[お仕事！]の記事一覧 | Yiteng's BEIJING LIFE（in まーた松本…）

インターネット環境問題…

どんどん技術が進んでいるとはいえ、まだまだ、首都北京でさえも、インターネット環境はどうかと思うレベルである。恐らく、こういう点では、大都会上海とかの方が進んでいるんだろうなぁ…俺の出勤先は、海淀区上地。最近開発が始まった振興地域のため、多分中心街よりも遅れているのはあるだろうが…かなり、コンピュータ系の企業が集まっている地域なのに。ADSLが512kって。しかも、日本のように、使える、使えないとか、基地局から距離が云々、というのが無いらしい。基本的に、申し込みがあれば、使える、使えない、特性の善し悪し関係なく工事をしてしまうそうだ。これはこれで良いのかも、と思うところもある。日本で、現在範囲外ですよ、と言われ、結局未だに課金型のISDNを使ってる、なんて人が少なくない。企業に於いても、結構いる。俺はとかく、TAの設定とか、あまり詳しくないので、客先に言ったらISDNでした、とか、凄い混乱してみたり…これでも、ＳＥだが。笑まずは、個人宅側に使える環境作っちゃって、早く回線をそこまで引っ張ってこい、というやり方も良いんじゃないかなぁ。でも…俺のマンション。一応、512kのISDN引っ張ってるけど、時間帯によっては、1kも出ない。400Bって…糸電話より遅いんじゃないのか？って。かといって、会社に来てみれば、現在インターネットサーバ、不調で全く繋がらない。業者みたいなのが、半日くらい入って、なんかいじってたけど、結局直ってないし。今はたまたま、日本からも全く仕事が無いので、ネット繋がって無くてもせいぜいインターネットが出来なくてつまらん、位で済んでいるものの、仕事が詰まっている時、この状態が起こられるとかなり致命的なんだけど…とかく最近は、ラフなプログラム仕様書が多く、詳細な仕様は日本の上の人間とリアルタイムにチャットソフトなどやＩＰ電話で確認をとりながら進めていかないと、完全な手詰まり状態。で、社内。ネットがダウンしてても、大して支障なく業務が進んでる模様。せいぜい、MSNメッセンジャー（無論、私用）が不通なことが気に入らん、位のレベルで。以前、某大企業で働いていた時、社内WANにBadTransBやNimdaウィルスが入った時には、開店休業状態だったけどねぇ。ネットが無いと仕事にならない、という状況も良くはないのだが、サポセンだったから。ていうか、40人もの人間がネットに繋ぐ環境にある会社で、普通のミドルタワーデスクトップパソコンをインターネットサーバとして立ててる時点で、どうなんだ、これ？と。俺が帰国している間に、担当者達のマシンがみんなPen4マシンに入れ替わったそうだが、投資する場所、間違ってないか？最近のプログラミングツールは相当に重いものになってきているので、当然、個人のマシンのスペックを上げてもらうのも必要ではあるのだが…サーバが駄目じゃ、仕事にならんでしょうよ。以前、日本からやりとりしてる時も、重要な連絡のメールが届いていない、という状況が起こって問題になったことがある。プロバイダではなく、社内でメールサーバも立てちゃってるので。多分、復旧の時に、消したんだろうね。今、この会社は日本の某大企業との提携業務が固まり、凄い勢いで人間を増やしている。動く金もでかいだろうし、きちんとしたやりとりが必要になることは必須である。人間をひたすら増やすのも良いけど、ハードなどの受け皿部分、ちゃんとしないと、巨大プロジェクトに会社が潰されてしまうのではないか、と。どうなってるんだ、と言っても、「没問題、没問題」ばかりで…思いっきり「有問題」、なんだけど。そして今。GateWayServer環境に切り替えてるから、UPも出来ず。文句言って元に戻して貰った。GateWayServer環境になったら、ただでさえ遅い環境が、冗談じゃないほど遅くなったし。メール受信できないし…ハァお客さんにうかつに品質管理総監なんて肩書き書いた名刺を渡しちゃったけど、俺に苦情、来ないだろうなぁ。俺、この会社から給料貰ってるわけじゃないからねぇ…今日の巡回：すっかりシリーズ化してるような気が…ソフト配布している人、ブログが無くなっちゃったらしいね。自主的か、楽天によるか、というのは分からないけど…開発者本人は、もう少し肯定派、反対派で討論して欲しかった気もするね。使ってはしゃいでるような奴は即削除で良いけど。笑なんか、それ使ってる人間のブログを訪問すると、マシンの状態が悪くなって凍ってしまう、という話もあるそうで。使ってる方で具合悪くなる事はよくあるみたいだけどね。使用者のマシンが漫画のように火を噴く、なんてのは大いに結構なんだけど、閲覧者にも迷惑かけるって…ウィルス感染したＨＰみたいなもんだな。訪問履歴に対してなんか作用するのだろうか。アクセスが集中していて、恐ろしく重くなってるとかだと思うんだけど…そんな危険なソフトを作ることができるなんて…楽天広場から逮捕者が！なんて愉快なことが…！起こらんか…

