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テーマ:政治について(19989)
カテゴリ:ニュース
難解なパズルを解いた時の達成感を味わうには、試行錯誤を繰り返す先に見える答えへのあくなき探究心が不可欠であるが、この国の政治家たちは「達成感」を一度でも味わった事があるのだろうか。 あるとすれば選挙に当選した時か政権を勝ち取った時くらいのものだろう。混迷の度合いが深まるばかりの政局そのものは難解と言うより、理解不能の単細胞である。 自民党は政権を奪い返す事だけに固着し、民主党はそれを頑なに拒むだけのつば競り合い。震災の復旧・復興はそっちのけで、国内外がから届いた善意の義援金 さえいまだに使い道も決まらない。原発事故は待ったなしで日々刻々とその姿を変えて避難民を脅かしていると言うのに、永田町の防波堤は内閣不信任案の荒波 で削り取られて丸裸。 菅総理退陣の意志を受けて民主党分裂は免れたものの、一定のメドと言う曖昧な退陣の時期を巡って鳩山前首相と「ペテン師」騒動が勃発するなど、メドが立たないのは自分の懐具合ばかり気にする政治家さんたちの方である。 政治は国民に支えられて成り立っており、政治家に給料を払っているのも国民。国民は政治家の雇い主であり、政治家は雇われ人だという事を忘れてはいないだろうか。 その意味で国民が政治を諦めてしまっては、政治家たちの思う壺に嵌ってしまうだけである。国民が今こそ奮い立たなければ、日本の未来に希望の光は点らない。ひとつになれない政治家たちにいま必要なのは、歩み寄りと調和のパズルである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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