「一度」の重み・・
この本を読んで受けた衝撃的な言葉は、『未来に向かって「一度」の角度をつける』である。例えば、1度の角度のついた坂を1日1m歩いたとしよう。すると、全く平坦な道を歩いている場合と比べて、高さは2cmにも及ばない。ところが、それを1年くらい続けると、6.3m。1000日続けることができれば何と約17.5mの高みに到達することができる。これは6階建てのビルの高さだ。誰が歩いてそんな高さに至ると想像できるだろうか。しかし、コツコツと続けることでそれが可能となる。何と素晴らしいではないか。あせる必要はない。大切なことはどうすれば「一度」の角度をつけることができるかを、今まさに全力を尽くして考えることである。