡線と被る。
24名中18名が降車してしまい、十日町線の独自需要は残りの6名であった。
越路1・小千谷1・川口3・六日町1と降りてゆき、高速道路を降りて
十日町に向かう頃には自分だけの貸切になってしまった・・。
ときライナー十日町線は乗車してみないと分からない需要動向であった。
正直路線の存続に厳しさを感じたが、頑張ってほしい路線である。
画像は新潟駅前での乗車のバス。
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