目標高すぎなのかもしれない 1つ目
「足の指長いですよねー。」以前、足の専門家に言われた台詞です。なんていうか、微妙すぎませんか。この褒め言葉。そもそも、この台詞が、褒め言葉であるかどうかもあやしいわけですよ。これがね、手の指だったら、普通に褒められてると思えます。「指長いですよねー。」手を見ながら言われたら、ああ、ありがとう、って思えるじゃないですか。実際、幼稚園~高校までずっとピアノをやっていたのですが、習っていた先生に、「あとちょっと・・・ あとちょっと、指が長ければ・・・」と言われ続けてました。「もうちょっと長かったら・・」そう言いながら、先生ってばあたしの指を強制又割り。親指と小指をもって、無理やりに指を開くのです。いやいやいや・・・そんなことやっても、あたしの指伸びないし、むしろ指裂けたら、そっちのが問題ない?だからね、ずっと手の指は長くならないかなあ、って思ってました。単純に指長いのって、手綺麗ですしね。でも、これが、あなた。足の指よ、足の指。「長いですよねー。」って感心したように言われたって、あたしはなんて返したらいいんでしょう。何人もの足を見てきたプロが言うんだから、多分、あたしは足の指が長いんでしょう。確かに、「短いですよね。」って言われるよりはいいことなんだというのは分かります。でもね、足の指が長い、って言われても、果たしてそれって喜んでいいこと?と思うわけですよ。いつ、どうやってそれを誰に自慢したらいいのか。同じような「微妙褒めシリーズ」に「綺麗にお化粧されてますよね。」っていうのがあります。まあ、女性にしか分からない話なんですが、こう言われるのは、素直に喜んでいいのかどうかなかなか悩むところです。化粧品を買いにね、デパートのカウンターに行くわけです。そうすると、美容部員さん(売ってるおねーさん)に「綺麗にお化粧されてますよねー。」とか言われるわけです。これが、「綺麗な顔してますね。」だったら、一般的な褒め言葉でしょ?美人だ、ってことですから。でも、まあ化粧品買いに行って、そういう会話はあまりないから、っていうか、ああ、そうよ、あたしの顔立ちで言われることはないから、それはいいです。だから、それはないにしても、「お肌綺麗ですよねー。」なら嬉しいわけです。そうなるように、化粧品買いに行ってるわけだし。でも「綺麗にお化粧されてますよね」っていうのは、卑屈なあたしには「ぶさいくなのを、上手に誤魔化してますよねー^^」と聞こえるわけです。 つづく。