カテゴリ:サンダー・シング
朝日が昇る頃に、わたしたちは家の外に椅子を出して新約聖書を読み始めた。彼はウルドゥー語の新約聖書を、わたしは英語の聖書を読んだ。彼は15分から20分1つの節に瞑想した。サンダー・シングは、彼が3年間使っていたウルドゥー語訳新約聖書をくれた。 すべてのページに青鉛筆で沢山しるしが付いている。カバーはぼろぼろになり、どれほど彼が聖書を使っていたかを思わせるものだ。その中に、今にもちぎれそうなシダの葉が押し葉にしてあった。こんなか弱い葉を大事にしていたのかと思った。彼は、よく言ったものである。 「いったいこんな美しい葉を人間の手で作れるものだろうか。これをお創りになったのは神だ。神がこれを谷間に茂らせているのだよ」と
サンダー・シング
か弱いシダの葉の姿を見るサンダー・シングの目は、それを創造し、谷間に茂らせている神への、うっとりとするほどの愛をにじませるようにして語る姿にとても心動かされます。 神ご自身を、うっとりとするほど、深く愛したい・・そんな思いに駆られます。
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