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吾が輩は野良猫である

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2008.01.26
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テーマ:闘病日記(4028)
カテゴリ:健康
先日は東京都内でも二年振りの雪になり、僅かではあったが薄っすらと雪景色を見ることが出来た。雪にあまり馴染みがないので、雪がやってくるとつい子ども心に帰ってしまい、白銀の世界を自分の足で楽しむのだが、今年は手術を目の前にしていることもあり、寒さは心臓に堪えるので、二階の窓から降り積もった雪を眺めるだけに留まった。
この時季、心臓発作などで倒れ、命を落とす老人が多くなる。そしてその場所が風呂場であること。家の気温と風呂場の気温差があまり離れていると、その気温の変化に心臓が耐え切れず不整脈を起こす。
その結果、心臓に持病が無くとも心筋梗塞に襲われ、運が悪ければその場で即死する。
もちろんわたしも当然ながら不整脈の持ち主だが、命に関わる不整脈ではなく、「心房細動」という一般的な不整脈であるため、特に命に関わることはないが、厄介なのは血栓が出来安いということだ。
最も恐い不整脈は「心室細動」「心室頻拍」である。つまり心臓停止状態。この不整脈に襲われたら、一刻の猶予もない。助かる道は時間との勝負。救急車を呼び搬送される時間と治療開始が運命を分けることになる。
さて、今年に入ってからも頻発する、救急車の受け入れ拒否。特に関西地方で多く見かけられたのだがが、つい先日、関東地方でも起こった。
東京都清瀬市での事例。救急搬送された女性は95歳と高齢であり、心臓に持病を抱えていたと思われる。受け入れ拒否した病院は11。
一昔前であれば、救急車が自宅に着いた時点で安心出来たものである。救急車は命を助ける車であると誰もが思っていた。そんな昔が懐かしい。
11もの病院が同時に受け入れ出来ない状態だったのか疑問が残る。もしこの患者が政治家だったらどうなっていただろう。治療中の患者を隣のベッドに移し、この政治家を助けるべく準備に大慌てだ。「病院の名誉にもかかるから、必ずこの政治家をわたしの病院に...」となるかどうか知りませんが、病院が一般庶民の味方では無い事は明らかである。
ここにも格差社会が蔓延っているのである。助かるのは金持ち、命は金で買うのが現実。
現代の医療現場が崩壊していること。医師不足、行政の遅すぎる対応など、救急車はそんなことなどにかまっていられない。一刻も早く受け入れ可能な病院を探すのに必死なのだ。
少子高齢化が進んでいることも安全で確実な医療体制が整わない現実が拍車をかけているのだろう。





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Last updated  2008.01.26 17:21:37
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