コーヒーは飲めません

[エッセーっぽい匂い（茨城・家族系物）] カテゴリの記事

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• お前のために、俺は・・・

  　先日の弟の土地の件、結局親が激押しする、Ａ市に決めたそうです。つまりうちの実家から歩いて５分の距離。すでに土地は契約したそうな。まあ、いろいろ考えたあげくそこになったわけで、Ａ市に決めてもＢ市に決めても、１００％ということはないので、多少のいろいろは仕方ない。今は金銭面で苦労してるっぽいです。ぎりぎりのラインでやりくりしてるから、いろいろ妥協していかなきゃならないそうな。ちなみに、うちの弟の家を建てる第一条件は、「ガレージが建てられること。」。うちの弟ね、車好きなんです。ファミリーカーとして、ミニバンを１台持ってますが、その他に、スープラというースポーツタイプを所有してます。このスープラにつぎこんだお金は６００万↑。もちろん独身の頃の話ですが。結婚してからはほとんど車をいじれないので、独身の頃のままの状態で維持してますが、なにしろいじりまくってある車なので、維持費だけでもけっこうなもん。エコってなに？それうまい？燃費？聞いたことない言葉だな。みたいな車なので、まあ、車に興味のない智子ちゃん（弟嫁）にとっては、家計を圧迫するもの以外の何者でもないようでして。当然ＭＴ車。なんでも「強化クラッチ」とやらにしてあるらしく、凡人が乗ったら、ギアチェンジだけで足ぷるぷるしちゃうとか。マフラーも当然代わってて、爆音。弟以外の人には、ただの騒音。公害になるんじゃないかといつも思います。茨城なんて高い建物が全然ないから、すっごい遠くの方から、スープラのエンジン音が聞こえてくるんですよ。信号３つくらい先から、弟が家に帰ってくるのが分かる。いや大げさじゃなくて、ほんとにね。それでも一時期よりは、小さい音になるようにしたらしい。車高も低いのぎりぎり。タバコ１箱分でしたっけ？車検通るのって。その高さしかありません。「そんなの乗ってて、おまわりさんに止められないの？」って聞いたら、「止められるよ。」と。職質対象の車らしいです。で。そこまで車が好きな弟なので、家を建てる際には、ガレージが絶対条件だ、と。かつ、大事なのは、家の近辺の道路が平らであること。なにしろ車高がぎりぎりなので、でこぼこの道だと車がおなかを擦ってしまうのです。山道とか田んぼ道とかはＮＧ。理想は高速道路だそうな。ものっすごい整備されてますからね。「家さー、建築の大手メーカーはどこも高いんだよねー。」でしょうね。「やっぱさー、俺のガレージやめたら安くなるよねー。」分かってるんじゃん。ちなみに弟の夢は、息子２人と家の庭で車をいじくること、なんだそうな。夢までもう少しだからがんばれや。もっとも、ミニいの（甥っ子。３歳。）は、パパのスープラより、路線バスのが好きだけどね！！　

  2007.11.27

• 確かに、脳トレ必要だと思う　　２回目

  　そんな苦労をしてたのは１年くらい前。今回は、一応クリックはできるみたいなので、まずは電源の入れ方からです。「ここが電源だから、まずはここを押す。」ぽちっ。（電源オン）うぃーん。（起動音）かちかちかち（！？）待てないうちのママ。電源入れると同時にマウスクリック。「何これ？　何もならないじゃないの。」「いや、まだだから・・・」Windows起動。「あ、なんか音がしてる。　なんだ、ちゃんと動いてるじゃない。」「いや、それ　お母さんが何もやらなくても、　電源入れただけで絶対そうなるから・・・」デスクトップの表示。かちかちかち（２度目）またしても待てないうちのママ。ママの頭の中に「起動中」なんて言葉ももちろん、概念すら存在しません。「何これ？　何もならないじゃないの。」「いや、まだだから・・・」（２度目）「まだ準備中なの。　この砂時計が消えるまで待って。」ここから先の説明どうすんのよ・・・デスクトップにショートカットあるから、クリックしたら始まるよ、なんて言っても通じないしなあ。もう、面倒。パパがやってきたので、残りはパパにバトンタッチ。「がんっっっばってね、お父さん。」と心からの激励をして、兎は逃げてしまいました。次の日。階下からママの呼ぶ声が。「兎ー。ＰＣ開かないー。」階下に行くと、閉じたままのノートＰＣ。「ふたが開かないんだけど、これ。」なるほど・・・昨日はすでに開けた状態で、電源の入れ方やったから、「ふた」の開け方は教えてないもんね・・・「これは、ここのでっぱりを右にかちっと　移動させたら開くよ・・・」「あら、ほんとだわ。」なんとなく、じーじ（下系おやじギャグにあふれてる）の気分になった兎でした。きっと、じーじもこういう気分であたしの面倒みてんだろうなあ。えらいなあ。根気あるよ。ちなみに、あれ以来、わりと頻繁に、うちのママは脳トレやってます。ふたの開け方教えたかいがあった。追記　：　らぶらぶ日記の、「掲載許可願い」出してる最中です。　　　

  2006.08.11

• 確かに、脳トレ必要だと思う　　１回目

  　脳を鍛える、とか最近流行ってますよね。うちのパパが、「脳力トレーナー」なるＣＤ－ＲＯＭを持ってます。脳年齢が分かるわけじゃないので、あたしはいまいちやる気しないんですが、なぜかこれにはまったのが、うちのママ。パパのＰＣにインストールしたやつを借りてやってみて、やけにはまったらしく、パパが仕事でいない間にＰＣ使いたい、とか言い出しました。「兎さー、お父さんのＰＣ使い方分かる？」とか聞いてきます。いや、それくらいはできるけど、でもね、やめようよママ。お父さんのＰＣいじらせるの怖い。「分かった、お母さん。　お母さんのＰＣで使えるようにしてあげるから、　お父さんのＰＣいじらないで、　お願い・・・」兎の提案。実はママも、自分のＰＣがあります。といっても、あたしのお古ですが。このママ用お古ＰＣは、まったくもって普段は使われてません。なにしろ埃がかぶらないように、戸棚の奥深くしまわれてるくらいですから。ＰＣだネットだと騒がれてる昨今、「お母さんもＰＣやるわ！」とか言い出しまして。どこのおばさんにもありがちなパターンだと思うんですが。で、捨てようと思ってたWindows Meを欲しがったので、あげても絶対使わないだろうなあ、と思ったけど、このままあたしの手元にあっても邪魔なだけだし、と思って中身綺麗にしてあげました。案の定、セットアップをした後は、そのまま居間の隅っこで、インテリなオブジェと化していました。動かした形跡なし。もちろんセットアップもあたしの仕事。そんな状態ですから、今回の脳トレだって、どうせ言うだけでやらないんだろう、と思いつつ、インストール。一応、インストールした日は手をつけたんですが、まあ、大変。まず、マウスがない。前使ってたやつがあったはずなのに、なぜか行方不明の鼠。「お母さん、マウスなきゃできないよ。」って言って探させるも、出てくるのは、デジカメ用のアダプタとか。これ、マウスじゃないし・・・っていうか、ＰＣにすら使わない。タッチパッドなんて使わせるのは不可能なんで、マウスは絶対なのです。だってね、マウスのね、クリックすら、まともにできませんから。タッチパッドなんて夢のまた夢。あたし、うちのママを見て、ああ、マウスのクリックも、コツってあるんだなあ、って初めて知りました。マウス側面押さえてボタンをクリック。この動作ができないんですよ、うちのママンは。まずね、ｶﾁｯって一瞬だけボタンを押すのができない。一回押すと、ずーっと押しっぱなし。毎回ドラッグ＆ドロップ状態です。「お母さん、そうじゃなくてさ・・・　短く、ぽんっって押すんだよ。　ずっと押し続けてちゃだめ。」そう教えてやらせると、今度は短く押せても、手ごとマウスから離すので、クリック位置がずれる。指だけ「ぽんっ」ができないんですよ。「短く」って言うと、指のみならず、手全体を「ぽんっ」と跳ね上げさせる。だから、クリックすると、マウスから手が離れて、マウス上空１０ｃｍくらいのとこに右手が存在します。クリックしながらその動きをするので、当然、クリックしたい場所からポインタが動きます。で、「何もならないじゃん。」とかおっしゃいます。そりゃならないわ。クリックする場所ずれてるしね・・・まさか「クリックの仕方」を教えるはめになるとは、思いませんでした。これ教えるのね、難関ですよ。つづく

  2006.08.10

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  石坂浩二は似合わなかったよね　　３人目

  ちなみに、「竜神大吊橋」。を出る時が、ちょうどお昼時だったんですが、母親としては、どうしても持ってきたいなりずしが食べたいらしく、「ここ（駐車場）で食べようよ。　人いないしさ。」とか言い出す始末。このあたりはお蕎麦がおいしいとこだから、もう少し行ったら、お蕎麦屋さんあるからさ・・・とあたしと父親で説得して、「車内でいなりずし」の危機はまぬがれました。ちなみにお昼はお蕎麦＆うどんを食べたんですが、その後、「ソフトクリームを食べる」とか母親が言い出して、３人でソフトクリーム。車内でおやつを食べて、お昼を食べて、ソフトクリームを食べて、よくそんなに入るよね・・・と感心。しかもね、このソフトクリーム食べ終わったら、「口の中が甘い！」とか言い出して、もうあたしも父親も、「ソフトクリームなんだから、　甘くて当たり前でしょうねえ・・」「甘いの嫌なら食べなきゃいいのに・・」と、いつもの通りあきれ顔。ママはそんなの気にしませんから、「あれはあれでおいしかったからいいのよ。」と。で、「甘いからおせんべい買ってくるから、　セブンイレブン寄って、お父さん。」とな。予告通りおせんべいを購入してきて、車内でバリバリ。「あんた食べる？」とか言われましたが、いりません・・・基本的にあたしはウルトラ甘党。はちみつそのままとか、黒糖そのままとかなめても平気なタイプ。口直しとかいらない。なので、最後に口に残ったのが甘いものでも、全然平気。けっこう「最後はしょっぱいのじゃないと」っていう人いますよね。あれが全然ありません。それに、ソフトクリームがおいしかったんです。牧場直送牛乳とかのやつで、なかなかおいしくて満足でした。セブンイレブンのおせんべいは、どう見たってランクが下。せっかくの後味が、そんなの食べたらもったいなーい。だし、入らないってば！そんなに！うちの母親は、用意よすぎるを通り越して、ただのピクニックになってました。ちなみに紙皿と割り箸も、もちろん入ってましたとも。なおかつ、うちのママは、どこかに行ったら、何かを買わずにはいられない人です。いらないじゃん、そんなの・・・とか思うのを買うことも多々あるので、この人ってお金に苦労したことないのねえ・・なんて我が母親ながら思ってしまいます。価値観の違いもあるし、自分で稼いだお金だし、あたしが言うことじゃないんで、何も言うことはないんですが。そのママが「西山荘」で買ったのが、これ。 その名も 印籠焼。中身はなんてことない、ただの印籠の形した人形焼なんですが、中に入ってたパンフレットに、こんなことが書いてありました。 画像真ん中あたり注目。「日本で初めて印籠の形をした人形焼」。いや、多分ね、「日本で初めて」っていうかね、印籠の形の人形焼とか、作ろうと思ってるのなんて、茨城だけだから。「日本初」っていうか、一生「オンリーワン」だと思う。そして、パンフレットの最後にこれ。 ああ、愛すべきかな。茨城県民。で、うちのママは、おやつ　→　お昼　→　ソフトクリーム　→　おせんべいと食べた後に、家帰ってから、この人形焼もしっかり食べてました。あたしも将来こうなるんだろうなあ・・・ちなみに、母親はなんだか分からないけど、「今度は３人で韓国行くわよ。」とか行ってます。なんで、西山壮の次が韓国なのよ・・・「あたし、『冬ソナ』の撮影地巡りとか嫌よ！」って言ったら、「大丈夫よ！　お母さんもヨン様は好きじゃないから！」。でもね、お母さん「ぺ・ヨンジュン」のヨン様は好きじゃなくても、「パク・ヨンハ」の方のヨン様は好きだよね。知ってるのよ。そんな母親の要求。「お父さん！　どこかの金曜日仕事休んでちょうだい！」そこまでして行きたいか・・・次回の旅行日記は「兎のキムチ食べ放題　アンニョンハセヨ」になりそうです。　でも、お母さん、一つだけお願い。韓国にいなりずしは持っていかないでね。

