|
カテゴリ:ニュース
福田総理が議長を努めた洞爺湖サミットが7月7日~9日の3日間に渡り開催された。
自然が多く残る北海道の美しい湖の畔で、各国の環境破壊者たちが一堂に集まり、地球温暖化防止を主体とした会議が行われた。 平和の祭典と言われるオリンピックのように、このサミットも回を重ねるごとにお祭り化しているように思われて仕方が無い。 開催間近の北海道は、各国の要人を警護するため莫大な税金を投入し、普段であれば静寂と風の音が吹き抜ける道路に物々しい警察官たちが配備され、テロ或いは暴動鎮圧の発生を懸念しての、万全な警備体制が敷かれた。 そのような心配をよそに和やかなムードの中、福田議長の第一声と共に始まった洞爺湖サミット。 京都議定書が2005年に発行されてから3年が経過したが、実際にどれだけ成果を上げているかは、全く不透明である。 先進国の代表と言われるアメリカは自国の都合でこれを拒否。 何処の国もわが身かわいくで複雑な問題を抱えているため、実際に何処まで温暖化対策を真摯に受け止めているかは疑問が残る。 現状を維持しつつ地球の環境を守ると言うのは無理難題であり、原油高騰が世界の経済を低迷させている中、実際には温暖化ストップよりも、景気の回復を望む声の方が遥かに上回っているのではないだろうか。 環境破壊を招いたのは人間自身の欲望であり、今更慌てて環境を守ろうとしても手遅れの感は拭えない。 本気で構えるならば、便利な生活を捨てなくては達成出来ないだろう。 街から自動販売機を無くし、コンビニの深夜営業を止め、TVの深夜番組も中止する。 必要のない街灯、ネオンサインは全て消す。 車に乗るのを極力避け、出来るだけ歩くか、自転車やバイクに切り替える。 昭和50年代にタイムスリップするしかないだろう。 一度味わってしまった便利な生活を捨てることが地球への思いやりであるが、そんな経済社会は直ぐに破綻するだろう。 これまで何度も繰り替えされてきたこれら各国首脳人に於ける会議がどれほど役に立ってきたか。 現状を垣間見れば世界は確実に後退しているではないか。 戦争をしながら環境保護だの核をなくすだのと平和を戦争の材料に使う国々たちの矛盾。 地球は生き物であり命の塊である。地球の歴史から言えば人類の時間など数秒にも満たない。 生物には防衛本能があるわけだし、何れ地球がそれに目覚めた時人類を救おうとは思わないだろう。 自然に逆らい続ける人間を滅ぼすのは、おそらく地球自身ではないだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ニュース] カテゴリの最新記事
|