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テーマ:食べ物あれこれ(50366)
カテゴリ:ニュース
ゴキブリがつい最近まで話題になっていた。ケンタッキーフライドチキンでの「ゴキブリ揚げ」、バーミヤンでの「ゴキブリラーメン」、ファミリーマートの「ゴキブリ入り肉まん」。これらの原点は吉野家から始まった「テラ丼」だろう。
世間を騒がせる面白さにとり付かれたかどうかは知らないが、ひとつ似たような事が起こると伝染病のように次々と波状して行く。恐さを知らない無知な子どもと同じである。子どもはまだ心が純粋だからよいが、善悪の判断が付く年頃の人間がやることではない。 ゴキブリは元々森に棲んでいたいた昆虫。人類より遙か昔にこの地球上に現れた。その繁殖力と生命力は他の生物を寄せ付けないほどである。シーラカンスのように「生きている化石」とも言われる。 核戦争が起こったとしても生き残っているのはゴキブリくらいだろう。人間は自分達の棲む領土を開発するため、次々と森林を伐採し環境破壊をもたらして来た。 ゴキブリは棲みかを森から民家へと変えていった訳である。地球全体を通して見た場合、このゴキブリを害虫扱いする国は以外と少ないことが解って来る。もちろんこれは国の生活環境などが違うので当然のことであろう。医薬品、非常食用といった使われ方をしてきた過去もある。 ゴキブリが嫌われるのは鼠と同じで、病原体の媒介、見た目の悪さなど不潔とうイメージが固定観念として人間の脳に組み込まれてしまっているからだ。何も知らない無垢な赤ん坊は毒蛇を恐れず、玩具として引き千切ってしまったと言う。ゴキブリも単なる珍しい物として捉えるだろう。 しかし人間の生活に害を与えているかは特に根拠もないが、衛生管理の下では許される生き物ではないことは確かである。ゴキブリではなく薔薇の花や見た目の美しい蝶だったらこれほど問題にならなかったかも知れない。人間は雑食性でゴキブリと同じだが、犯罪を犯さない部分ではゴキブリの方が優れているのかも知れない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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