  2006.06.23

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  石坂浩二は似合わなかったよね　　２人目

  その光圀が晩年を過ごした西山壮はこんな感じです。 落ち着いててとてもいい場所です。ちなみにこちらは、光圀が最期を迎えた部屋だと言われています。 まさにこの部屋で亡くなったそう。で、こちらの門なんですが。 水戸黄門て、何人も黄門様役の俳優が変わって、何シリーズも作られてますよね。で、毎回シリーズの第一回目に、助さん格さんと一緒に、水戸を旅立つシーンが出てくるわけですが、その出発のシーンに、必ず門が使われます。その、門がこれ。もちろん、ＴＶの中に出てくるのは、ここで撮影されたものではないですが、この門を真似して、セットが作られるわけです。感動したので写真撮ってみました。さて、「兎のしぶーい茨城観光」ですが、３人で行ってきました。ええ。両親と。もうね、この歳になって、両親と出かけると、悲しいとかむなしいとかを越えて、親孝行してる気分になってきます。あたしって、いいことしてるなあー、なんて。しかし、おばさんてなんであんなによく食べるんでしょうね。実家にいること自体そうなんですが、親と行動してると、絶対太ります。家を出る時に、母親の荷物が、大きなバッグ２つ分だったんです。ただの県内ドライブなのに、やけに荷物多いなあ、と思ってたんです。車で実家を出て、わずか３０分くらいで、ママが「あ、のど渇いたら、そこのバッグに　お茶入ってるからね。」と、あたしの横においた大きなバッグを指しました。バッグの中のぞいてみたら、バッグ１つ分、全部食べ物でした。県内に親子３人でドライブだ、っていうのに、「おやつバッグ」付きでした。おやつバッグの中身◎お茶のペットボトル（５００ｍｌ）×３本◎個別包装のおせんべい×５枚◎携帯用補助食（カロリーメイトみたいなやつ）×徳用パック２Ｐと、きわめつけが◎いなりずし×９個。朝作って、タッパに詰めて持ってきたらしいです。「な、なんでいなりずしが・・・」って聞いたら、「だって、お昼食べるとこなかったら困るじゃない。」。・・・そんなわけないでしょうに・・・確かに今から山方面（前回の竜神大吊橋です）に向かうけど、山って言ったって、登山じゃないんだからさ・・・一応、茨城の「観光地」ではあるんだからさ・・・住んでる人だっているんだからさ・・・水府の人に失礼じゃん・・・大体、いなりずしとか持ってくるなら、◎携帯用補助食（カロリーメイトみたいなやつ）×徳用パック２Ｐこれはいらないんじゃないの？なんて思ったけど、言うだけ無駄なのでやめておきました。もちろん、車内でママはおやつタイム。運転してる父親の邪魔してまで、おやつを食べてました。つづく。

  2006.06.22

• 石坂浩二は似合わなかったよね　　１人目

  　茨城観光第二弾。さて、竜神大吊橋の次に向かったのが「西山荘」。こちらは先ほどの橋に比べればまともな所です。水戸と言ったら「水戸黄門」です。茨城の観光名所や、最悪「茨城」がどこにあるのか知らなくても、水戸黄門を知らない人はいないと思います。ここでちょっと歴史のお勉強。水戸黄門、徳川光圀公はその名の通り、水戸徳川の人間です。徳川幕府を開いた家康は、尾張・紀伊・水戸の３箇所に、自分の息子を配置し、徳川御三家を作ります。水戸徳川の初代藩主が、光圀の父親です。光圀は二代目水戸徳川藩主です。つまり、光圀は家康の孫にあたります。徳川三代将軍家光は、光圀の従兄弟、ということです。ちなみに徳川三代将軍家光の乳母は、あの有名な春日局です。光圀と家光が従兄弟とは言っても、子沢山の時代ですので、年代的なずれが大きく、家光は家康の年上の方の孫、光圀は家康の年下の方の孫、にあたり、実際光圀が水戸徳川をおさめていたのは、四代将軍家綱や、五代将軍綱吉の頃だったそうな。その光圀が第一線を退いて、いわゆる「ご隠居様」の身分になってから過ごしていたのが、この「西山荘」です。ちょうど「水戸黄門」で、助さん格さんと一緒に、越後の縮緬問屋の主人・光右衛門として旅をしてる頃の話です。ちなみに、実際の光圀は、諸国漫遊とかやってません。「水戸黄門」は、あくまで創作話です。さて、西山壮は光圀が過ごしていた建物が、そのままに残されています。非常に質素な建物で、「天下の副将軍」と呼ばれた人が過ごしていた所とは思えません。そう、「水戸黄門」の中で、あの決め台詞「こちらにおわすお方を　どなたと心得る。　おそれ多くも先の副将軍　水戸光圀公にあらせられるぞ。」と言いますよね。実は公の職としては「副将軍」という職はなかったのです。徳川御三家を作った由来は、「徳川の血を絶やさぬように」という家康の配慮でした。「江戸徳川から将軍の座につくものが出なかった場合、　尾張・紀伊の徳川より、　将軍を選出するように。」とのことだったのです。では、水戸徳川の役目はなんだったのか？尾張・紀伊より選出される将軍についての、お目付け役が水戸徳川の役目だったのです。水戸徳川は、徳川本家の補佐としての役目、ということで、参勤交代はしなくていい代わりに、「水戸徳川からは将軍は出さない」と家康が決めたのです。水戸徳川はずっと補佐であり、将軍職にはつけない、ということです。ただし、将軍の補佐という役割から、水戸藩主は「副将軍」という呼ばれ方をしました。公に決められた職は、あくまで「水戸徳川藩主」であり、「副将軍」は通称に近いものでした。さらに言うと、実は光圀は、生まれてこない予定の人物だったのです。光圀の母親、久子が懐妊した際、光圀の父親、頼房が、家臣に「久子に堕胎させるように」と命じました。当時頼房の側室に、非常に嫉妬深い女性がいて、その側室に配慮したものだった、と言われています。しかし、堕胎の命を受けた家臣が、久子を不憫に思い、ひそかに自分のもとで、出産させたのです。そこで生まれたのが光圀だったそう。生まれる予定じゃない人間が、今の時代にドラマにまでなる人物に成長するわけですから、分からないものです。つづく。

  2006.06.21

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  携帯が時計にしかならないのは久しぶりでした　　第二話

  さらに、ここは、茨城県民のあたしですらびっくりするほどに山奥です。この間の大合併によって、今でこそ「市」になってますが、ついこの間までは「水府村」という地区でした。山しかないところを切り開いて、ただ意味もなく橋を作っただけなので、橋がある以外には、山しかないのです。橋から見た景色が、こんな。 マイナスイオンがあふれかえりすぎな感じ。新緑を味わいすぎて、げっぷが出そうです。うぐいすとか鳴きまくり。鳴きすぎでうるさい。都会在住のみなさんは、うぐいすとか言ったら、３月くらいに「ホ～ホケキョ」なんつって風情があっていいじゃな～い？とか思うかもしれませんが。甘いです。田舎いってごらんなさい。もうね、春・夏は鳴きまくってますよ。しかもね、美声で有名なわけじゃないですか。響くんです。声が響きまくる。一言で言うと声がでかい！ってやつです。「ホ～ホケキョ！！　ケキョケキョケキョ　ホ～～～ホケキョ！！」とか、エンドレスで鳴かれると、耳栓したくなってきます。しかも、やる気があんまりないんだか、「ホ・・・・・ホケ・・・・キョ」とか「ホ～ホケッッッッ・・・・」とか、中途半端な鳴き方も多い。鳴くならちゃんと鳴いてよ！と一人橋の上で憤慨してるわけです。で、この橋のまわりに何か観光スポットがあるか、といったら何もなく、すんごい山あいの道を走って、２台の車がすれ違えないような山道を走ってきて、いきなりこの橋があるだけです。ここで一体、何をどうしろと？だって、あまりにも山奥すぎて、携帯が圏外。あたしはＤｏｃｏｍｏのＦＯＭＡなんですが、しっかり圏外でした。でもｍｏｖａだと入る模様。Ｄｏｃｏｍｏじゃない人のために簡単に説明。ＦＯＭＡ＝今時の携帯。　　　　　人口カバー率はｍｏｖａに比べるとやや劣る。ｍｏｖａ＝一世代前の携帯。　　　　　日本のほぼ全ての地域で使える。「あ、携帯圏外だよ、やっぱり。」なんつったら「ＦＯＭＡだからでしょ。　ｍｏｖａは入ってるよ。」なんて言われてしまいました。竜神大吊橋で自殺しようと思って、最期に電話を・・・なんていう時は、ＦＯＭＡはダメだ、ということです。竜神大吊橋はｍｏｖａ推奨。そんなあたしは、実はここに来るのは２回目。何もないのは知ってましたが、一緒に来る人が、ここは初体験だったので、「ほんっと何もないよ。」って話をして来たわけですが。「行ったことある？」って聞かれて、いつだったか思い出せないけど一度行ったなあ、と思って「あるよ。高校の遠足。」なんて適当に返事してましたが、後からふと思い出したのです。あ・・・高校じゃないや。まあ、いいか、なんて思ってたら、「ねえ、高校の遠足ってさ・・・　そんな前からあそこってできてた？」なんて鋭い指摘が。う・・・鋭い・・・そう、あたしが来たのは、遠足なんかじゃなく、そのだいぶ後、当時つきあってた彼とデートで来たのです。それは思い出しましたが、ちょっとそうは言えないわけで。だって、ただの元カレならいいけど、元婚約者なんだもーん。いろんなことやってます、兎です。ちなみに前回来た時は、ｍｏｖａも圏外でした。その後アンテナ立てた模様。３回目来るまでに、ＦＯＭＡも入るようにしてください。で、なーんにもないから、橋はさくっと見終わります。橋の入り口には、「物産センター」なるお土産やさんがちょろっとあって、日本全国にある「○○にいってきました　クッキー」やら、「水戸の梅」（水戸名産のまーーっずいお菓子）やら、「納豆飴」やらがありました。その他、お約束で、意味のないキティーちゃんやトトロがいるのを確認して、「竜神大吊橋」は後にしました。一旦閉め。

  2006.06.20

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  携帯が時計にしかならないのは久しぶりでした　　第一話

  　「環境保全課よりお知らせ。　６月３日より７月２日まで、　市内各所において、　いのししその他の駆除を行います。　土・日は銃を使用した駆除を行いますので、　ご協力よろしくお願いします。」うちの地元で出回ったお知らせです。いのししか・・・イタチだのキジだのは聞くけど、いのししは聞いたことなかったよ。いるんだね。食べたいなあ。茨城生活満喫中の兎です。さて、そんな兎ちゃん、ちょこっとお出かけしてきました。県内観光。茨城県内のマイナーすぎる観光スポットに行ってまいりました。最初に行ったのが、「竜神大吊橋」。ここ、歩行者専用の橋としては日本一の長さを誇ります。おお！茨城にも日本一が！と、感心するようなものではなく、多分これは、大昔に「ふるさと基金」で１億円が各自治体に配られた時に作られたもの。みなさんの地元にもあるでしょう？訳の分からない建造物。どこをどうすると、これを造る、って発想になるわけ？みたいなやつ。センスのかけらもないやつ。邪魔なだけなやつ。あれの一つです。観光が何もないこの地方に人を呼ぶために、無理やり「日本一」の名前をくっつけるために作られた橋で、どこに行くために、とかのものじゃありません。その証拠に、この橋、入り口を通って反対端まで行くと、その先に何もありません。向こう端は山。道がないのです。向こうまで行ったら、戻ってくるしかない。入り口側から見た、向こう端はこんな感じ。 ちなみに山側から見た入り口。 橋ってさ、どこかからどこかへ渡るために作るものだよね？もうね、とりあえずここに初めて来た観光客の誰もが思う疑問。「ここって、向こうに渡ったら何があるんですか？　どこに行けるんですか？」あたしが行った時も、どこかから観光バスで来てたおじさんがこの質問をしてました。思うよね、それ。うん、思う。その質問に対する、チケット売り場のおばさんの答え。「戻ってきてください。＾＾」つづく。

