コーチング

2010.05.08

(2)

テーマ：中学生ママの日記(17700)

カテゴリ：中学校

中学校で部活動保護者会があった。

内容は部活動の活動についての話だと思ったが

何せうちは長年、問題が多い中学。

部活動保護者会であれ、話題は問題行動についての話だった。

久しぶりに中学校へ向かった気がしたが

相も変わらず問題は山積み。

万引き、暴力、深夜徘徊・・・・。

聞きなれる方がおかしいのだが、聞かされる私達は

「またか

」

そういう心境だった。

うちの中学とは別の中学なのだけれど

ある中学生のお母さんが

「うちの子、万引きしてたみたいなの・・・・」と

涙涙で語ってくれた。

一生懸命育てたつもりなのに

一生懸命愛情注いだつもりなのに

一生懸命親子の会話をしてきたつもりなのに

自分の子育ては何が悪かったんだろうと

深く落胆しておられた様子だった。

お小遣いを与えてないわけでもないし、与えすぎているわけでもない。

そのときも持ってなかったわけでもなかったようなのだ。

ただ単に好奇心と、万引きできたと言うカッコツケ（？）

『自分のお金が減るのが嫌だ』

とも言うらしい。

確かにネットが氾濫し、子供達も色々な情報を簡単に得ることが出来る。

そして更には

「ポイントサイト」なるものが星の数ほどにある。

ありとあらゆるポイントサイトを尋ね

ありとあらゆるポイントを稼ぎ

あるとあらゆるものに変換出きる。

子供達はもちろん現金化するのが目的だ。

自宅に居ながら、またはネットカフェなどに出入りし

そこでログインして自分のページに行き、ポイントを稼ぐ。

指先だけでちょちょいのちょいと何の苦労もなく稼ぐ事が出きるので

自分の手元にある現金が減るのを極端に嫌がる。

また、これはうちの中学での話だが

子供同士で「賭博」のような事もやっている。

休み時間に大勢でカードゲームをし、１ゲーム負ける毎に

勝者に１００円払う。

当然勝者は１回毎に１０００円程手に入れる事になるのだ。

そういう事が頻繁に毎日毎日行われていることによって

『自らの手で汗して働く』

『欲しいものを我慢する』

と言う努力も

『今度お金が貯まったら、あれが欲しい』

『大きくなって働くようになったら、あれが欲しいんだ』

と夢見る事もない。

いっとき前に書いた

車離れ、家離れの話もそれを象徴しているのだろう。

何でも簡単に手に入るのが常識化している。

「いいや、うちは絶っ対

そういう事はさせないわっ！！！！」

と固く心に信念を抱いていたとしても

よほど上級の学校などに行くと違うのかもしれないが、

一般の学校では（少なくともうちの学校は）周りが引きずり込む。

「いや、俺は・・・

」と言うと

「付き合いが悪い奴だ

」と見なされ、人が引いていく。

周りと協調する

の意味を完全に　はき違えている。

子供が左右の靴をはき違える事以上に、見ていて気持ちが悪い。

しかし、モノは考えようで

一般社会にはそういう　違反、違法行為、非常識、妨害、冒涜な奴らは

ゴマンといる。

そういう荒波を乗り越えていく力は確実につくと思う。

でも、うっかりしていると

その渦に巻き込まれ、自分もノホホンと巻かれている場合もある。

親は子供に指導しなければいけない。

監督ではない。

実際に現場に出て、コーチングが必要なのだ。

いくつになっても

ベビーマッサージの基本中の基本と同じように

目を見張らせ、耳を研ぎ澄まし、心を離さずに

わが子の様子を伺う事を休んではいけない。

わが子を護ることを忘れてはいけない。

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最終更新日 2010.05.09 08:52:34
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