4年。 その3
※ 「4年。その2」からの続きです夜は ずっと泣いてました。気が狂いそうで このまま狂ってしまったらいいのに・・とか思いました。泣き叫んでたら 看護師さんが睡眠薬を持って来てくれました。「薬の力を借りても良いと思うよ」薬を飲んで 泣きながらも眠りにつく事ができました。----------------------------------------翌日 胎盤がまだ全部出てないので また処置をされました。それでもまだ残っていました。自然に出てくるだろうから もう少し様子を見てダメだったら もう1度処置手術をすると言われました。私の部屋は 1箇所だけ隔離されたような部屋なので他の妊婦さんや産婦さんと会う事はなかったのですがトイレや廊下に出ると 会ってしまうので日中は 妊婦さんや産婦さんが絶対来ない 喫煙室で過ごしました。ただただ ボーっとしてました。部屋に戻ると泣いてました。夜 赤ちゃんの名前を考えました。ホントは前から考えてた名前がありました。「一太(いった)」です。でも 赤ちゃんの顔を見た時 違うなって思いました。そして考えた名前が「翼(つばさ)」です。羽が生えて天使になった赤ちゃんにピッタリだと思いました。----------------------------------------退院後 ものすごく晴れた日に 火葬場で翼とサヨナラしました。棺桶には 産まれてくるのを楽しみにして作った にぎにぎ人形や淋しくないように 人形をたくさん入れてあげました。それからしばらくは 大好きな青い空が見れなくなりました。毎晩泣きました。睡眠薬が無いと眠れませんでした。ずっと引き篭もってました。死にたいわけではないけど 生きているのが辛かった。。----------------------------------------ある程度の時間がたつと 無く回数も減り 笑えるようにもなり青い空も見れるようになりました。段々と 外にも出るようになり 日常が戻りました。でも ずーっと後悔してます。処置を決めてしまった事。「もしかしたら 元気に産まれたかもしれない」と思う事もあります。せめて 翼が頑張ってる間 一緒に頑張ってあげられなかったのか。。ゴメンね。