  2006.06.19

• 茨城は一応関東なんです　２おれ目

  　おれ「それでですね、内密にすませるために、　　　お金で解決を・・・・　　　やはり、警察などに届けてしまいますと、　　　兎パパさんの立場上いろいろ問題あるでしょうし・・」うちのパパは公務員。そこをおれおれ君は言ってるわけです。公務員としての社会的立場がどうこう、と。定年まであと～年、て年齢ですから、まあ、それなりですし。でも、もう詐欺だと気づいてるママ。余裕の反撃。ママ「あらそうですかあ。　　　別に警察いってくれてもいいんですけどー？」おれ「い、いや、しかし、　　　相手側の女性も示談ですませることで納得してますから・・」ママ「えー？　　　いいですよー？　　　お気になさらず、警察行って下さって。」その後、結局「で？何したらいいんですか？」「どうしたらいいんですか？」と小馬鹿にしたように聞いてたら、向こうが電話ガチャ切りしたそうな。いやあ、ママと二人で大笑い。セクハラかよぅ、と。家にはしわくちゃの妻と、お肌が水を弾かなくなった年齢の娘しかいないから、そりゃ若い子に触りたくもなるわな、と二人で納得。おもしろいから、パパが帰ってきたら、だまそう、ということに。「お金は払っておいたから・・・」って２人で涙ながらに話そう、と。んで、パパが帰ってきたら、ママが「あ、セクハラが帰ってきた。」と。でも、パパの顔見た途端に、２人とも爆笑。結局だませませんでした。パパにも話して、３人でバカウケ。しかしですね、まあ、話としては笑い話なんですが、怖いのは、相手はこちらの住所も電話も名前も勤務先も全部知っているということ。多分、４年前の勤務先の名簿が流出したんだと思います。そのリスト見て、詐欺やってるんだろうなあ、と。詐欺をやるような相手が、こちらの個人情報を握ってるわけですよねえ。やろうと思えば、もっといろんなことができてしまうわけです。会社によって、勤務者名簿に個人情報を載せる・載せないを選べたりしますが、そこだけやめたとしても、他にいくらでも個人情報は出てますし、情報の漏洩を完全にストップさせるのは難しいことです。他人を疑いながら生きていくなんて、悲しい世の中ですねえ。最後に。知り合いのおばさんとこにも、おれおれ詐欺がかかってきて、やはり、途中で詐欺と気づいたそうな。うちのママと同じように、からかって会話してたら、キレたおれおれ君が最後に言った、捨て台詞。「このくそババー！」　　　

  2005.05.29

• 茨城は一応関東なんです　１おれ目

  　茨城の片田舎で過ごす我が家にも、とうとう近代化の波がやってきました。時代の流れに、ようやく乗れたんです。きたんです。おれおれ詐欺。まあ、今は「振り込め詐欺」って言いますが。内容もそういうもんでした。やあもう、ママと一緒に大喜び。「とうとう、うちにも来たじゃーん。」なんつって。電話受けたママなんて、大興奮。たまたま電話うけた時は、来客中だったんで、話聞けませんでしたが、お客さんが帰った途端に、すんごい勢いであたしのとこにきて、「ちょっと！！！！　兎、兎、聞いて！　さっき電話あったでしょ？　あれね、おれおれ詐欺ー！！ヾ（＞▽＜）ゞ ♪」と。詐欺内容のタゲはパパでした。以下、ママとおれおれ詐欺との会話内容。おれおれ「碧眼さんのお宅ですか？　　　　　兎パパさんのお宅でよろしいでしょうか？」ママ「はい。そうですが。」おれおれ「私、○○（パパの職場の名前）の田中と申します。　　　　　兎パパさんのお母様でいらっしゃいますか？」お母様、つまりうちのパパのママなんで、おばあちゃんと思った模様。これをママは、「風邪ひいてたからね、声がらがらで、　歳くって聞こえたんだと思うの。　風邪のせいね。」と解説。「風邪のせい」を連呼。実際はおれおれ君に聞かなきゃ分からないけど、まあ、そういうことにしておくとして。続き。ママ「いえ、家内ですが・・」おれ「奥様でらっしゃいますか。　　　実はですね、たいっっっへんなことが起きてしまいまして。」「大変」をやたら強調した模様。でも、実はこの時点で、ママはすでに疑ってる。なんでか。最初におれおれが名乗った○○っていう職場ですが、実はパパはそこにはもういません。３～４年前に異動になって、今は別の勤務先。○○は、４年前の勤め先なわけです。なんで、いまさら○○で大変なのよ・・・とママは思ったらしい。でも、そんなことは知らないおれおれ君は、演技を続けます。おれ「実は兎パパさんが、職場で『松田けいこさん』という、　　　若い女性の胸を触ってしまいまして、　　　彼女が泣きながら私のところにきたのです。」ママ「はあ・・・」おれ「警察や職場に言ってしまいますと、　　　事がおおごとになってしまうので、　　　彼女はまず私のところに来たのですが。」セクハラね・・やるじゃん、パパ。っていうか「松田けいこ」って誰。おれおれの「田中さん」というのは、以前同じ職場にいて、今は退職してる人、という設定らしい。でも、たとえ若い女性がセクハラされたとしても、そんな人のところにはいかないと思うのですが・・おれ「彼女としても、公にしたくない、とのことで、　　　まず私のところに来たのです。」ママは、もう完全におれおれ詐欺と気づいてます。続く。

  2005.05.28

• 面倒見がいい人が好きだけど・・・　２作目

  　旅行じゃなくたって、うちの両親は、とにかくあたしの世話をやくというか、なにしろ、いまだにご飯残すと怒られますから。この前も冷奴残したら、「体にいいんだから、食べなきゃだめ！」と無理やり食べさせられました。果物の食べる量まで決められます。夕飯の後に、うちの両親は果物を食べるんですが、すでに夕飯でおなかいっぱいになるので、食事直後は、あたしはあまり食べる気がしないわけです。でも、拒否不可。「いらない・・」とか言うと、「果物はお肌が美しくなるんだから、食べなきゃだめ！　お母さんばっかり綺麗になったら、目立っちゃうでしょ！　母親ばっかり綺麗で、　あんたがもらわれた子だと思われたら、どーすんの！」ですね・・・で、毎日果物のノルマが決まってて、食べないと、食事の後片付けに入る事を許してもらえません。「今日のノルマ。」とかいって、果物渡されます。パパにも、うっかり頼みごとはできません。「不便なんだよね～」なんて漏らすのもだめです。パパは、絶対どうにかしよう、と画策しますからね。ママみたいに口うるさくないですが、水面下で無言の努力をして、いきなり結果だけあたしの目の前に出すので、こっちはびっくりします。前東京にいたとき、うっかり、「キッチンにあんまりスペースがなくて、　ちょこっと料理をおいておくようなとこに困るんだよねー。」なんてパパの前でもらしちゃったら、パパはそっこー資材買いにいって、トンカントンカン日曜大工して、サイドテーブルみたいなのを作って、茨城から送ってきました・・・どう考えても買った方が安いのに・・・もともとうちの両親は、過保護な方でした。でも、あたしが２６で死にかけてから、そこに拍車がかかった模様。昨日まで元気だった娘が、目の前で「面会謝絶」状態ですからね。親には相当応えたようです。ありがたいと言えばありがたいのです。ぜいたくなのはよく分かってます。でも、やりすぎなんです・・・お風呂くらいできるから・・・あたしは、もっと放っておいてほしいのです。ちゃんと一人でできますから。・・・いや、過保護もあるけど、やっぱあたしが抜けてると思ってるのか？世間ずれしてますしね、あたし。ちなみに金曜の旅行の際も、「誰もいないからお友達呼んでいいわよ？」と。「んー・・・まあ・・・そうねえ・・・」と煮え切らない返事にもかかわらず、「お友達用の布団はここで、タオルはここで・・」と説明始まる始末。なんで、そんなに友達呼ばせたがるんだろう・・・と考えてましたが、多分、うちの親はあたしを一人で家においておくのが、心配なのだろう、と分かりました。あたし、抜けてますから・・・友達が一緒なら安心だ、と思ったんでしょうねえ・・実の娘より、友達のが信用できるのかよぅ。けっこう落ち込んでる兎です。

  2005.04.29

• 面倒見がいい人が好きだけど・・・　１作目

  　いやあ、この前の「もらった涙は３倍返し」日記が、女性陣にウケがよくて、非常に満足してる兎です。そしてタイムリーにも、あの彼氏にそっくりな人物を昨日見かけてしまいました。本人よりも、細身・長身だったような気もしますが、どうだったんだろう。　さて、うちの親、大変過保護です。子離れできてない、というのとは違うのですが、世話のやきすぎというか、あたしをなんだと思っているのか、いまだにすごいことを言います。先週の週末、両親で旅行に行ったため、家はあたし一人になりました。家を建て替えて２年。あたしはずっと東京にいたため、建て替えた実家に一人になるのは初めてです。と、出かける２日前のこと。うちのママが、「兎。今日は、お風呂の練習をしなさい。」・・・・は？「練習？」「そう。お風呂にお湯入れる練習するの。」うちは、お風呂支度は、パパの仕事になってます。パパは自分でお湯張って、勝手に入ります。「いや、練習って・・・　ボタン１つ押せばいいだけじゃん・・・」ボタン１つおせば、勝手に適温のお湯が出てきて、いいところで勝手にとまってくれます。「いいからやってみなさい！　栓だってしなくちゃいけないし、　　できるかどうか分かんないでしょ！　今度お母さんたち旅行に行く時、　あんたお風呂入れなかったら、どうすんの！」別にどうもしません・・・１日くらいお風呂入れなくても、困りません。なんて言ったって無駄なので、「はいはい。　では今晩練習させていただきます。」素直にお返事。で、お風呂場行って栓して、お湯張りボタン押して、ふたしてリビングに戻ったら、「ちゃんと栓してきたの？」「してきたよ・・・」「お湯張り終わっていってみたら、　お湯がなかったりしたら、困るでしょ。」「いや、お湯たまるかどうかちゃんと確認したから大丈夫・・・」そんなに抜けてると思ってるんだろうか・・・あたしのこと・・・ちなみに、旅行は金曜～土曜にかけてだったので、パパは金曜にお仕事さぼっていきました。それについてもママが、「ちょっと、お父さん。　金曜に仕事休むって、ちゃんと職場に言ってあるの？」そんなのママが心配しなくてもちゃんとやってるって・・・それからパパはいつも飲んでる薬があります。「あー、あとお父さん！　旅行に持って行く薬は用意してあるの？」これ話してるのが水曜日ですよ。旅行は金曜からですよ？たった一泊だというのに、この騒ぎ。着替えや化粧品の準備なんかは、すでに月曜くらいからしてあったもよう・・・ちょっとカバン覗いたら、すでに水曜の時点で、準備万端。あたしなんて、一泊だと当日の朝用意したりするよ・・・続く。

