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テーマ:映画館で観た映画(8529)
カテゴリ:映画
水曜に「空気人形」に行きそびれ、先に「ヴィヨンの妻」を観ることにした。
もうね、なにが驚いたって観客の年齢層! 今日はたまたま、どこかの老人ホームだかデイケアだかの映画鑑賞会と同席 してしまったのか? と思うくらいお年寄りばかり。 リアルタイム太宰治ファン? 「字ぃを読まんでいいから後ろの席でええわ」 だの 「耳が遠いから前に行こか」 だの 「トイレ行くから端の席にする」 だの、あの人たちは自由ね。 全席指定なんですけど~と心の中でツッ込む。 映画の主人公はいろいろとややこしい男だけど、それが浅野くんだからねえ、 ズルイよねえ。 彼なら私も許す!! ← ? その妻はひたすら耐えるだけかと思いきや、やっぱりそれなりのキャラクター だということが語られ、 「割れ鍋にとじ蓋」 かあ、と妙に納得。 しかもラストで、ああざっくりまとめられると、ちょっとね。 バストショットどころか、片肩をあらわにするだけなのに「濡れ場」な感じが バッチリ出ていたところはさすが。 ヒロスエも頑張ってたのに、その手の週刊誌の話題にはならないの? 隣のおじいさんも深い溜め息をついてたぞ(引いたけど) 「犬の肉でも入ってんじゃないのか」 と言われた煮物でさえおいしそう。 「かもめ食堂」「プール」で活躍の飯島マジックがここにも。 さすがに着物はこなれてた。 松たか子が着けていた、煮締めたような色の半衿に生活の苦しさが…。 石田節子さんが映画の着物コーディネートをやりたいと某テレビ番組でおっしゃって いたけど、黒澤和子さんがおられる限りは難しいんではないでしょーか。 展開はともかく、雰囲気はいいので着物好きな方にはいいかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 17, 2009 09:49:48 PM
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