日頃ついつい、ニュース番組から目を反らしてしまう。
ニュースを見ていると、気持ちが沈んでしまうのである。
世の中は、本当に、こんなに暗い事件ばかりなのだろうか?…って。
一人の人間として、この世で起こってることを知ることは
必要なことなのだろう。
けれど、世の中には、悪いこと、悲しいことに負けないくらい
良いことも、たくさん起こっているはずなのだ。
人と人とのつながりだって、心温まる話だって、まだまだある。
それが、ニュースで悲しい事件ばかり見ていると
「こんな世の中になってしまったんだ」
と、思わされてしまうのだ。
そんな思い込みがどんどん強まると、悲惨な事件に対して
ある種の「耐性」が生まれてしまう。
「こんな世の中になってしまったから、仕方ないんだ」
仕方なくなんかないのだ。それが異常な状態なんだ。
ニュースになるのは、そういう事例ばかりなんだから。
これは現実的ではないんだろうな。
でも、私のホンネを言ってみると…
ニュースでは、悪いことと同じくらい、良いことも取り上げてほしい。
今日一日、事件も何もなかったら、
「今日は平和な一日でした。」って、キャスターがにっこりしたりして(笑)
2時間ドラマなんかでも、当たり前のように「殺人」をテーマに
するのはなぜなんだろう。
「視聴率」。そりゃあ、単なる平和なストーリーじゃ、観る人なんて
いないと言われれば、それまでなのだが…
だからせめて、自分が、「良いニュース」の発信地に
なれればいいのかな、なんて思ったりする。
知らない誰かに親切にしてもらったら、どんどん人に話したい。
嬉しいことがあったら、心がじ~んとあたたまることが
あったら、どんどん共有したい。
「そうだ、まだまだ捨てたもんじゃないんだ、世の中には
こんなあったかいこともあるんだ!」
って思えることがあったら、どんどん発信していけたらいいな、
と思っている。