  2005.04.28

• 秘密の逢瀬で露出狂

  さて、実家に帰ってまいりました。なんでか。これです。　「11/5　あなたに会いに行きます」このおじさまに会ってきましたのよー。実家に寄らないで、直接会いに行ってもいいんですが、せっかく帰るからねえ。たまに家帰ると、いろいろ食べさせてくれるし。今回は、ママが５個ケーキを買ってきて、４つ食べていきなさい、と言われました。いや、さすがにそれは無理。胃袋的にじゃなくて、体型的に。１回に４つって、娘の体型見てくれよ・・・・帰り際には、「このチョコレートと爽健美茶持っていきなさい。」と、テーブルにあったものを、押し付けられました。お茶はともかく、チョコは５００ｇの徳用パック。しかも、ママが自分でいくつか食べたから、すでに開封されてる・・・「い、いらない・・・・」と言ったら、「なんでよ。」と。さくっと特急で帰るから、いいよ、って言ったら、「ちょっとした時に、このチョコなら、　ぱっと食べられるからいいのよ。」って。ちょっとした時ってどういう時よ。たかだか茨城→東京の道のりじゃないか。しかもケーキ２つ食べた後だぞ。うん。２つは食べてきました。なので、チョコレートの件は丁重にお断りしました。で、問題のおじさま。「元気ー？」って聞くんで「元気ですー。」と。あとは、会わなかった間の近況報告を。「前回は９月だっけ？　あれ？　１０月？」うろ覚えのおじさま。いやーん、忘れないでよ・・・・まあ、あたしも覚えてないんだけど。９月と言われれば９月のような気もして、ああ、そんな前だったか、と思い、１０月と言われれば、１０月のような気がしてきて、そうだよ、９月ほど前ではなかったでしょ？なんて思いつつ。実際は１０月末だったらしい。「実家には寄ってから来るの？」って聞くんで、そうですよ、と。おじさまは実家が北海道で、仕事が忙しいらしく、ほとんど帰省できないみたいです。それを気にしてるのか、毎回聞かれます。実家には帰ってるか、って。ま、どっちかって言うと、親の心境なんでしょうねえ。年齢的に、うちのパパに近いですから。自分が淋しいのもあるのかなあ。単身赴任だしねえ。で、いろいろ話してたら、あたし「ぎりぎりだな。　ぎりぎり低空飛行。」とか言われちゃいました。あはん。あたしぎりぎりなんだそうです。「でも、まあ、いいよ。　ずーっとそうやってお嬢様してなさい。」だそうな。あたしののんびり気のままライフは、彼から言わせると「お嬢様ライフ」らしい。まあ、自分でもそう思うし。しいて言うなら、「お嬢様」という比喩は、ちょっともう厳しいでしょう？というところですかね。でも、将来的な話してたら、「そろそろちゃんと考えないと。」ってさ。あんた、さっきと言ってること違うがな。「昔は金髪だったのにさー、　最近は髪も黒くなって落ち着いちゃったし　見た目だけでもまともになってきたからなー。　ああ、でも頭の中身が無理か。」とな。そう、あたしは３年位前まで、ほんとに金髪でした。よくおばちゃんなんかに、「いやいやいや、どこにいても、すーぐ分かる頭だね、こりゃ。　親は泣いてっかんねー？」と、スーパー茨城弁で言われたもんです。最近は、一応目に優しい茶髪にしてますが。でも、最後の一言が余計でしょ？思ってても、はっきり言わないでよ、そんなこと。まあ、でもずっと前から、みんなに言われてるしなあ。頭悪いらしいです、あたし。このおじさまにも「大丈夫か？と思ってたよ・・・」だの「実年齢に精神年齢がついてきてない」だのと、よく言われます。みんな同じこと言うよ・・・で、そこまで頭悪くないでしょ？とか思っていたら、おじさまがあたしの首元をごそごそ。ん？着ているのは、紺のカーディガン。ボタンはずそうとしてんのかしら。ずっと首元見ながら、いじくってます。ボタンはずしにくいのかな。「ボタンはずしましょうか？」聞こうと思った瞬間に、「取れた」とおじさま。「髪の毛だった。」ってさ。ああ、襟元にくっついてた髪の毛とってたのね。って、やばいやばい。あやうく、頼まれてもないのに、洋服脱いじゃうとこだったじゃん。あたしは、露出狂かい。ま、ちゃんと生きていかなきゃいけないよねえ、もう。と思った一日でした。そして、おじさまは謎のまま、今日の日記も終わりー。次の逢瀬の約束は３月ー。

  2005.01.21

• 家族の人数よりたくさんあるもの

  用事があって、ちょろっと帰郷。たまたま弟夫婦も帰って来てて、甥っ子もいました。ちょうど生後１０ヶ月の甥っ子。人見知りが始まったらしい。うちの両親は１ヶ月ぶりくらいに会った時、泣かれたそうな。奥さんの父親も泣かれたそうで。奥さんの母親はしょっちゅう会いにいってるから、泣かなかったみたいですけど。ちなみに、奥さんの父親は相性が悪いらしく、いつ会っても泣いてしまうみたいなんですが。じーちゃんなのに、かわいそう・・・弟いわく、「おじさん・おばさんはダメ。泣く。　若い人は平気。」なんだとか。で、「だから、おねーちゃん、泣いたらごめん。」と。なんでだよ。若い人が平気なら、大丈夫に決まってるじゃない！と思いつつ、泣かれるのが恐くて、なかなか甥っ子を凝視できなかったんですが・・ま、結局泣かれないですんだんですがねー。人の顔みて、笑われるのも複雑な気分だわー。さて、実家に帰ったあたしが玄関で見たもの。蛙。かえる。カエル。靴をぬごうと振り返った、あたしの目に飛び込んできたのは、カエルの傘立て。カエルって本物じゃないですよ？陶器のカエル。でもでかい。蛙の身長が３０ｃｍはある。（；￣Д￣）！！「なんじゃこりゃー！！」松田優作の物まねはそれほど得意じゃないが、思わず言っちまいました。「かわいいでしょ？」とかうちのママ。かわいくないー！！！カエルは大っ嫌いじゃ！蚕触れても、カエルはだめなんじゃ！田植えの時のカエルに、どれだけ泣かされたか。３０ｃｍの特大カエルがね、(^０^)／ こんにちはってポーズでくっついた傘立て・・・・誰がどう見たって趣味悪くないですか？「気持ち悪いっっ！！」と猛抗議したものの、ママは聞く耳持たず。「あら、かわいいじゃない。」で終わり。お母さん！あなたはどういう神経してるんですか！これがかわいいって言って、蚕を気持ち悪いって言うとは。おかしいよ。ねえ？でね、しかもこれの値段が￥１３０００・・・＿|￣|○撃沈。「馬鹿じゃないの！？」と言いたい。いや、心の叫びは実は声になってすでに漏れてた。だって、もう家には傘立てがあるんですよ？なのに、なぜ３０ｃｍのカエルに￥１３０００も使う？「いらないじゃん！」って言ったら、「無事に『カエル』で、玄関にあるといいのよ。」とかわけわからん言い訳で、カエルを擁護してました。しかもね、ママはカエルの他にフクロウの傘立て買ってた・・・＿|￣|○とうとう痴呆症が始まったか、と介護保険が頭をよぎった、兎の冬。実家何人住んでるんだよ・・・パパと２人じゃん・・・傘何本あるんだよ・・・お客さん来たって、傘立て１つですむじゃん・・・フクロウの方はね、すんごい大きい。やっぱり陶器製の円筒状なんですが、縦７０ｃｍくらいあるかなあ。直径２５ｃｍってとこ？まあ、このフクロウの方は、花を生けるために買った、って言ってたけど。でも、このフクロウの絵がね、中学生の写生大会レベルなんですよ・・・・それも金賞もらうような子じゃなくて、美術の成績「３」くらいの子。で、値段が￥２５０００・・・＿|￣|○絶対お金の使い方間違ってるよ。

  2004.12.19

• 羞恥心と食欲のシーソーゲーム

  　なんか、いつの間にかＨＰがマイナーチェンジされてる。←のカレンダーとかついてるし。これってカスタマイズできないの？いらない、これ。さて、髪の毛切ってきました。すんごいばっさり。腰近くまであった髪をショートにしてきました。体重計乗ったら、減ってるんじゃないか、っていうくらい切りました。失恋とかそういうクラシカルな理由じゃないっすよ。むしろ、そんな色っぽい理由で、髪切ってみたい。多くて、硬くて、太くて、黒くて、激しく直毛なあたしの髪の毛にパーマ＆カラーをやったら、５時間かかりました。カラーは毎回やりますが、３時間くらいかかります。だから、今回も覚悟して行きましたが、５時間か・・・１日が美容室のために存在しました。そんな美容室帰りの電車で思ったこと。前、実家方面の電車で見かけたおばさん。 巨峰食べてたんです。 電車の中で。 別にね、食べるのはいいんだけど、 食べる時に口元を手で覆って隠すわけです。 それが上品と思ってるらしく。 まあ上品というか、エチケット、的に考えてるんだろうけど。 そこで、あたしは言いたい。 ただでさえ大きな声をさらに大きくして言いたい。 なぜ、そこまでして 電車の中で巨峰を食べるのか、と。 巨峰ですよ、巨峰。 家で食べたって食べづらいものなのに、 なぜわざわざ電車の中で？ おなかすいちゃったから、おにぎり食べる、とか そういう人は分かるけどね。 巨峰って、どうしても電車の中で 食べなきゃならないものじゃあないよね？ きょ、巨峰！？ って、まじまじと見ちゃった。 どうしてもおなかすいたから、 お行儀悪いけど、手で隠して食べるわ、 ってんなら、他のものにすればいい。 もっと食べやすいものがあるだろうに。 どうしても食べたいんなら、手で隠す方が恥ずかしいから、堂々と食べとけ！ とか、思うし。 おばちゃん、最初から「電車で巨峰」を予定に入れていたらしく、家からビニールに入れて、洗った巨峰を持ってきてるわけです。家から持ってくるんだったら、もっと食べやすいものいっぱいあるじゃん？冷蔵庫漁ったけど、うちにはもう巨峰しかないのよっ！　(／_；。) ウッウッウッっていう状況だったのかもしれなくはないですが、ねえ・・・田舎ならではの光景ですが、田舎ってありえないものみんな食べますからねえ。高校の時とか、電車で隣に座ったどこぞのおばあちゃんが、いきなり柿の種の袋をがばっと開けて、「どうぞ」って。いや、くれるなら袋開けないでちょうだいよ・・・むき出しの柿の種とピーナッツを、女子高生のあたしに、一体どうして欲しいんだよぅ。「いえ、けっこうです。（＾▽＾）」と、一応満面の笑みできっっっぱりお断りしましたが、おばあちゃん「いいから、いいから。」って。いや、よくないんだって。かたくなに拒否遠慮し続けるあたしを見て、おばあちゃん何か思いついたらしく、バックをがさごそ。おばあちゃんの目の輝きに、あたしの背中には一筋の冷や汗。一休さんばりの、その「ひらめいちゃった顔」はなんだい・・・ひきつった笑顔のあたしをよそに、おばあちゃんいきなりポケットティッシュを一枚取り出すと、あたしに手渡し、その上にざらざらーっ、と柿の種を。＿|￣|○でも、「あ、すいませーん」なんて、言ってみたりしちゃう自分がいたりして。いかに食べてるふうに見せかけて、食べないでやりすごすかが重要でした。自分の駅についたら見えないように、さっとティッシュごと丸めて、さくっと降りて、駅のゴミ箱を利用させていただきました。ごめんねおばーちゃん。罰当たりな子で。でも、１６の子にバラの柿の種は処理できません。

