テーマ:ベクトルは内向き(16)
カテゴリ:ベクトルは内向き
いわさきちひろ『となりに来た子』 みんなが「自分のことで精一杯だ」と言う 「他人のことなんか関っていられない」と言う それがウソかもしれないことを僕は長いあいだ信じられなかった 本当は他人のことを心配している ちょっと余裕さえあれば自分のこと以外のことも考えている ・・・そんな人がいるなんて・・・ 僕は人に会うのが嫌い。 それでも、嫌いかどうかは、会って話をしないと分からないだろうと言われる。 だけど、第一印象で、人の好き嫌いは分かるものだ。 「おしゃべりする時間」という無駄が省けるのだから、僕はすごく良い事だと信じていた。 相手の嫌なところというのはすぐに分かるものだ。 だけど、その相手の嫌なところを個性として認めろという。 そして、相手の長所を見つけることを喜びとしろという。 ・・・そんなことが僕にできるとは考えられないけどね。 「人づき合い」というのは、人と会うことによって磨かれるものらしい。 したがって、「人と会うのが苦手だ」といって「人づき合い」を怠ると、ますます苦手になるだろう。 「慣れることが一番だ」と教えられたけど、生来の性格なのか「人と会うこと」が好きになれない。 「1度見ただけの人よりも、何度も見た人に好意を抱く」と言われるけど、そんなにマメにはなれないよ。 「私は嫌いな人に会ったことがない」と言う人がいる。 「いつも他人のことを考えています」と言う人がいる。 どうやら「先生」と呼ばれる人種らしい。 僕には信じられないけどね。 生きることは、人とつき合ってゆくことらしい。 「人生は人づき合い」と言うらしい。 他人と仲良くできるなら、こんなにも幸福なことはないだろう。 僕だって、そうは思っているんだよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年10月18日 06時12分52秒
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