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カテゴリ:ニュース
米大統領選の真っ最中に、ハリケーン「サンディ」が米東部に上陸。ニューヨークでは広範囲に渡り浸水被害に見舞われた。 このハリケーンに伴いオバマ大統領は重点地域での遊説を急遽中止し、対策に全力を注ぎつつ被害に合った地域を訪れ民衆に向かって励ましの言葉を送った。 結果的にオバマVSロムニーの大統領選は、オバマ大統領の圧勝と言う形で幕を下ろし、オバマ氏が引き続き第45代アメリカ合衆国大統領に就任する事となる。 オバマ氏が自然の猛威を味方に付けたかどうかは知らないが、ブッシュ前大統領の時の初動対応の緩慢さに民衆の怒りを買い、政権の危機管理の甘さを露呈しているだけに、過去の例が少なくとも影響していると言う背景が見てとれる。 アメリカはその歴史が物語るように選挙の国であり、国民が政権の中心に存在し国を動かしているのは事実である。 ジョン・レノンの歌う「パワー・トゥ・ザ・ピープル」が人々の根底に流れているからでもあるが、アメリカの選挙戦を見る度に思うのは、日本との大きな違いである。 我が国の場合、選挙は国民のものではなく、政治家たちの為に存在しているようなもの。薄れ行く政治への関心度を見るにつけ、国民の意識が低ければ低い程に優れた政治家が存在しないのは確かなのである。 優秀な政治家を創り育て上げるのは、わたしたち国民の責務ではないのだろうか?日本と言う国をこよなく愛し、更に発展しより良い国作りを望んでいるのはわたしたち一人ひとりの筈である。 もちろん、アメリカや他の国がその手本となる訳ではないし、それぞれの国で抱えている問題も様々であるが、根底に根付いている想いは同じ平和と調和である。 今回のハリケーン対策で、オバマ氏がパフォーマンスとしてそれを利用したとの噂も聞こえて来るが、それは天が彼に与えた「抜き打ちテスト」のようなもの。 その行動に有権者たちが合格点を与えた結果が再選へと導いたとも言える。「災い転じて福となす」ではないが、瞬時の状況判断がそれ以後の結果に大きな影響を及ぼす事は間違いないであろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.11.13 16:36:29
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