テーマ:ベクトルは内向き(16)
カテゴリ:ベクトルは内向き
いわさきちひろ『つるのおんがえし』 約束を守ることができなくて、うそをついた うそをつくことで、約束を汚してしまった 正直に生きることは難しい なぜなら 自分を守ることが難しくなるから 子どものような率直さで、あなたとつきあうことはできない 子どものような無防備さで、自分をさらけだすことはできない だけど、そうすることで あなたと分かり合えるのかもしれない ほんとうの強さを知るのかもしれない 「僕はどんな生き方をしたかったのだろう?」 それを知るためには、自分の求めているものや、自分の好き嫌いと、正面から向き合うことが必要だったのでしょう。 そうして、本当の自分を生きる覚悟が必要だったと思う。 いわゆる、「常識という名の先入観を捨てること」や、「他人の話を鵜呑みにしない」ということを学ぶ必要があったでしょう。 考えるよりも行動することで、「なりたい自分というもの」が、魂の奥から出てくるのを待つ必要があったと思うのです。 人間は子どもから大人へと、たえまなく変化してゆきます。 そうして、心の中に何人もの自分を形成しながら生きてゆきます。 だから、自分を上手に使い分けられないときもあるのです。 自分らしさとは、案外そういうものなのかもしれません。 僕らは何のためにこの世に生まれてきたのでしょう。 なにか世の中の役に立てなければ、存在価値がないのでしょうか。 僕らはたぶん死ぬまでの間をただ生きている訳じゃないでしょう。 だからこそ、何のために生まれてきたのかを知りたがるのだと思うのです。 生きる意味を欲しがってジタバタするのも、生きるっていうことなのかもしれません。 それがたとえ限られた命だとしても、だからこそ輝きたいと願うものなのかもしれませんね。 完璧な人間なんてどこにもいないのです。 僕らは自分にできることを精一杯やるだけなのです。 「努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年10月25日 08時10分50秒
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