  2004.12.16

• 親のねらい目

  昨日、実家に帰る予定でした。法事で・・・んがっ。電車止まってました。強風で電線やら線路やらに飛来物があって、走れないんだそうな。自分の駅の電車も、乗り換え先の電車も上下線とも不通。４０分駅で過ごして、とても寺に行く時間には間に合いそうもないので、そのまま帰ってきちゃいました。実家に電話したら、ママはなんとしても来させたかったらしいのですが、だって、駅で４０分待った後に、「今から駅の電気を落として、　飛来物撤去の作業に入ります。」とか言ってるんだもん。そんなの待ってられん！朝早かったんで、家帰ってまた寝ました。そんな田舎丸出しの、実家の話。実家の洗濯機はちょっと前まで、２層式（字合ってるのか？）でした。 ええ、入れるところが２つあって、洗い終わりだの、すすぎ終わりだのの度に、いちいち洗濯機にご対面しなければならないあれです。全自動洗濯機に買い換える時に、あたしに電話してきました。「ねえ、兎。　おかあさん、洗濯機を全自動にしようと思うの。　どれがいいの？」知らないよ、そんなの・・・あたしは電気屋の店員じゃございません。「日立の○○が～～円なんだけど、どう？」いや、どう？って言われても・・・「あとね、東芝の△△は～～円で、　三菱の□□は・・・」ママは地元の電気屋のチラシ片手に、延々と洗濯機の名前と値段をあげていくんで、３０秒に１回ずつ「うん・・・・・うん・・・・」と内容聞かないで返事だけしながら、ネットで洗濯機調べました。結論。「どれでもいい。　どれも適性価格。　内容一緒。」そんなママから最後に出てきた質問は、「で、全自動ってどうやって使うの？」・・・「全部入れて、ボタン押せばいいんだよ。　勝手に洗濯物の量を算出して、適量の水入れてくれるから。」「えっ！？　洗濯物の量とか分かっちゃうの！？」「そうだよ・・・　洗濯物いれて、洗剤入れて、柔軟材いれて、　ボタン押したら放っておけばいいの。」「ええっ！！！　柔軟材、最初に入れちゃっていいの！？」「・・・・　ちゃんと、柔軟材専用の入り口があって、　　すすぎ終わったときに、　そこから投入されるようになってるから・・・　なにも、洗ってる最中に柔軟材入るわけじゃないから。」「へえ、便利なんだねえ。　じゃ、洗い終わって、すすぎになったら行けばいいの？」・・・それじゃ「全自動」じゃないでしょうが。ドラムが１つになっただけで、前と何も変わってないでしょうが。「最初に全部入れて、ボタン押したら、　脱水終了まで全部やってくれるの。　途中行く必要なし。」「えーっ！！　何もやらなくていいの？」「そうよ。」「えええー！！！！！」固定観念てこわいです。でも、仕方ないんです。骨董屋でしか見掛けなそうなそんなブツが 我が家では現役でした。 洗濯機だけじゃなくて、 家の中全てが、実家は骨董レベル。 去年まで黒電話使ってたし。 ジリリリーン、ってなるあれです。 ダイヤルがピッ、ポッ、パッって押すのじゃなくて、 ジーコロ、ジーコロって回すあれです。 小学校の頃使ってた炊飯器もね、「日本の昭和」とかいう 歴史博物館に飾られてました。 「あ、これこの前までうちで使ってたじゃん・・・」 て思った時には、子供ながらに傷つきました。 トイレが水洗になったのも１０年前。 あ、シャワーも去年初めてついた。 重要文化財の指定とかあってもいいんじゃないか！？ ってくらいな実家でしたが、去年建て替えて、 今じゃかーなりのハイテクハウスです。 実家はもう両親しかいないんで、 そんなハイテクにして、うちの両親大丈夫なのか！？ とか思ったら、案の定。 「ねえ、これどうやるの？」 なんて聞いてくるならまだいいけど、 「あ、それ使ってない」 なんてものもあったりします。 こんな便利なものを使わないなんて・・・と思うわけですが、母親にとっては便利なものじゃなくて、難しいものでしかないわけです。もったいないから家ごとちょうだい。そんな実家は、夫婦２人で３階建て。「あれ、絶対同居狙って建てたんだよね・・・＿|￣|○」弟のつぶやきはあまりに悲壮感たっぷりで、思わず即答で「当然でしょう。」なんて答えてしまった優しい姉です。がんばれ弟！

  2004.12.06

• 狼牙風風拳　←ヤムチャの必殺技。すばやく連続パンチをたたきこみ敵を倒す。

  ＤＶ。分かりますか？「後ろに『Ｄ』つけたら、映像見られるやつじゃん。」そうです。「前に『Ｏ』つけたら『おでぶ』じゃん。」そうです！「間に『Ｅ』入れたら、『でぶ』じゃん。」そうです！！でも一般的には、「ＤＶ」は「デブ」の略称じゃありません。男性による近親者女性への暴力、ドメスティックバイオレンスです。おや？今日の兎の日記は真面目な悩み？いいえ。あんまりあほなこと言うのは、この辺までにしましょう。本当に悩んでる方もいますからね。さて、ＤＶって通常、男性→女性の暴力だけなんでしょうか？女性→男性の場合は？今調べてみたら、女性→男性でもＤＶって言うらしいです。同性同士でも有りなんだそうです。つまり、あたしってＤＶしてたんだわ・・・ええ、殴ってました。いえ、パートナーじゃございませんよ？パートナーは殴った回数より、殴られた回数のがはるかに多いです。なんて、ディープな話はまた後でね。ﾌﾌﾌ 今回のあたしの鉄拳の相手は弟。あたしが殴ったのは弟です。 現在の話じゃなくてね、過去のことですよ？ もう２０年くらい前のセピアないい思い出。 あたしね、昔は口も手も早い女でした。 しかもヒステリック。あはん、最悪♪小さい頃はすぐ怒って、その度に 弟にビンタくらわせてました。 １日１回。いや２回？ とにかく私の手が弟のほっぺたを叩く回数は ご飯食べるのと同じくらいに普通なことで。 日常茶飯事？ やだ、漢字５文字も使っちゃった。 頭よさそうじゃん。それでもなんだか知らないですが、 うちの弟はそんな姉でも大変よくなついてくれました。 遊んで、殴って、遊んで、殴って遊んで、殴って、遊んで、殴って・・・以下同文。 うちの弟学習しないんですね、きっと。 ・・・もしかしてバカ？ でも、学習しなくても体に耐性はつきます。 いつもはビンタ一発ですぐ泣き出す弟が ある日、いつものようにビンタかましたら うっ・・と泣きそうになりながら 泣くのをこらえました。 (￣△￣;)エッ・・?　泣かない？ あたしにとっては衝撃的。 この耐え忍ぶ弟の姿は あたしの闘争心と研究心に火をつけてしまい、 「泣かない？・・いい根性だ。泣くまでやってやろう。」 「我慢してるのか。あと何回耐えられるんだろう。」 というおちゃめな思いとともに、 あたしに２発目のビンタを繰り出させました。 それも裏拳。 ２発目。 さすがに弟は泣きました。 「ふ、ふふん。勝ったわ。」 「ふーむ、２回で終了か。」 という満足感と共に、 母上からの激しいおしかりをうけ、あたしが泣きました。 でもね、後から弟に聞いた話によると、 ２回目の裏拳受けた時、 「ああ、おねえちゃんは泣かなきゃやめてくれないんだ」 と悟って、我慢するだけムダだと分かったようです。 思えば、２回殴ったのはこの時だけで、 後は１回で泣いてました。 ・・・学習能力あんじゃん、弟よ。 『今日の怒り』 なぜ兄弟の上は 「おねえちゃんでしょ！」とか 「おにいちゃんでしょ！」などという 理不尽な怒られ方をするのか。 子供だからとりあえず怒っておけばよいのか？ 否、子供だからこそ納得できる怒り方を すべきではないのか？ 姉だって１つ余ったプリンは 食べたいんじゃー！！

  2004.12.02

• ５枚だったら、さらに割増料金でした

  昨日、突如弟からの電話。弟　「・・・やあ。」兎（以下「う」）　「おお、久しぶり。」弟　「・・・何してたの？」う　「家にいるけど？」弟　「ふーん、いつもより電話出るの早かったからさ。」う　「電話手元にあったから。」弟　「へえ・・・」う　「・・・」会話のテンポが悪い。何か言いたいことがあるらしい。弟　「・・・あのさあ、うーんとさあ・・・」ほらきた、やっぱり。何がどうした。離婚でもしたか？借金か？弟　「えーとね・・・」う　「なに？」弟　「それがあ・・・、あのー・・・、　　　感想文書いてほしいんだけどぉ・・・」それかい・・・弟はすでに社会人だけど、かわいそうなことに彼の職場では年に１回、感想文の提出がある。各部署の下っ端１名が、強制的に書かされることになるのだが、弟は今年の４月に異動したばかりで、今の部署では一番の下っ端。逆らうこともできずに、感想文の犠牲者となったわけだ。実は一昨年もあたしがゴーストライターをやっている。というか、学生のころから、弟の作文はあたしの担当だった。我が家は理系家族。パパもあたしも弟も理系人間だ。弟は完全理系型で、国語を一番の苦手とする。あたしも理系ではあるが、一番得意なのは国語、苦手が数学という、理系とは思えない絶妙なステータス。いつの間にやら、弟の作文その他国語関係の担当は、あたしがやることになっていた。無論、有料。家族だからってサービスはしない。知的財産は高いのだよ。嫌なら自分で書きたまへ。報酬は大体、犬の散歩が多かった。我が家で飼っていたのは、シベリアンハスキー。大型ですんごい活発な犬だ。散歩は当然毎日。力が強くて、散歩は疲れる。普段はママが散歩に行っていたけど、夏休み・冬休みとなると、我々子供たちで散歩を分担する。面倒で嫌だったが、「あんたが飼った犬じゃないの！！！　休みくらい行きなさい！！！」と言われると、ぐうの音も出ない。ぐう。夏は暑くなるから、散歩は早朝が必須だ。日中に散歩に行くと、アスファルトで犬が足裏を火傷してしまうし、熱中症になってしまう。冬はそれほど早く散歩に行く必要はないが、午後なんてなると、エネルギーがありあまってるうちの犬は暴れだす。トイレ（大）を外ですませてくる用にしてあったので、我慢できなくなった犬が、うほうほ騒ぎ出したりもする。いずれにしても、あまり遅くまで散歩に行かない、というのはできない。ところがあたしは朝が苦手だ。とにかく苦手だ。平日ならともかく、なぜ休みの日まで早起きしなければならないのか、と思うわけだ。その悲しみと憤りといったら、買ったばかりのソフトクリームを口にするより早く、根元からべちょっ、と落としてしまったそれに匹敵する。そこで感想文の登場である。夏休み・冬休みといえば感想文。ゴーストライターの報酬として、あたしの「ビリーの散歩担当日」を弟に代わってもらうのである。１作品につき散歩１０日間くらいだったかな。要は原稿用紙５枚程度の、日本語が書いてあればいいわけだ。上手く書く必要はない。字を並べればいいだけで、散歩１０日代行は、あたしにとってはかなりいいバイトだった。そして話は冒頭の昨日の電話に戻る。弟　「期限は、こ、今月中なんだけどさあ・・・」う　「一昨年提出したやつ、もう一回出せばいいでしょ。」散歩がもうないので、あたしはいまいち気乗りしない。弟　「う、うん・・・でも・・・」う　「ちょっと変えて出せばわかんないでしょ。」弟　「そ、そうかなあ・・・うーん・・・・」わかったよ、分かりましたよ。書けばいいんでしょ、書けば。う　「あー、はいはい、書けばいいのね、書けば。　　　んで、何字よ。」弟　「えー・・・・分かんない。原稿用紙４枚だったかなあ。」う　「一昨年は３枚じゃなかった？」弟　「あれ？そうだっけ・・・・忘れちゃった。」う　「募集要項来てるんでしょう！何文字って書いてあったの！」弟　「見てない・・・・」・・・・はあ。もう、あたしは３枚ということに決めた。弟　「でね、今月中なんだけど♪」う　「わーかってるわい！」一昨年もそうだった。あと１週間とかそこらになって、いきなり電話してきた。なんで提出が決まったときに、電話かけてこないかな。何枚書くのかも確かめてないし。弟　「ありがとう。メルアドは前と変わってないから。　　　あ、そうそう、うちＡＤＳＬ、５０Ｍにしたんだー。　　　じゃ、よろしくね♪」ガチャ。あとになると面倒になるので、テンション保ったまま今書いてしまおう、と思って、電話の後２時間で書き上げた。任務終了。メールに感想文と原作を添付して送っておいた。執筆量（特急料金追加）はまだ何をもらうか決めてない。来月会うことになってるんだが、そこで何か請求しようと思っている。何がいいと思う？アイデア求む！

