『遠まわりする雛』
米澤穂信。古典部シリーズ第4弾。~ストーリィ~省エネをモットーとする折木奉太郎は“古典部”部員・千反田えるの頼みで地元の祭事「生き雛まつり」へ参加する。十二単をまとった「生き雛」が町を練り歩くという祭りだが、連絡の手違いで開催が危ぶまれる事態に。千反田の機転で祭事は無事に執り行われたが、その「手違い」が気になる彼女は奉太郎とともに真相を推理する―。あざやかな謎と春に揺れる心がまぶしい表題作ほか“古典部”を過ぎゆく1年を描いた全7編。 ~感想~今回は短編でした。良い感じにサクサクと読める。このくらいが調度良い。なんとなく、シリーズを纏める感じに終わったけど、続編は出ないのかな?伏線というか、まだ日の目を見ていないネタが多々ある気がするのだが…と思ってググってみたら続きがあるみたいだね。楽しみにしておこう。