名ばかりの肩書き「品質管理総監」

俺が現在北京に滞在している状況を簡単に説明を。俺は普通に日本の企業の社員。今いる会社は発注先。今までは、プログラム製造作業が大量に出た時、その分の発注という形で今いる北京の会社に出していた。しかし、それをやっていて問題が。他の業種よりも比較的収入の高い、コンピュータ技術系の仕事でも、他業種同様、離職率が異様に高い。（俺の日本の会社も離職率が高いのは余談だが。）そのため、数ヶ月も発注を空けてしまうと、知らないメンツが勢揃い。仕事が無いと、会社を辞めてしまうのだ。ウチの会社の共通的な仕様部分などの説明を発注の度に再度ゼロから行わなければならない。試験的に、毎月、4人分、仕事があってもなくても固定額で発注し続けて、担当者を確保する、という方法をとっている。で、その確保した担当者達に対して、日本スタイルのプログラム開発手順を浸透させ、開発品質を高めるため、ということで俺が出向させられたわけ。人選の基準として…その会社との間でやりとりしたことがある。独身で、比較的若い。ほどほどに業界歴がある。俺、その前まで、1年以上のでかいプロジェクトで中国側との窓口状態だったので。悲しいかな、独身。社内では若い方に入るが、業界歴は6年と。後から、食い物が合っている、等々の結果も出てきたが。それともう一つ。以前にこっちに中期で滞在した人、こちらの人に対して随分威圧的だったらしいんだよねぇ。当然、コチラが発注先、つまり客なので、上であることは確かなのだが、中国人、上からもの言われるの、嫌う傾向が強いみたいで。その点、俺、みんなと随分仲良しだからなぁ…仕事で来ているのか？と疑わしいくらい連中と戯れている気が…だから、俺が初めて中国語を発した時、人だかりが出来たことを覚えている。確か、仕様を説明した後の、「明白了口馬？」（mingbailema？分かりましたか？）だったと思う。そこからみんなどんどん食いついてきて…こっちの人間も毎日日本語を勉強している、一方、俺も中国語を日々覚えるようにしている。お互いの言葉の壁を、お互いに歩み寄る事によって、良い関係が築け、結果良い仕事に繋がるのでは、というのが俺のスタンスだ。だから、上からもの言うでは無く、中に入っていって一緒に仕事をしていくというやり方をしたいと思っている。日本人は、如何せん、中国人を見下す傾向が強いのではないかと思う。俺個人の意見で言うならば、中国は日本の親みたいなものだし。経済的に「一時的かも知れない」優位にあるだけの理由で、中国4000年の歴史を馬鹿にするのはどうかと…そこに住む人々は、確かに平均無愛想率が高いかも知れない。でも、少なくとも俺の周りにいる連中は、一緒に遊ぶし、大いに笑うし、ありがたい国民性、見栄っ張りを酷使して飯奢ってくれるし（笑）。エロオヤジ的には、ウブな中国娘を「可愛いねぇ」攻撃で混乱させることも楽しみの一つになりつつあってしまい。笑よく言われるが、仲良くなれば非常に優しいし気を遣ってくれる、素敵な人々だと思う。仲良くなるためには少々の苦労もあるが。こういう、良い面を仕事にも生かせたら、きっと凄いことが出来るんだろうなと思っている。多分、上に立つ人間や、国全体としても現在の傾向が、こういう、良い国民性を生かせていないのが、今の中国のネックなのではないだろうか。俺もこっちの社内に於いては、「品質管理総監」などという、勇ましい肩書き頂いて、会社の宣伝に一役買ってるみたいだが…そこで、日本人を品質管理に使ってます、と俺の了承無く宣伝しちゃうのは…それはあまりよろしく無いかもね。

