何かを始めたとき、もしくは、何かができるようになり始めたとき。
それができていない、他の人が、やたら気になってしまう
ことがある。
例えば、今日から私は、背筋を伸ばしてすっときれいに
歩こう!と、思ったとする。
そうすると、姿勢がやたら悪かったり、がに股であるく女性(笑)が
やたら気になってしまうのである。
「えぇ~、あれはちょっとないんじゃないか?」
など。
例えば、自分はやさしい心を持ち、どんなときでも
人に誠意を持って接したいな、と思ったとする。
すると、感じの悪い人や、人を傷つけるようなことを
する人に出会うと、「何でなの!?」と、ものすごく
傷ついたり、腹立たしく思ってしまうのである。
しかし、先日、私は気づいた。
これは、自分のレベルが、まだまだであるということ
なのかも知れないと。
つまり、自分と近いレベル=同じステージにいるから
気になってしまうのではないか...?と。
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もし自分のレベルがすばらしく磨かれ、ひとつ上のステージへ
いくことができたら、そんな人に出会っても、自分と別世界のように
感じ、いちいち腹を立てたり、「何でなんだろう?」と
気を煩わせたりせずに、済むようになるのかも知れない。
いや、もしかしたら、「下」ではなくて、「上」に目を向けることが
できるようになるのではないだろうか?
自分の目指すものが「できていない」人は気にならなくなり
かわりに、「できている人」「目標にしたいこと」の方が、どんどん
目に入るようになるのかも知れない。
「あ!あの人素敵な身のこなし!見習いたいなぁ~」とか、
「この人は、何て感じの良い、素敵な人なんだろう。
私もこういう人になりたい!」というように。
そして、もっともっと、自分を磨いてくことができ
ますます素敵な「上昇スパイラル」に、のっていくことが
できるのではないだろうか。
だから、思った。
「マイナス」のものが、気になるわたしは、まだまだだな、と。
「どうして、そうなの?」と思ってしまうような、人の一面。
「もっと、こうあるべきなのに」と考えてしまうできごと。
心をくらくするような、さまざまな事件。
そういったものに心を捉われ、傷ついたり、頭を悩ませたりする時間を
もっと、目標としたい素敵な人に出会い、何かを学ぶことや
心温まるできごとに感動し、自分を成長させたりすることに
使いたいな。
世の中の、素敵なこと、自分より下ではなく、上のものに
目を向けられる人でありたいな、と思った。