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カテゴリ:コーヒー教室
苦味好きから酸味好きへ
この度上海の会社を辞められて、 日本へ帰ることになったYさん。 初めてお会いしたのは、 僕が会社まで珈琲豆をお届けしたときでした。 あれからもう2年ぐらい経過していましたが、 そのYさんが今日はわざわざお店まで来てくれました。 せっかくだからと捕まえてお話しました^^ これまでのお仕事のことなどを聞きながら、 なんとなく珈琲の話になったときには、 自分の好みが変わってきた、、という話になりました。 というのも、Yさん自身は、 もともと苦味が好きだと思い込んでいたようで、 初めは苦味の珈琲豆ばかりを試していたということで、 それはそれである程度満足していたようですが、 ある機会のときに酸味の珈琲豆を試してみると、 やわらなか酸味の良さに気付いてしまったとのこと。 そう話してくれたYさんの目が、 キラキラ輝いたように見えて、 なんだかすごく嬉しくなりました。 好みが変わってくる、、、 こういうことってよくあるんですよね。 特に普通のおいしいレベルを超えた珈琲豆であれば、 最終的にはどれもおいしいってなってきます。 普通の方はそこまで意識して飲まれないので、 苦味に偏ったり、酸味に偏ったりしますが、 色々なものを試す方が最終的に行き着くおいしさは、 なんか全部それぞれにおいしいというものになってきます。 実際ある期間の中で飲んでみないと、 このような変化もわからないですが、 飲んでいるうちに好みっていくらでも変わってきます。 料理で言えば、 今日食べたいものと、明日食べたいものは違いますよね。 それが珈琲を飲み慣れて味がなんとなくでもわかってくると、 今日は酸味が飲みたい、今は苦味が飲みたいと、 そのときに気持ちでベストな味が選べるようになるんです。 Yさん自身も、アルトのHPを見ながら ドリップの練習をしてくれていたようで、 なんと会社には朝ドリップした珈琲を 水筒に入れて持参していたとか。 そこまでの良いものを求める意識があるなら、 それは大きな違いになってくるだろうな、、 とお話を聞きながら感じました。 Yさんが日本に帰られると寂しくなりますが、 日本でも自分の求めるものを、 探しだせる力を持っている方なので、 きっと日本での生活も豊かなものになるでしょうね。 これからの人生も、 ぜひ豊かなものになることを願っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
February 18, 2011 09:32:30 AM
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