暇人故、日本語教師…

最近、一時的なものだと思うのだが、日本からの作業が穴状態。つまり、仕事が無い状態。とはいえ、コチラの人間には月額固定発注のため、こっちの会社としてはとくに困ることもない。でも…あまりに暇すぎる。2日に1回くらい、その前に納めたプログラムの細かい修正依頼が来て、テスト、チェック込みで1時間くらいで終わってしまってまた暇タイムに突入。みんな、音楽聞きながらインターネットしてるよ。時にみんなして爆睡。ま、俺もなんだけど。で、その暇状態を見逃さない通訳さん。日本語講座の授業。俺が講師…去年まではクラスが1つしか無かったのだが、今年になって、初級、中級、上級、と3クラスに分かれて行われている。俺が担当しているのは、上級クラス。ゆっくりしゃべれば、俺が言っていることを大体理解してくれるレベルの人間が集まっている…はず。俺の話す言葉に対して、疑問が次々と出てくるらしく、話しながら単語の説明をし…の繰り返し。テキスト以外の部分も聞いて良い、と言ったら、「彼女」という言葉は、恋人の意味も含みますか？とか聞かれ。良くないけど、「カノジョ」と表記する時の発音も教え。あらかじめ、言ってある。良い日本語は、通訳さんから教えて貰ってくれ。俺は、変な日本語を教えるから。と。おかげで、テキストの合間合間に俺の雑談が入るため、時間が延びる延びる…毎日1時間半…これが一日の中で一番疲れる、という北京出向の本意に反した状態に。で、帰ると疲れて飯食って寝る。8時半とかに寝ちゃうから、5時半とかに起きてしまい。都合良いから朝シャワーして。おじいちゃんみたいな生活だな。夕方になると眠くなるのはどうしたものかと思うけど。

中国で金欠って…

さて、本日も愚痴で申し訳ない。ウチの社長が少々イタイ人であることが分かってしまったので。北京で口座を開いたというのは先日の日記に書いたとおりだが、そこに対しての生活費の送金で会社側が滅茶苦茶に。まず、情報が足りなくて、送金の手続き自体が全く進んでいない。そりゃそうだろう。銀行の支店名から、こちらの住所まで、全部英語で書いてやらなきゃいけない。社長、それを聞いても来ない。当てにならないから、と経理の姉さんに頼むと、銀行から戻ってすぐに、どの情報が必要か、ということを聞いてきた。逆に必要な情報が多いことに俺が驚いたくらい、コチラから出さなきゃならない情報が多かった。社長、ちょっと待てちょっと待てを繰り返して、この情報が自分で集められると思っていたのか？という激しい疑問。否…何だかんだ言って、送金する気、最初から無いな…という事が分かってしまった。日本にいれば、実家なので、数日金が無いくらいなら親にぶら下がってでも食うに困ることは無いが、一人で、海外、となれば、会社がそう言う態度を取ると、死活問題になってくる。上の人間に、社長はどうにかならんのか愚痴って、結論。先日書いたが、会社の上の人が新しく会社を上げる。当初、立ち上がって数ヶ月したら異動に、という話で進んでいたのだが、上の人間（新社長）曰く。立ち上がったタイミング（4月予定）で、即異動を申請しろ、と。理由としては、「会社が信用できないから」と付けてやれと。新社長も、今の会社から資本金を借りる予定だったが、それが用意できない、とか言われて、立ち上げが後送りになってしまっている、と愚痴っていた。現在の会社、今までに見たこと無いやばさだなぁ…去年、給料2ヶ月遅れた時に、だれも辞めなかったことが信じられん。（俺も含め）ただでさえ、言葉と文化の壁にぶち当たりながら仕事してるのに、仕事以外の事で心労を溜めたくない今日この頃。