  2004.11.24

• キットカットが買えない娘

  うちの家系は「人にものをあげること」が大好き。あたしネットショッピングが得意でね。好きなんじゃないです。得意なんです。この違い重要だからね。ま、いいや。ママもばあちゃんもネットって何語？って感じの人だから、あたし自分のもの買うついでに、普段茨城のスーパーじゃ買えないであろうもの、とかちょこっと買って実家に送ってみたりするわけです。あくまでもついでです。たいした金額のもの買って送ってるわけじゃないんですが、それがいろいろな形で還元されてきます。この前は実家帰ったら、ポチ袋がなぜか２つ置かれてて。分かります？あのお年玉入れる袋ね。１つは、まだ生きてる方のばーちゃんから。もう一つは、ママから。「交通費の足しにでも・・・」とか書かれてるの。ま、子供は一生子供なんでしょうねえ。親やばあちゃんにとっては。ありがたや、ありがたや。もらったお金は、饅頭にしてまたリサイクルします。そんな「あげるの大好き一家」の実家の母は、いろんなものを宅急便で送ってきます。 ウニとかうなぎとか、 高級食材を送ってくれる時は ありがたいです。 米も送ってくれます。 重くて買いに行くの大変なんで、 ありがたいです。 たまに野菜を送ってきます。 実家近くの親戚が農家なもんで、 母は野菜を大量に取ってきます。 母は親戚宅の畑に行って、自分で取ってきます。 親戚がいなくても、勝手に採取してきます。 いや、ちゃんとそういうふうな 話になってるんですよ？ いない時は勝手にどうぞ、って。 じゃなきゃうちの母泥棒ですがな。 で、その採取してきた野菜を 「新鮮だから、送ってあげるから！！」 となかば強制的に送ってきます。 でも素人さんが箱に詰め込んで送ってくるわけです。 しかもクール便じゃないですし。 今の時期はそれでもいいですけどね、真夏も同じ方法で送ってきます。８月のさなか、２日も箱詰めで揺られてきた野菜は うちに来る頃には すでに疲れてしまってるわけです。 それでもまだ野菜はいいです。 今野菜高かいし、野菜室に入れておけば、 それなりに日持ちしますから。 親戚宅の野菜は無農薬なんで 安心ですし。 そういうの送ってくるときに、 箱に隙間ができるもんで、 よく隙間を埋めるのに、お菓子を詰めてくれます。 娘をよく分かってる母なんで。 野菜よりお菓子が嬉しい娘だったりします。 隙間埋めはかつおぶしだったり、 ツナ缶だったり、いろいろあるのですが。 でもお母さん、 「スーパーのしめじ１パック」 「キットカットミニ　１袋」 「こくまろカレーのルー　２箱」 って組み合わせの宅急便は、 何が言いたいのか分かりません。 しめじなんて普段なら２００円も出せば、 たいていのしめじは買えます。 こくまろカレーのルーは今日イトーヨーカドーで、 １箱９８円でした。 ええ、キットカットね。 好きですよ、好きですが 買えますから。 どう考えても送料のが高いです・・・

  2004.11.17

• ちなみに「黄門祭り」っていう祭りもあります

  　ま、自転車のライトは摩擦で点いている、と思ってた人が９８％はいる、と分かったところで。東京地方は、平日の１６：００～、「水戸黄門」の再放送やってます。別に茨城出身だからって、特に好きなわけじゃなくて、どっちかっていうと嫌いかもしれない。今再放送されてるのは、新しいシリーズですが、昔の黄門ちゃまには「風車の弥七」っていたじゃないですか。 あの俳優さん、中谷一郎さんていうんですが、去年くらいに亡くなられたんですよね。 あたし、弥七ファンでした。 他にも筋肉系忍びキャラが何人かいますが、あんなの邪道です。 やっぱ弥七っす。 元盗賊が、心入れ替えてご隠居のために働いてる、 というこてこての設定と 「風車」という意味のなくキザな設定が好きでした。 弥七は黄門ちゃまと連絡をとるさい、 たまに風車に手紙をしばりつけて、 ひゅん、と黄門ちゃまに投げてくるのですが、 なぜ、そんなムダなことを？ と思ってる方も多いはず。 １０ｋｍも２０ｋｍも先から 風車投げられるならともかく、 ほんの数ｍしか風車は投げられないわけでしょ？ しかも手紙をつけてるということは 手紙を書いてる時間があるわけです。 だったら、素直に本人とこ行って、 「やっぱり黒幕は越後屋でした」 と話した方が早いのでは？ と思うのですが。 しかも弥七ってば、風車投げた後、 手紙がちゃんと届いて黄門さんが読んでるのを確認してから、 満足して去っていくわけです。 そんな時間あるなら、自分で話してこようよ。 そんな弥七が大好きです。 ところで茨城は、全国に対してアピールできるものがあまりなく、ここぞとばかりに「水戸黄門」をアピールに利用しております。 茨城の県庁「水戸」。 水戸駅の改札口を出ると、 これ見よがしに黄門像がたっております。 助さん格さんをしたがえて。 さらに水戸には日本三大名園のひとつ 「偕楽園」がございます。 この偕楽園の近くにも、 でっけー黄門像があります。 こちらは一人淋しくたっております。 ついでに、日本で一番最初にラーメン食べたのは、 水戸黄門だ、とかいう決して重要じゃないデータがあるらしく、 「黄門ラーメン」なるものがあります。 茨城県民て頭悪っ、って思うんですが、 でもね、栃木よりちょっと上？ とか思います。 栃木の県庁「宇都宮」。 餃子の街として有名ですが、 宇都宮の駅前には「餃子像」があります。 餃子像　　←これ。 餃子から足がはえて立ってるの。 ・・・ね？餃子よりは黄門のがマシじゃない？ 栃木の皆様申し訳ございません。

  2004.11.15

• ここどこ！？

  　茨城ついでに、田舎話。前、通学に単線を利用してました。 単線てご存知？ 名前の通り、線路が一本しか通ってない電車。 走ってる時、他の電車とすれ違うことがない路線。 どうやって上りと下りがすれ違うのか、って言ったら、 駅で待ち合わせをするわけです。 駅で電車がすれ違いをする。 １本の線路を 上りと下りが交互に使わなきゃならないわけで、 当然ダイヤは限られてくる。 一番利用客の多い、朝・夕でも３０分に１本しか走らない。 日中なんか１時間に１本ですよ、あなた。 ３分前に電車が出ちゃったら、１時間待つのですよ。 １時間も何をしてろと？ カップラーメン作ったら２０個できますよ？ まあ単線なんて田舎にしかない、 ヘタレ電車なわけで。 風がすごくて遅れます。 雨が強くて止まります。 雪が降って動けません。 晴れてるのに、今日も止まってるぞ。 どうした？ なんて思えば 『申し訳ございません。 　ただいま線路に牛が・・・・』 まじですか・・・ 周りの風景は、リラクゼーションムードたっぷり。 ああ、癒されるぅー。 ・・・ええ、田畑オンリーです。 いけどもいけども、同じ風景。 建物ナイヨ！！ だから夜になっちゃうと、真っ暗で何も見えない。 夜、電車でうっかり寝ちゃったら、 起きた時周りの風景を見ても、どこを走ってるのか、 ぜーんぜん分かりません。 これはけっこう本気で焦ります。 単線利用者は、分かってるんだけど、 それやっちゃうんだよね。 (゜Ω゜;)ハッ!!　と目を覚まして、 反射的に周りを見るんだけど、 全然どこだか分からなくて、 寝起きなもんだから、ちょとパニクってる。目が泣きそう。焦って立ち上がっちゃったりするんだけど、 結局がっくりと腰おとす。 途中の駅は、無人駅も多々。 きせるのし放題・・・ とか言いたいんじゃないんですよ？ 丸っきり１日中駅員さんのいない駅もあるし、 ８：００～１７：００まで駅員さんがいる駅とか様々。 車掌さんが乗客の切符もらったりするわけです。 そんなのが日常の実家ですから、 うちの母親と都内で待ち合わせしたりすると、 「あんた、何分の電車に乗るの？」 とか聞くわけです。 お母さん。 山手線は３分も待てば、次の電車が来ます。 １時間に１本なら、「何時の電車」 ってレベルだけど、 山手線の時間聞かれても困ります。 ね。

  2004.10.27

• 黙ってたら、いいんだもん

  　２４日の日記　「豚トロに名前書きたいです」を読んだ人にね、「普通彼女と食事したら、相手の分も考えるし、　食事のペース合わせるぞ・・・」とか言われちゃったんですが・・そうなの？ねえ、そうなの？普通はそうなの？やっぱりあたしの男の趣味って悪いのぉぉぉー？そして散々、訛ってると言われた昨日。ああ、そうさ。あたしは茨城訛りさ。開き直ってやる、ちくしょー！！でも、日記ネタ思いついちゃったから、よしとするか。ちょうどね、街から牛丼が消え始めたころ。「吉野家」とは言えても、「吉牛」とは言えなくなった頃。みなさんの記憶の片隅にも残っていないであろう、事件が実はおきていました。 牛丼が吉野家になくって、暴れた男がいた、ってやつ。 ・・・・ありえないでしょ。牛丼ないからって暴れるのも、かなりありえないんだけど、 その男が言った言葉がね 「牛丼屋なのに、牛丼ないっちゃあんめえ。」 らしいんだけど、 この言葉に字幕スーパーつきだったことが ありえないと思った。 「牛丼屋なのに、牛丼ないっちゃあんめえ。 （牛丼がないとは、どういうことだ。）←字幕」 ってなってたの。 この事件茨城でおきたもので、 つまりこの男は茨城弁を話してたんだけど、 何も字幕つけるほどのものじゃないでしょ？ 字幕なくたって分かるって。 字幕とかありえない、って。 ね？分かるよね？ なんか、この牛丼事件を知って、 「字幕だよ、字幕　(゜∇ ゜)ウハハハ」って、やけにツボにはまっちゃって、 一人で腹かかえて笑ってました。 「ないっちゃあんめえ」 なんて普通です。 みんな言うよ、みたいな。 あ、あたしは使いませんよ？ 「訛り」「なまり」「ナマリ」 何もカタカナで書くことはないけど、 この訛りはあたしにとって、だいぶネックです。 まあ、ネックになってるものが、あまりにも多いんだけど。 相当ね、訛ってるらしいです。あたし。 歯医者さんも、歯の状態聞く前に 「で、兎さんてどこの出身？」 て聞くぐらいだし。 「ないっちゃあんめえ」とか、言葉自体が違うのは けっこうもう年配の人に多い。 でもあたしたちみたいに若くても、 茨城県民が訛ってると言われるのは、 アクセントが違うから。 たとえばね、書き言葉にした時に 標準語と全然違うなら、 多分そういう訛りは直しやすい。 でも、アクセントだけが違うのって、 直せないんですよ。 書き言葉は標準語と一緒でしょ？ アクセントだけ違っても、 どう標準語と違っているのか分からない。 自分たちは、アナウンサーと同じ言葉を しゃべってると思ってるからね。 最近ではようやく、自分が話しした時 「あ、アクセント違った」 って５回に１回は分かるようになった。 でも、正しいアクセントがどうなのか、 って言われると、分からないんですー、これが。 訛ってるのは分かっても、でも正しいアクセントも分からない。 まあ、どこが訛ってるのか分からなかった以前よりは だいぶ進歩しましたがね。 ああ、そういや、うちの実家の近所のおっちゃんが 農業の取材でテレビに出たとき、 やっぱりふつーに、字幕ついてたなあ。 あたしが標準語を話せる日は一体いつ来るんだろう。

