|
カテゴリ:放射線を考える
今回は市原市の千葉県環境研究センターの方のお話を伺うことができました。
質問1 市原市の数値は個人のガイガーカウンターと大きく数値が異なるのですが、何かを差し引くとか、何らかの計算をした上での数値なのですか? 答え 『測定したままの数値で、何も手を加えていません。』 <測定値が大きく異なる理由> その1:計器が違う 『モニタリングポストの計測器はナトリウムタリウムシンチレーターというもので、 900万円するものです。 個人で計測する場合でも信頼のおける計測器は数10万~100万はします。』 その2:計測目的がちがうので計測場所が異なる 『文科省の指示により全国のモニタリングポストは地上10m以上に設置することになっています。 周囲に遮る建物がない場所の、屋上の、更に屋上から3mです。 ただしこちらは建物を建て替えたので地上7mとなっています。 こちらは今回のような事態は想定外で、 本来チェルノブイリや外国の核実験の影響に対して環境的に判断するために設置されました。』 『一方、放射線医学総合研究所などは厚労省の指示で、 身体への影響を測るために1.5mに設置することになっています。 放医研の方がこちらに計測しにいらしたとき、これほど高い場所だと思わなかったと驚いていました。』 『尚、原発のある県は設置条件が異なります。』 その3:マンションはコンクリートからラドンが出ている 『以前はラドンの計測も行っていましたが、今は経費節減でやっていません。 このまえの事業仕分けでは予算が2割減らされました。(そ、そうですか・・・) なので、はっきりとした数字は申し上げられないのですが、 ラドンが結構な数値で出ていることが分かっています。 マンション屋内の通常値が分からないと計測値がはっきりしないと思われます。』
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年05月11日 06時03分10秒
[放射線を考える] カテゴリの最新記事
|