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2012年06月16日
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カテゴリ:夢見のお話
怖い夢って時々見ます。
何かに追いかけられて必死に逃げてたり、死にそうな目に何度もあう。
映画の主人公並みのしぶとさで生き残り、怖い思いをし続ける。
死にそうになりつつも、不思議と死なない。
セオリーですよね。

だけど過去に自分が死ぬ夢を見たことがあります。
「自分」といってもリアルな私ではなくて
私の意識が入り込んだ「自分」なんですけど…。

自分が死んだ時のお葬式の夢を見たとかそういうのではなくって
大げさかもしれないけど、死そのものを体験したような夢でした。

私の意識は「自分」の中にちゃんといて、
外から自分をふかんで見ているのではなく、
「自分」の目線で、「自分」の身体で、「自分」の想いを体験してるのです。

気が付いたら台の上に立っていて
手は縛られている。
大勢の人間が、私のその時が来るのを待っている。
まるで中世のヨーロッパのような場所で
私はどうもギロチンの刑にかけられるらしい。

後ろから肩と頭を押さえつけられ、首をギロチン台にのせる。
もう逃げられない事も、どうしようもない事も私は知っていて、取り乱したりはしない。
だけど心の中は恐怖でいっぱいで、まもなく終わる自分の生を呪っている。

「最期に言い残すことは?」と誰かが聞き、私は何も答えなかった。
たった一言でなど言い尽くせない恐怖と悔しさを
今更言ったところでどうにもならない。
言葉にしたら必死に抑え込んでいる恐怖が溢れだしてしまう。

代わりに目に焼き付けておこうとおもった。
自分が生きていた証に、自分が生きていた世界を、目を見開いて見つめた。

私から刃は見えない。
いつ落とされるかわからないギロチンの刃に恐怖しながら
心の中では「助けて、助けて」と叫んでいる。
人々の声は耳には届かない。

私が最後に聞いたのは
ザーーーーと刃の落ちてくる音。

痛みを感じる間などなく、意識はそこでプツリと途絶え
闇という闇があるわけでもなく、無になった。
私の命が消えた瞬間から、恐怖も何もない。世界も何もない。
そのあとどうなったかは知らない。
私が夢の中で死んだ後、夢はそこで終わった。
死んだ瞬間に目覚めたのでなく、
目が覚めるまでのどのくらいか解らないしばらくの間(数時間?)
私という存在と意識はどこにもなく、
もしかしたら私の意識は本当に死んでいたのかもしれない。

目が覚めて、私という意識が息を吹き返し
現実を認識して、思考するまでにずいぶん時間がかかった。
なぜか不思議と死の夢を冴え冴えと覚えていた。


「あぁ、私は死ねる(自殺できる)人間なんだ」
目覚めて一番最初に感じたのがそんな思いで、心底ゾッとした。
それまで私は自分は絶対に自殺などできない人間だと思っていたのに
死の夢を見た事で、ガラリと何かが変わってしまった気がした。
怖い、つらい、悲し、苦しい。
そんな想いもすべて死の向こう側には何も無いと知ってしまったから。

ま、実際死んだことは無いので知りませんけど(笑)


なんで突然そんな夢の話をしたかというと、今日久々に似た夢を見たからです。
はっきりとは覚えてないんだけど、夢というのとは違うかもしれないけど
夢うつつに何か考え事をぼんやりしてて、それが突然プツリと途絶える。

意識がなくなったとかそういうのとは違う
私そのものが世界から消えてしまったような、無になる瞬間のあの感触…


あーー
取りあえず生きてたぞっと目覚めた瞬間に思ったというお話。
なんのこっちゃ、やね。





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最終更新日  2012年06月16日 16時45分55秒
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