  2004.10.26

• ばばさま昔話　その２

  　ばあちゃんは、けっこうな方とお知り合いでした。 まだばあちゃんが、「おばちゃん」だった頃に 入院していたんですが、 そこで娘くらいの年齢の子と お知り合いになったそうな。 うちの地元には、ヤクザっていうか暴力団ていうか、 そういう系列の方の 大親分の別宅みたいなのがありました。 この大親分さん、 けっこう日本で有数の方らしいんですが、 ばあちゃんと知り合いになった若い子ってのが、 この大親分の実の娘さん。 でも、目の前で拳銃見たって平気なばあちゃんですから、 相手がどこの娘だって関係ないわけです。 人間の価値はね、 そういうものに左右されない って知ってるんです。 で、入院中にその娘さん、ばあちゃんの病室に いつも遊びに来てたそうな。 さらに退院してからも、家によく遊びに来たそうで。 「別に何ってわけじゃないんだよねー。 　ふらーっと、遊びにくるんだわ。 　あたしは仕事してるから、その隣にいて、 　しゃべってるだけなんだけどね。」 お茶飲んでせんべい食べて終わりだそうな。 何にも巻き込まれなくて、ほんとよかったですが。 ちなみにうちのじーちゃんも、 大正生まれだったんですが、 これが手のかかる人でした。 じーちゃんは、けっこういいとこボンだったんで、 わがままなんですよ。 そのわがままを一手に引き受けてたのがばーちゃん。 じーちゃん他の家族には、一切頼まないんです。 全部ばーちゃんがやるしかない。 まあ、甘えてたんでしょうが。 でも、激しいばーちゃんですからね。 何も言わないわけがない。 もう、いつもいつも怒鳴りまくってました。 でもね、さすが大正女。 面と向かって、本人に文句を言わないんですよ。 だんなさまに、そんなこと言ってはならない、 と、ばーちゃんでさえ思ってたんでしょうねえ。 だからじーちゃんがいないとこで、 すごい剣幕で怒鳴り散らす。 そりゃあ、もう恐ろしい勢いで。 ２軒離れた家のおばさんに、 「兎ちゃん、 　最近おばあちゃんの声が聞こえないけど、 　元気なの？」 なんて聞かれた時には、 恥ずかしくて顔からトマトが出ました。 ま、仲悪そうに見えるけど、そうじゃないんですよ。 じーちゃんはわがままだけど、 すごい愛妻家だったし、 ばーちゃんは、怒鳴るのが趣味みたいな人なんで。 でね、じーちゃんが入院した時に、 ばーちゃんとあたしが付き添いでついていったんです。 看護婦さんに、いろいろ日常生活のこととか、 話しなけりゃならないでしょ？ そしたらね、ばーちゃん、消えそうな声で 「昔病気してからねー、声出なくなっちゃって。」 なんておっしゃってる。 あたしですら、聞き取るのが困難なような、 か細い声出してるんですよ。 もう、(￣◇￣;)エッ！！ って感じ。 あんた、いつも３軒隣まで十分響き渡るような声で 怒鳴りまくってんじゃん・・・ 看護婦さんは 「いいですよー、無理なさらないでくださいね。」 なんて言って、 「すみませんねー。」 なんてばーちゃん謝ってるし。 何いっとんじゃー！！ とか突っ込むのも忘れて、 もう唖然としてしまいました。 さすがばあちゃん、演技の仕方も年季が違う。 女ってこわい・・・と実感したあの時。 いろいろなとこで、ばーちゃんて すごい人でした。 今頃天国で、きっとじーちゃんのこと また怒鳴ってますよ。 それが夫婦の愛のカタチでしたから。

  2004.10.18

• ばばさま昔話　その１

  あたし、「ばばさま」とか呼ばれてます。ひどくない？こんな乙女をつかまえて、ばばさま呼ばわりとは。ちょっと自分のが若いからってさ。ま、でも呼びやすくて、けっこう気に入ってあたしも自分のこと「婆さー、今日さー～」とか言っちゃったりしますが。で、今日のばばさまは、あたしじゃなくて、うちのばあちゃん。本物のばあちゃんの話。あたしは、けっこうに気性が激しい人です。 うちの両親ともに普通なのに、 なぜかあたしはどちらにも似ず、 いつも爆発してます。 じゃあ誰に似たのか。 隔世遺伝でばあちゃんに似たらしいです。 ばあちゃんもすごい人でした。 ばあちゃんなにしろ、ピストルごときじゃ びくともしない女でしたから。 大正生まれのばあちゃんの時代って ちょうど戦争を越えた世代っしょ。 終戦して間もなくは、アメリカ軍が日本にいて、 日本を統治してたじゃないですか。 その時代のエピソードなんだけどね、 ばあちゃん電車に乗ろうと駅にいたらしいですわ。 そしたらね、米兵さんがやってきたんですって。 兵隊さんなんで、もちろん拳銃付きでね。 なんかしゃべってるらしいんだけど、英語なのね。 ばあちゃん、当然分かりませんがな。 「なーんだかしゃべってるけどさ、 　あたし英語なんてぜーんぜん分かんないし。」 だそうな。 で、言葉は分からないけど、身振り手振りを見ると、 どうやら米兵さん、ばあちゃんに、 『靴紐を結べ』と言ってるらしいことが分かった。 でもね、ばあちゃんやっちまいました。 思いっきり無視。 すんごいそっぽ向いて無視。 「ふざけんなっつーの。 　なんで靴紐なんか結ばなきゃなんないだよ。 　拳銃持ってたけどね、 　あたしゃ絶対そんなのごめんだと思ったね。 　殺すなら殺しやがれ！って思ったね。 　冗談じゃない、ってそっぽ向いて無視してた。」 戦争を生き抜いた女おそるべし。 まあ、結局この米兵さんは、 ばあちゃんに無視されて、どっか行ったらしいですが。 ちなみに終戦直後はアメリカから食料配給もあったっしょ。 配給は地域ごとにまとめて、 付近の１０世帯なら１０世帯分まとめて、 配給されてたらしいのですよ。 でね、一般の日本人が見たこともないような 西洋の食べ物とかが配給されたりするわけです。 チーズとかさ。 あれって匂いも食感も独特でしょ？ で、周りの住民たちは、そういうものは嫌がって、 配給されたのを食べようとしないんだそうです。 「みんないらないっていうからさ、 　あたしゃ全部もらってきたわよ。 　もったいないじゃない。 　こっちは育ち盛りの男の子３人も抱えてんだ、 　贅沢なんか言ってられないんだよ。 　とにかく食わせなきゃならないからね。 　毒が入ってるわけでもあるまいし。」 やっぱりすごいよ、ばあちゃん。 辺り一体のチーズを占有した女です。

  2004.10.17

• 公務員の前はホストでした

  　１０日の分、どーでもいい日記ＵＰしちゃった。なんて宣伝してみたり。昨日のふけ顔弟なんですが。やつはあたしが入院してる時に、あたしのだんなだと思われてました。同じ病室のおばちゃんが「兎さんてさー、結婚してるんでしょ？」とか突然。「・・・・・は？」それはなに、２６にもなって結婚できないあたしへの嫌味？売られたけんかは買おうじゃないの。ああ、買ってやるわよ。なんて意気込んでたら「あのいつも来る背の高い人、だんなさんでしょ？」・・・背の高い人？「・・・・・あれ弟です。」弟身長１８７ｃｍ。「えー！弟さん？顔似てないわねー。」そうですね。自分でもそう思います。「だって弟さん優しいし、結婚指輪してるから、　だんなさんかと思っちゃったわよー。」ええ、優しいです。姉ですらそう思います。でもね、弟がしてる指輪は結婚指輪じゃないわよ。彼女と一緒のペ・ア・リ・ン・グ。彼氏の姉が重症で入院してたって「会ってくれなきゃやだ！」とか駄々こねちゃう、かわいい彼女とのペ・ア・リ・ン・グ。え？なんかあたし怖い？気のせいです。そんな弟とあたしは、昔からおそろしくお金の使い方が違う姉弟でした。あたしは安いもの多点買い。弟は高いもの１点買い。だからうちの母親の口癖は、あたしには「安けりゃいいってもんじゃない！もっといいもの買え！」で、弟には「高けりゃいいってもんじゃない！もっと安くていい！」でした。洋服とかもね、弟はブランド好きで、万券が何枚も飛んでくようなのを買う。だから必然的に、枚数が少ないわけですよ。いっつも同じ格好で、何年も着回すわけです。あたしは、それができない。枚数少ないっていうのが嫌。すぐ飽きちゃうから、安いのいっぱい買って、すぐ捨ててしまいます。サイクルが早いの。あたしの洋服何枚もつぎこんで、弟の服が買えるらしいですが、あたしはいっつも同じようなの着てる方が嫌です。実家にいたころは、弟の洋服みて、「あんた、またこれ！？これしかないのかい！？」とか言ってました。弟は弟で、「おねーちゃんて、同じ服着てるの見たことない。　全部安そうだけど。」とさ。弟の趣味はね、実の弟じゃなければ「うげっ・・・」とか言ってしまうような格好です。ま、実の弟でも言ってましたが。プラダのスーツにプラダのバッグ。財布はヴィトンで靴はグッチ。こんなんですよ。しかも二十歳そこそことかでね。どの洋服も、「このコートはポール･スミスで、　こっちのセーターはアルマーニで・・・」とかそんな調子。けっっ！！って感じでしょ？んで、１８７ｃｍの身長に若干長髪の茶髪。ええ。もろホストです。やつは黒を好んだんで、誰がどう見てもホストでした。もちろん、ホストはやってません。だいたい茨城に、そんなホストクラブなど、たくさんありませんから。ああ、実家茨城なんです。まあ、でも、弟は顔はぶさいくですがね、優しいんで意外にホストには向いてるかもしれません。親戚のおばちゃん連中には中々人気高いんです。ちなみに弟は車好きで、７０スープラに乗ってます。すっごい分かりやすくいうと、スポーツカーね。これ１台に言えないようなお金かけて改造しました。マフラーとかね、すんごいうるさいの。うち何しろ田舎ですからね。周りが静かです。だから弟が家帰ってくるときは、信号３つくらい先から車の音が聞こえてくる。いや、本当に。本当はまだまだ車にお金かけたかったみたいだけど、彼女に負けて、いや、彼女を愛するあまり、就職してすぐに結婚。さらに、彼女の脅迫により、いや、愛をはぐぐむために、子供作っちゃって、すでに一児のパパ。もう車にまわすお金に余裕ないみたいです。「もうちょっと先がよかった・・・＿|￣|○」そんな本音を姉にこっそりもらすうちの弟があたしは大好きです。

