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テーマ:食べ物あれこれ(50365)
カテゴリ:ニュース
大手ファミリーレスランの一角を担う「サイゼリヤ」の人気メニューの一つであるピザから有害物質「メラミン」が検出された。 サイゼリヤはわたしもよく利用するが、その魅力はなんと言ってもイタリア料理が手軽に食べられるからである。 料金も他のファミレスと比べ非常に安い。財布の中身が心細い時などは重宝するレストランだ。 これほど安価に料理を提供出来るのにはそれなりの理由があるだろうと、以前からおそらく食材は中国からの輸入品だろうと推察していたが、やはりその通りだったことは残念であるが、サイゼリヤ自身が隠蔽工作をすることなく俊敏に公表したことは企業として評価したい。 この問題についてサイゼリヤはピザを食べた人に代金を返品するという。これも今までには例をみない処置としては高く評価するところであるが、この誠意ある対応を逆手に取った詐欺まがいの行為が波紋を呼んでいる。レシートがなくても要求に応じるというのは、かなり勇気の要る決断だっただろう。 しかし、企業のプライドと客に対する最も大切な「真心」であるとわたしは解釈した。 それにしても、つい先日問題になった「冷凍インゲン」。同様な事例がこうも次々と起こっては、どこかで歯止めをかけないとこのような毒物入り食材の問題は半永久的に続くことになる。 民間はそれでも独自に対応をしているがやはり限界がある。 安全且つ美味な料理を庶民に味わって貰う為にはそれなりの努力が必要で、今までは必要のなかった仕事が増えることは会社にとって利益の損失につながる。 経営者側の立場から見れば非常に頭の痛い問題ではあるが、食材を輸入に頼らざるを得ない国の状況が引き起こした問題であり、責任は国、政府にある。 事の真相を積極的に解決しようとしないその背景には、直接的な健康被害が報告されていないからだろう。有害物質によって多くの死者が出たときになってからでは遅い。 毒物はわたしたちの目に触れない部分で確実に身体を蝕んで行く。それはがん細胞と同じであり、今の世代に影響が出なかったとしても次の世代が安全かは誰にも保障出来ないだろう。 人の命は先祖から受け継がれてきたものである。それを自分たちの世代で破壊してしまってよいものだろうか。 命は自分だけのものではないことをこの食の安全から学ぶべきである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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