日本へ行く担当者の技術

現在、少し大きめの仕事の話が入ってきているのだが、先方さんが、こちらの担当者の技術的レベルを見たいため、2週間から1ヶ月程度、日本に来させたい、との要望を受けて、人選を行っている。条件は2つ。JAVAのPG技術が高いこと。日本語が出来ること。JAVAの方は、出来ないと、この会社に採用されないので問題ないのだが、問題は、先方さんがどの程度の日本語の能力を求めているのか、ということ。中国語の文法を知らない日本人が、ベラベラしゃべる日本人と会話しろ、というレベルか？中国に於いて、そのレベルで日本語しゃべれる人は、わざわざプログラマやらなくてももっと給料の良い仕事、沢山あるからねぇ。無論、そのレベルの人も会社にはいるが、俺と特に問題なく会話できる人は、担当者じゃなくて、経理の仕事になる。日本語が出来る代わりに、JAVAの能力が劣る人間を送るか、日本語は微妙だがJAVA能力が高い人間を送るか…本来、受注したら俺が仲介するわけで、こっちには通訳さんもいるから、日本語能力、と言う点は仕事に支障はあまりない。（無論、出来た方が直接話せるので楽だが。）先方さんの、担当者の技術的レベルが見たいから来て欲しい、というのはよく分かる。でも、実際の作業に於いてはそれほどの影響を及ぼさない、日本語力の高い人間、という条件を付けての人選を求める時点でちょっとどうかな…と。文句なしに技術が高い人間は他にもいるわけで、日本語力との折り合いをどこで付けるか、というのが一番の争点になってしまっている時点で、ちゃんとした評価には繋がりにくいと思うのだが。上の人間には、筆談を含む会話が出来る程度で構わないか、ということでお願いしてある。しかも、2～4週に渡って中国から離れる、となると、俺の仕事の方が止まってしまうため、俺の直下の人間達を送るわけにもいかない。ま、直下の人間達はみんな揃って日本語微妙だから候補外、ではあるのだが。これが来ると、送った担当者も含めて、結構大規模なプロジェクトになるため、俺一人で取り仕切る、というのがかな～り負担になるんだけど、会社側、そこらへん分かってるのかなぁ…？とかく社長は、仕事とってきました、あとはよろしくね、というスタンスの人であるため、その後考えてないから…辛いねぇ。

新会社設立&移籍問題

本日、会社の社長が北京来訪。で、それに先駆けて、日本の部長から連絡があったのだが…ま、ある程度自分が思ってた方向に話が進み始めている。その、連絡くれた部長は、3月10日付で現在の会社を退社予定。俺だけは個人的に去年の11月から話を聞いていたのだが、3月15日付で今までの東京事業所を独立させ、新会社を立ち上げる。原則、東京事業所、北陸事業所の現社員がベースで立ち上がる。現在の会社は、負債が多すぎて、なんぼ働いても従業員にバックされる部分が殆ど無い。それに業を煮やしての行動、ということだ。「自分が思ってた方向」とは。11月からスカウト頂いていたが、立ち上げ即日、ではないものの、俺はそっちの会社に移籍する、という予定らしい。部長（新社長）は酔った時に言っていた。「最低で」給与5割増！と。オ～イシ～！当然、新会社だけに、仕事はきつくなるんだろうが、なんぼきつくても、業界ではあり得ない位低い水準の待遇である現状から抜けられるなら、ある程度はＯＫかと。いうならば、ベンチャーのベースメンバーの一人の候補にあがった、と言うことで中国のメンバー従えて、バリバリ製造の方に力を入れさせて頂こうと。去年、担当者に渡す分と別に、自分で作成する担当分を持ってしまった事で、恐ろしい状況に追い込まれた、という経験から、原則、自分は製造担当分を持たずに、指示を出して作成させ、あがったものを検証する、担当者からの仕様的疑問点、たまに技術的疑問点も受ける。業界丸6年を控えて、やっとプログラマから脱却である。今までは、ＳＥ、と言いながらどうしてもＰＧ作業からは逃げられない、という環境にあった。今回の中国滞在を機に、そこを切り分けようとも思っている。当然、技術の最先端にいるために、新技術を自分に取り込む必要はあるので、全く触らない、と言うわけにはいかないが…業務の基本をＰＧ作業に置く、ということは何とか無くせそうだ。また、新会社の方で、既に営業が始まっており、概算見積もりで数千万、という規模の仕事が見えているとのこと。さい先良いが、人員どうするの？なんて心配もあり。新会社、人間がかなり少ないので、今後増員もあるだろうが、この年齢で役職持ちになれるかも、なんて、特に意味無い期待も膨らむ今日この頃である。ま、既に中国の会社では役職持ちだけどね。「品質管理総監」…