  2004.10.14

• 現在公務員。一児のパパ。

  弟が約１名おります。 ４つ年下です。 やつとは恐ろしく顔が似ておりません。 母親の浮気をうたがってしまうほどに、 あたしとは顔が似ておりません。 しかし、なぜだかやつとは仲がよく、 ２人でけっこう出かけたりしました。 お互いの彼氏・彼女に ちょっと疑問を抱かせてしまうほどに。 んなわけあるか！！ ３流エロ小説の設定じゃあるまいし。 で、やつは顔がふけｔ・・・・ いやいや、大人っぽい顔だちで、 多分というか、かなりの確率で、 あたしと一緒にいると、 あたしより年上の彼氏かだんなに見られてました。 弟が成人式の時、ママの強い希望で、 弟は袴をはいて、一家の集合写真撮りました。 弟２０歳ですから、あたしは２４歳です。 写真屋さんに行って、家族みんなで並びます。 そこで写真屋さん 「あ、妹さん、もうちょっと右に・・・」 ！？　い、いもうと？あたし？あたしのことよね？ ママのことぢゃないよね・・まさかね・・ やん、そんな、妹ってぇー。 だって「成人式の写真」てお願いしてあるわけだから、 弟が２０歳ってことは分かってるわけでしょー？ その妹ってことは、１８くらいに見えたってことぉー？ うそん、≧(´▽｀)≦アハハハ やだなぁ、もぅ。 成人式の本人そっちのけで喜んでるあたしに 弟が冷たく一言。 「うまいよなあ、やっぱ商売してる人って。」 違うわい！！おまえがふけとるんじゃー！！ くやしまぎれにそういうこと言うなー！ いや、私が若く見えるっぽい、 って話したいんじゃないですよ？ 弟が老けて見える、って話をしたいんですよ？ でも１８ねー　《《《《♪♪(*´▽｀*)ノ゛うふふ～あはは～ で、その写真撮影後、パパ＆ママと４人で、 近くのちょっと有名な神社にいってきました。 弟は袴、私は振袖だったんですよ。 ママも着物ね。 でね、この神社マイナーメジャーで、 ちょっとだけ観光バスとか来るんです。 その日も１台観光バスが止まってました。 この横をね、弟と並んで歩いて通り過ぎようとしたら いきなりバスから歓声が。 「おめでとうー！！」 (゜Д゜) ハア??　何がおめでとう？ 確かに成人式のお祝いではありますが、 混雑を避けるために、全然違う日にちにお祝いしたんです。 バスのおばちゃんが何言ってるのか分からなくて、 家族４人で、思いっきり怪訝な顔して見上げました。 そこでおばちゃん一言。 「結婚式でしょー？」 (/|||￣▽)/ゲッ!!! 「ち、ちがっ・・」 しかもこのおばちゃんの一言に反応した 他のおばちゃんたちが一斉に窓から身を乗り出し、 「あら、おめでとう！」　　いや、だから 「お幸せにー！！」　　違うって！！ おばちゃんたち、人の話なんか聞いちゃあいない。 バスの中は私たち姉弟夫婦への 惜しみない拍手喝さいであふれています。 しかも、おばちゃんなんですか、そのカメラは。 なんの写真撮ってるんですか。 盛り上がるおばちゃん軍団を前に 我々はなすすべもありません。 全面降伏です。 どこぞのおばちゃんのアルバムには 「神社に来てた新婚さん」 なんてタイトルで、 あたしと弟の写真が貼られてるんでしょうか。

  2004.10.13

• ギンギラギンにさりげなく・・・・なーい！！

  　実家は激しく田舎なんで、 未だにしきたりとか、風習とか、 根強く残ってます。 特にうちなんかは「○○家」っていうのが、 すごい強くて、冠婚葬祭なんだかんだと理由をつけては、 親戚で集まってます。 最近なんか異常に法事が重なってて、 「じゃ、次は来月の３回忌ね。」 とか、 「今度は２ヵ月後の１回忌で。」 とかそんな調子。 なんか、毎月のように同じメンバーが 顔合わせてます。 うちはいわゆる仏式ってやつで、 お寺にお墓があります。 檀家ってやつね。 で、法事だと毎回そのお寺にいくわけですよ。 あまりにも法事多いんで、 親戚一同、今日はなんのために集まってるか、 とか既に分からなくなってきてます。 お寺に行ってから、本堂に飾られてる写真見て、 「あ、今日はおじいちゃんの法事だったのね。」 とかやってるし。 あたしはもう実家にいませんが、 いわゆる本家の娘ってやつで、 毎回法事の度に呼びもどされます。 おかげで、喪服は実家に置きっぱなしです。 で、寺ですが、寺って派手です。 「♪　派手～だね～、派手もいいけど・・ 　ｂｙ　中山美穂」 アイドルだったから歌出しちゃったけど、 でもほんとはあたしオンチなの、てへ(●´ω｀●)ゞ 的な中山美穂も、きっと歌い出します。 知ってますか？ 中山美穂が歌った「派手」って曲。 で、それはいいですが、寺の中ってギラギラ。 天井からはなんか、デビ婦人の家にあるシャンデリアより、 ２５倍はごちゃごちゃ飾りがついてるだろう、 と思われる金色一色の、 飾りみたいなのが３つも４つもついてるし。 これ１個半径１ｍくらい。 で、さらにその脇に、シャンデリアチックなのが 飾られてたりする。 座布団も椅子もスリッパも ギンギラです。 「♪　ギンギラギンにさりげなく～ 　ｂｙ　近藤真彦」 俺、よっちゃんにだけはずっと勝てると思ってた、 でも、今よっちゃんて浜崎あゆみの お抱えギタリストなんだよな、なんかトシも俺も 負けた気がするのは気のせい？ 的なマッチだって歌っちゃいます。 知ってますか？ 近藤真彦の「ギンギラギンにさりげなく」って曲。 っていうか、お寺の装飾は、 全然「さりげなく」ない。 すんごい自己主張だって。 座布団も椅子もスリッパもとにかくこれでもか、 ってくらい金銀糸で刺繍しまくり。 ７０年代ヤンキーの特攻服なんて かわいいもんです。 で、思うのはね、お寺じゃん？ 日本古来のものでしょ？ 座布団はまあいいさ。 「椅子」ってさー、西洋の文化じゃないの？ テーブルがあるから、椅子があるわけでしょ？ 日本人なら机に正座じゃないの？ で、１億歩譲ってそれはいいとしても、 「スリッパ」ってなによ？ これにいたってはもう、カタカナ表記だよ？ お坊さん、足袋はいてスリッパはいてくるんだよ？ さすがにこれはちがくない？ でも、ちゃんとギラギラのスリッパがある、ってことは お坊さん用のスリッパがある、ってことなんだよね。 納得いかないわけです。 なんだその、中途半端具合は、と。 ちなみに、この寺の若い坊さんは、 絵画が趣味らしく、 何気に本堂に絵が飾ってあります。 しかも、その絵が非常に斬新というか、 抽象的な絵で、 これって、幼稚園児が 「。・°°・(((p(≧□≦)q)))・°°・。ウワーン!! 　ママー、絵の具こぼしちゃったよー。」 「あらあら、だめじゃないの」 ってやった絵じゃないの？ とか思ってしまうようなのばかりで。 絵心ないので分かりません。 っていうか、その前に個人的な絵とか 飾ってもいいのかよ！ と思ったりするわけです。 ・・・なーんてことを、 法事の最中に考えてました。 だってお坊さんがうにゃうにゃ唱えてる時間て 暇なんだもん。 もう３回忌だったから、 それくらい考えてたって じーちゃんも許してくれるよ、きっと。

  2004.10.06

• パパ浮気！？ああ、せめて相手は成人で・・・　第二幕

  　あたしはわざと話かけてみたりするわけです。 「あ、この人亡くなったよね。風車の弥七。」 (- -) (- -) (- -) (- -) シーーーン 「・・・・・・・あ、ああ、そうそう。うん、そうだ。 　亡くなったよな、亡くなった。 　ははは。」 あんた今、絶対あたしの話聞いてなかったでしょ？ まあ、くたびれた娘と「風車の弥七」の話するより、 １８の子（←１８ということに決まった） とメールしてた方がいいよね・・ 黄門様が「助さん角さんやっておしまいなさい！」 とか言ってるけど、 印籠見せて、「この紋所が目に入らぬか。 こちらにおわすお方をどなたと心得る。 おそれ多くも先の副将軍、水戸光圀候にあらせられるぞ。 皆のものご老公の御前である。頭が高い、控えおろう！」セリフ全部言わなくてもいいけど、 でもまあ、そんなセリフ助・角が言ってるけど、あたしはもう印籠が目に入らないくらい パパの交際相手が気になっちゃってるわけですよ。 帰る時間も刻々とせまっていますが、 このまま帰れるわけもなく、 あたしは、今日泊まろうか、とまで考えました。 と、パパがパタンと携帯閉じました。 「メジャーになってきたなあ。」 と一言。 は？メジャー？水戸黄門が？ いや、野球？ゴズィーラ、マツーイ？ 「１３５番目だった。」ってパパ。 「あらそう。」ってママ。 なんですか、このツーカーな会話は。 っていうか、なに？ 出会い系はママ公認なの！？ っていうことは、ママもホストとかで遊んでるってこと！？ ああ、もうあたしは気絶しそうです。 「これも当たりにくくなってきたなあ。」 あん？ 「マイナーな懸賞だったのに。」 ケンショウ？ ・・・懸賞に応募してたんですって、パパは。 パパってね、そういうの好きなんですよ。 前は葉書で応募だけだったけどね、 最近はiモードなんて使っちゃってるらしい。 カチカチやってたのはさ、懸賞に応募した時の 名前やら住所やらの入力だったみたい。 ソウデスカ・・ おかげであたしはその日のうちに 東京に戻ることができました。 まあ、出会い系じゃなくてよかったけどね。 仮面夫婦でもなくて、仕事クビでもなくて よかったけどね。 でもね、たまにしか戻らない娘との会話より、 懸賞に応募する方が大事だったってことだよね、パパ・・・

  2004.09.28

• パパ浮気！？ああ、せめて相手は成人で・・・　第一幕

  　実家帰ったわけですよ。 たまたまね、その日は用事あったんで、 両親で出かけてたんですよ。 で夕方両親とも家に帰ってきたんです。 そしたらね、パパがね、携帯取り出して、 カチカチなにやらやってるわけです。 それまでは携帯なんて、 鳴ったとき以外は一切触りもしない人だったんで、 (゜∇゜ ;)エッ!? ってな具合で驚き。 で、それとなくさりげなく凝視してたんですが、 カチカチやってる様子が、 iモードで何か見てる、ってんじゃなくて どうもメールうってるっぽい。 以下兎の思考経路図 メールを打っている→　職場早退したから、誰かと仕事の連絡？ →　いや、それは９８％の確率で違う →　じゃあ、誰とメール？→　ハッ!(｀ロ´;)　まさか →　出会い系！？ こんな難解複雑な推理思考を経て、 兎パパのメール相手は出会い系の確率が 高くなったわけです。 以下兎心の声 ------------------------------------------------------------------ でも、こんなリビングのど真ん中で 出会い系の相手にメール打ったりする？ 娘も妻もいるのよ？同じ部屋に。 ああ、でも待って。 それが巧妙なカモフラージュなのかもしれないわ。 『こんなとこで、まさか出会い系の相手に 　メールなんか打たないだろう』 そういうあたしたちの心理を逆手にとってるのかもしれない。 その証拠に、ほら今ママが隣を通ったら、 体起こしてちょっと画面を見づらくしたわ。 （↑ここらへん、ちょっと妄想入ってる） -------------------------------------------------------------------- あたしは再放送されてる『水戸黄門』 を見ながらそんなことを考えてるわけです。 以下、続きの兎の心の声 -------------------------------------------------------------------- 確かに、じーちゃんもばーちゃんも亡くなった。 あたしも弟も家を出た。 １４年生きてた犬も天国。 今じゃママと二人きりさ。 つまんないだろう。 淋しい心を埋めるのに、浮気もしたくなるでしょう。 これが相手じゃね（←兎、ママを見る）。 だからって何も出会い系じゃなくても・・ せめて、相手は未成年じゃない人にしといてね。 ２０歳は越してる人にしとこうよ。 ------------------------------------------------------------------- パパはメールに没頭してるわけです。 ------------------------------------------------------------------ 久し振りに帰ってきた娘よりも、 出会い系のが楽しいか・・・ そりゃ、そうだよね。 恋する気持ちに、年齢や性別は関係ないもの。 その気持ち、よく分かる分かるよ、パパ。 でも、それってだまされてんだよ？ メールだけのうちはいいけど、 「会いたいの」なんて言われてのこのこ出て行ったり、 はては「会いたいんだ」なんてパパの方から言い出したり しないでよね。 ああっ！？もしかしてもう会ったりしてるの！？ そんでもって、夢中になっちゃって うまいことお金貢がされたりしてないでしょうね？ 去年、家建て替えたばっかりじゃん。 だめだよ、お金ないんだから。 仕事だってもうちょっとで定年じゃん。 このまま我慢してれば退職金出るんだからさー。 問題おこしてクビになったら、 今までが全部パーじゃん。 だいたい、老眼入ってきてて、携帯の画面見るのに、 眼鏡はずして画面近づけたり 遠ざけたりしながらメールうってる人が やることじゃないよ、出会い系って。 -------------------------------------------------------------------- 兎心の葛藤が長すぎて、 日記が１日でおさまりません。 第２幕へと続く。

  2004.09.27

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